「光る」を含む小説

江戸時代、弘化三年、肥後の国── 海から光る生物が現れた。驚く役人に、人外はこう言い放つ。 「六年間は豊作になるが、いずれ病が流行る。私の絵を掲げよ」 瓦版に載った個性的すぎる姿…

2019年12月 東京都港区神福町 この街で未来を見失った者がいた。 家族と恋人との幸せな人生を失った者。 夢を追いかけるのを諦めた者。 二人は変わった理由で出会い 変わった理由…

桜井桃花、17歳の「スカートを履いたおじさん」――女子高生らしからぬ彼女は、時代劇を観ながら枝豆やたこわさびをほおばる、おじさん系女子高校生。桃花の女子力は限りなくゼロに近い..…

　彼――――煌司が目覚めた場所は、果てしなく続く草原だった。 　風に揺れて金色に光る草々が揺れる不思議な場所。稲穂でもなく黄金草でもない。現実に存在するとは思えないような不思議…

この物語は、大学生の橋本雅人がアルバイトする中華屋「五香樓」で、オーナーの暴力と不正行為が日常茶飯事であることに気付く場面から始まる。彼は友人たちと協力して地元の報道機関に情報を…

私の彼は天文部に入っている学校でも有名な星座好き。でも私は、星座なんて大嫌いだった──。星が光る夜の、切ないラブストーリー。

「アープ文明」。 隣の大陸にてリームス文明とは異なる文化に触れたふたりは、大冒険を経てリヒト公国に帰ってきた。 その帰宅した日の、ヴェルスタン家の屋敷の浴場にて。 ※この短編は…

少女は憂いていた。 地上の文明は崩壊し、人類はコールドスリープに入った。 その後の世界でのお話。

　創造主が自ら創った世界にて、その土地を生かし続けるためにとある神々を創り出し、創造主は神々へと土地を守護する任を与えた。神々はそれぞれで己の守護する土地を定めたが、いつしかそこ…

樫木佐帆と藤坂光素のなんかアレなやつ。ギャグ成分を含むので注意してくだはい。

昔ミクシーに書いていた過去の日記です。恥の中に光る物があると信じて、肥溜めをほじくり返すように載せています。

木下周（きのした　あまね）は音楽が大好きな二十五歳のＯＬ。翌日に控えたライブを楽しみに眠ったはずが、気がついたら幻想的に光る泉の傍、子供の姿でうたっていた。 そこは、神のいる世…

自主企画「死別ブロマンスを書いてほしい」参加作品

１９９０年代の事件であるが、ある出版社で、一人の記者が殺された。彼は一人のオオカミ少年と呼ばれていた子供が地上波放送局で、ドキュメンタリー作品は放送されたが、その「やらせ疑惑」を…

幻の 「カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト」応募作品 アカウント停止により、不本意ながら途中リタイアorz ※ネタバレ注意 応募用 「キャラクター設定」 ミナ …

　子供の頃、一度だけ目にした不思議な花がある。祖母が持ってきてくれた、小さな小さな白い花。わたしが触れるとぼんやり白く光り、指を離すと光が消える。まるで魔法のような不思議な花だ。…

『鷺宮永太』２８歳。 嫁もち子持ちアパート住まいの彼は、嫁さんに頼まれて近くのスーパーまで夕食のカレーの材料を買いに行っていた。 すると、突然足元に光る魔法陣が現れ。 彼はやたら…

和牛焼く　匂いが寺に　立ちこめる