主人公は、まっすぐ思ったことをポンポン言う美少女、エディス。
彼女は世界三大美女であり、爆弾級の最終兵器です。
え? 何を言ってるかわからない? 読めば分かります。
はじめは、主人公0歳から始まり、青春学園もの、といった雰囲気に物語は突入しますが、学園を卒業すると、一気に戦記物の気配が濃くなります。
国の設定がしっかりしていて、近況ノートに、地図がある。人口がある。移動日数が書いてある。山があり、国境には……、という地理を生かした設定がある。
そして登場人物も作り込んである!
この世界での、金持ちランキングや、強い人、苦労人ランキングまである。
す、すげえ……。
どこまで設定してあるといふのだろうか……。
その骨格のしっかりした戦記物のなかで、学生時代に培った友情が輝きます。
だから、「戦記物」ですが、序盤で「学園モノ」を描いておく必要があるのです。
私のオススメはセシエル。彼は主人公のエディスの従兄弟であり、必然的にずっとエディスのお守り役……。
そして家督はつげない兄弟順なので、どこかに婿入りしないと……。な環境です。
つまり苦労人。
彼は穏やかなので、「学園モノ」では注目をあまりしていなかったのですが(←おい)
とある国が責められピンチになった時、第三勢力として、その頭脳を頼りに縦横無尽に活躍します!
状況に柔軟に対応しつつ冷静。
作者の苦労人ランキングに入り、さらには作者の婿にするに良きランキング(ちょっと名称は違ったはず)にも入っているというセシエル。
うっふっふ……。彼から目が離せません。
おすすめですよ!
ぜひ、ご一読を!
地図をはじめ、国や宗教、民族など、『地球とは違う』架空世界が綿密に設定されています。
それ自体は別項で解説もされていて、作品それ自体は二人の少女を軸に話が進んで行く。
主人公と思われる二人の少女がどうなるのかは、まだ始まったばかりなのでわかりませんが、タイトルから察するに、神話や神々すら関わった話になっていくようです。
キャッチコピーやあらすじから、描かれた大陸全体での壮大な戦記物になっていくと思われ、そこに二人の少女が今後どのようにかかわっていくのか。
個性豊かな登場人物たちもとても魅力的で、先がとても楽しみです。
若干脳筋が多い気がするのは気のせいかどうか(笑)