概要
銀貨の音が響く泉で、娘は願いをかけた――そして、奇跡が静かに消えた
帝都に伝わる伝説の泉。
そこに1デナリウス銀貨を投げ入れると、どんな願いも叶うと言われている。
踊り子の娘が泉に祈りを捧げた願いは、足を治して踊り続けること。
しかし泉に住む二人の精霊――「正」の願いを叶える天使と、「負」の願いを引き受ける悪霊の間で、少女の運命は揺れ動く。
願いを叶えるとは何か、そしてその代償とは?
帝都の闇と人々の欲望を映し出す短編ストーリー。
そこに1デナリウス銀貨を投げ入れると、どんな願いも叶うと言われている。
踊り子の娘が泉に祈りを捧げた願いは、足を治して踊り続けること。
しかし泉に住む二人の精霊――「正」の願いを叶える天使と、「負」の願いを引き受ける悪霊の間で、少女の運命は揺れ動く。
願いを叶えるとは何か、そしてその代償とは?
帝都の闇と人々の欲望を映し出す短編ストーリー。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最後に救われたのは、願いを叶えた娘ではなかった。
読み始めは、美しい寓話だと思いました。
願いを叶える天使と、負の願いを司る悪霊。
善と悪を描く物語なのだろうと。
ですが読んでいくと、その境界は静かに崩れていきます。
人は願いが叶うと、また次の願いを求める。
奇跡は人生を変えても、心までは変えられない。
だからこそ、この物語の主人公は踊り子の娘ではなく、人間の醜さばかりを見続け、それでも最後には人間を信じたくなってしまった悪霊なのだと感じました。
終盤、娘が願った「見ていてください」という最後の祈り。
あの一言で、それまで積み重ねられてきたすべての出来事が一つにつながり、タイトルの意味さえ違って見えてきます。
これは願いを叶える物語で…続きを読む