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概要
新選組の歴史上の出来事の裏には、実は将軍お抱えの陰陽師の策略があった?
私の名前は雪之丞。元服を終えた十五歳。父土御門晴家は将軍お抱えの陰陽師で私はその息子、とはいえ庶子(妾の子)で次男なので父のいる江戸城ではなく江戸市中で陰陽師として働いています。陰陽師として十二天将で四獣の青龍、朱雀、白虎を従えてます、というよりはお世話されていると言った方が正しいかもしれません。陰陽師と名乗っておきながら恥ずかしいのですが、占いはからきし駄目で主に物の怪退治を専門としています。占いが駄目なのが本家の本妻から呪われているから、なんて噂が市中に流れる始末で、ついには父から京へ修業を言い渡されてしまいました。体のいい江戸追放です。ということで中山道を使って京へ向かいましたが、旅の途中で土方歳三という青龍にそっくりさんと知り合いました。驚くことに、土方さんの仲間の原田さんが朱雀に、
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