『茜旅/金沢編-水無月の大祓い』

今すぐ金沢に行きたくなる話にございますな！！
世界一美しい駅。
ストリートピアノ。
そしてナゴシノ祓えにラストは……カキ！　カツ！！


……余談ですが、宮本先生の書かれた茜旅広島編。
広島には去年の今頃行きまして、
記憶が鮮明なうちに作品を読めて嬉しかったです。そして……

今回は一ヶ月後に金沢に行くのですよ私！！
こんな偶然があるのか！！

だから行く時は、聖地巡礼になります。楽しみだあ！！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（216文字）

ついてない女、金沢へ。

大祓いの旅に出るんやけど、ラストのミッションインポッシブルに心奪われて何もかも吹き飛んでしもた。


昨日からポケモンGOのマゼンタとルシアンが取られへんと鬱々しとったけど、そんなんどうでもようなったわ。

美味しいものとお酒があれば、この世はパラダイス！

宴の描写が秀逸やねん。


おおッといけない、茜っちゃんってシリーズものやって知ってはった？

続けて行ってきま～す。ドタバタ🐷

今回の茜旅は日帰りの強行軍。茜は東京都内在住だから金沢は日帰り圏内なのか、と九州人の私は羨ましくなった。

世界で最も美しい駅、金沢駅で茜はストリートピアノを演奏。作者宮本さんの作品には音楽の場面がよく出てくる。多趣味な方は、色んな知識があって作品の幅が広がる。

ショップで買ったポケモン入りのモンスターボール。これは最終話で活躍する。神社を訪れ猫を見て。

そしてお待ちかねの飯テロ！
日帰り強行軍だけど、これだけは外せない。北陸は日本酒の美味い土地。ああ、ここからは本作を読んで飯テロを堪能してください！

「一人旅か‥行きたいけど一人じゃなかなか足が向かないなぁ‥」
そんな時に読むと、今すぐ旅に出かけたくなる作品です！
主人公・茜の快活で明るいキャラクターも相まって旅先での素敵な出会いも魅力的！そして旅メシパートでは、宮本賢治先生が実際に堪能したリアリティ溢れる描写が飯テロ間違いなし‥！
金沢にちょっとだけ詳しくなれました。

さてさて、次はどんな出会いが茜を待っているのか‥。

茜旅シリーズ、今回は金沢が舞台です！

いつもは休日にふらりと旅に出る茜さん、今回は目的があって金沢に来た模様。
それは尾山神社に向かい、「夏越大祓式」（なごしのおおはらえしき）に参加し、穢れを祓うこと！
というのも、しばらく前から彼女は運気に見放されている状態だったのです。

のんびりと旅をするいつもの茜さんとは一味違います。
真摯な気持ちで儀式に取り組むその姿に、自分もシャキッとせねば、と背筋を正される思いでした。

しかしながら、それだけが茜さんの旅ではありません。
彼女は「ミッション・インポッシブル」を敢行するのです！
果たして、任務は無事成功なるか！？
そして、彼女の運気やいかに……続きを読む

旅と優しい出会いと旅先のお食事！
拝読していて思わずお腹がなります。
茜ちゃんと一緒に色々な景色が見える、旅先の人々と話ができる。
心が風邪を引いた時、元気になれる。
そんな素敵な作品です。

冒頭からアイウォッチの液晶が割れて、ついていない主人公
私も中古のアイウォッチを使っていますが、カバーをつけていないので気をつけなければならないと思いました

なかなか不幸な主人公ですが金沢を旅行中、利家と松を祀る神社へ行ったことで運気が向上

神社で死んだように寝ていた猫、財布を落としても帰ってきたこと、そしてポケモンのぬいぐるみ入りモンスターボールからは？

そして美味しいものもいっぱいです

幸せを感じるもの語りですので、ぜひご一読を

　す、素晴らしかった……
　読み終えて最初に出てくるのは、とにかくその感想でした。

　最近どうも「ツイテない」状態にある茜。彼女はそんな日常を脱却するべく、石川県の金沢への旅行へ出ることを決意する。

　その先での旅の内容がもう楽しいこと楽しいこと。

　まず、「あえて商業施設に入る」というところが旅センス抜群でした。旅というと「有名な観光名所と旅館を行き来」というイメージがあるかと思いますが、茜は更に踏み込んだ楽しみ方を知っています。

　地元の人にとっての「プチ非日常」となっている施設。そこは自分の生活圏にない変わったお店などがあり、ぶらぶらと見ているだけでも目を惹かれるものがたくさん…続きを読む

内山 茜25歳。最近彼女はツイてない。
鳥フン落とされ、水をはねられ、アップルウォッチを破損する。
うーん、コレは確かにツイてない……

穢れを祓うため、東京から金沢へ。
趣味の一人旅が今回のテーマとなっている本作。

気ままな一人旅の追体験ができる短編形式だからスキマ時間に楽しめます。
飯テロあり、ポケモンあり……ミッションインポッシブルあり？
だんだん何を書いているのかわからなくなってきましたが、穢れを祓う一人旅って中々味わえない作風だと思うんです。
帰りの時間ギリッギリまで楽しめるのは一人だからこそ出来る魅力かな、クリーンになったらツイてないから解放される、そんな微笑ましい結びが印象的…続きを読む