深緋の恵投(ふかきあけのけいとう)

作者 銀鏡 怜尚

全てのカテゴリーを網羅する、最高のエンターテイメント小説ですぜ!

  • ★★★ Excellent!!!

なぜ星は三つまでしか入れられないのでしょう?  この小説に、星三つだなんて考えられません。ではどうすれば良いのか。それは多くのかたにお読みいただいて、千でも二千でも、いえ、万単位の星で飾ることだと思います。

物語の詳細は概要をご覧ください。それよりも、このレビュー欄で書きたいことが一杯ありすぎて、混乱しております。一気に読了いたしました。拝読しながら、レビューにどんな魅力な点を書かせていただこうかと、途中までは冷静な自分がいました。ところが、読み進めていくうちに、他のかたへ何かをお伝えしたいと思いながら読んでいた自分が消えてしまい、どっぷりとこの物語の世界へつま先から頭まで沈み込んでおりました。こんな経験は滅多にありません。それほど感嘆すべき小説なんです。「面白い」「凄い」という言葉では表現できない。ああ、自分の語彙の無さが歯痒い。プロ作家の作品でも、これほど満足できる小説にはまず当たらない。それほどパーフェクトな小説です。

医療関係は確かに専門家並みの知識を駆使され、リアリティ溢れております。ミステリーとしてのエンターテイメント性も、既存の小説を遥かに超えています。でも、ここまで登場人物の一人ひとりに「血を通わせる」ことができる作家は、そうはいないと思われます。キャラクターに血を通わせるための構成力があってこそなのは、言うまでまでもありません。

混乱しながらも、これだけは言わせてください。今作を読まないのは絶対にもったいない!

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