なぜ俺らの作品は読まれないのか

タイトル内容を詳しく解説している評論で、非常に理屈では納得できる部分が多く、こんな作者様が書いた小説なら期待出来るのでは…！？と感じました。

しかし、実際自分が最も好み造形も深いであろう「ざまぁ」「復讐」タグが付いた作品を読んでみると…これが不思議と全然全くピクリとも面白くない（失礼）。

確かに「ざまぁ」要素は入っていると言える。売れてる作品っぽい要素もある。文章が読みづらいわけでもない。でも本当に心底面白くない。しかもどうやったら読まれるのか考えている作者様なのに、本当に涙も笑いも怒りも喜びも何の感情の起伏も起きないくらい面白くない。


この時の脳裏に浮かんだのは、とある漫画のこのセ…続きを読む

最近カクヨムに投稿を始めた人間です。
1作目で失敗した要素がこの本を読み進めるたびに出てきて、正に「負けに不思議の負けなし」という心境です。
駆け出しの人間ほど早く出会いたかった指導書として、これからも拝読させていただきます……。

自作が伸びない『カス』の一人としてレビューします。
この作品は文字通り創作論であり、煽りではなく激励です。自分も読んでくれる人が一人でもいてくれたらいい、そう思っていました。だけどインターネットに投稿している以上、評価が欲しいに決まってます。
流行を書けばいい、伸びなければ打ち切り、そういった多くの創作論が言っていることだけでなく、私のような底辺物書きの『カス』に最も寄り添った意見を述べています。
要はもう少し頑張ってみようと思えました。この創作論に出会えて良かったです

　眩いほど輝くランキング上位者の威光からできた暗部。
　光に照らされるものもいれば、それによって生じる影もあります。
　
　読者は有限。それによるリソースの奪い合い。
　そして、ランキング上位者は大部分のリソースを持っていきます。
　
　『☆』はランキング上位作品の強い輝きに惹かれ。
　ランキング外の作品などほとんど見向きもされません。　
　その結果できるのが『☆』の集まらない作品――――


　『読まれない作品』です。


　この作品は『読まれない作品』を経験した作者様の『叫び』が詰まってます。
　『☆』を渇望する創作者たちが共感できる事柄がたくさんあります。
　乱暴口調で語られる部分も多…続きを読む

☆100達成おめでとうございます

　あらすじはキツめだけど、内容親近感が湧く。
　読まれない人の経験談は刺さりますね……

この作者、文章力がスゴイ。
読みたくなるだけのインパクトがある。

作者側の人間として頷くことばかり

でも、読者はそんなこと関係なしに面白いと思った作品を読む

そして流行に乗った作品を書けば読まれるかもしれない

でも、圧倒的に読まれない作品のほうが多いんだろうな……

作者側の人間が読むと辛いかもしれませんが、現実は知っておいたほうがいい