大島光義という戦国武将は失礼ですがドマイナー武将です。
自分が大島光義を知っているのは、たまたま歴史小説を漁っていた時にたまたま発見したくらいで他にこの人を扱っているものはお目にかかったことはありません。
ただそんな信長や秀吉を扱う漫画や小説でも出てこないし、某ゲーム会社の某戦国シミュレーションゲームでも出てこない、けどやってることはチートな武将に、まさか転生する物語を書こうなんて思っても書けない、というか思いもしないのを書いたのが本作です。目の付け所が違います。
普段はあまり描かれることのない、信長が生まれる前の美濃での戦いをしっかり描き、それでいて主人公のひょうきんな場面を押し出して飽きさせない展開には感服しました。(泥団子の天丼は笑いました)
普通では知ることのないドマイナー武将の生き様を、本作でぜひ知ってください。
…というか50話すぎた時点でまだ1570年なんですが。完結までにあとどれだけかかるのか、長大歴史大河となりそうな匂いを醸し出している本作の今後に期待です!