概要
誰だって誰にも言えない思いを抱えてそれでも生きている――。
都内にある私立・真明高校に通う高校1年生の藤崎親一郎はある日、黒板に釘で書かれた誹謗中傷文を目にする。それは、クラスのアイドル的存在である吉野歌織に対するものだった。あろうことか、机から大量の吉野の写真が出てきて、親一郎は犯人扱いされてしまう。一緒に登校をして来た幼なじみの桜絵みくとともに、真犯人を見つけることを宣言する親一郎。
真実を探る彼が出会うのは、どう見ても壁しかない部屋、致死量のチョコレートの匂い、無邪気な悪意、夕暮れる中庭での思いがけない告白。そして――消えた幼なじみ?
果たして親一郎は、真犯人を見つけ出し無事に己の無実を証明することができるのか?
『誰にでも隠していることはある』
『それでも、生きていかなくちゃならない』
架空の高校を舞台に描くシリアスな学園ミステリー。
真実を探る彼が出会うのは、どう見ても壁しかない部屋、致死量のチョコレートの匂い、無邪気な悪意、夕暮れる中庭での思いがけない告白。そして――消えた幼なじみ?
果たして親一郎は、真犯人を見つけ出し無事に己の無実を証明することができるのか?
『誰にでも隠していることはある』
『それでも、生きていかなくちゃならない』
架空の高校を舞台に描くシリアスな学園ミステリー。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!彼らが日常に帰るまで
人間は、誰しも秘密を抱えている。何もかもを開けっぴろげにして関係性を築くわけではないのだから、それは当然のことである。
では、高校生の彼らの秘密とは――?
黒板に誹謗中傷文が書かれたことから、この謎は始まる。その誹謗中傷文はあろうことか釘で書かれていた。
果たしてこれはいたずらか、それとも強い恨みによるものか。
そして彼らの『秘密』にも、謎は波及し始める。
とにかく、入りやすい文章である。ミステリーにおいては情報という意味で、文章の入りやすさは面白さとも言えるだろう。その点において、この作品は大変に読みやすく、それでいて分かりやすすぎることもない。
それこそ中盤以降の先の読めない展開は、…続きを読む