第17話 とにかくやるということ

 どんなことでもそうですが、とにかくやるということが大事ですね。

 実行できるかどうかが人生の分かれ道と言えます。

 成功している人って、だいたいは行動力がありますよ。ない人っていないと思いますね。

 いいと思ったらすぐやりますね。

 それこそ、飲んでる時に話をしていて思いついたことを、次の日には実際にやっているというような感じです。

 これって、別にたいそうなことでなくても、そうなんですよね。誰でもやっているようなことでも、とにかくとっかかりが早いですよ。

 私の知っている社長さんで、ツイッターが最近はやっているって話をしたらに、次の日にはアカウントを作っていました。

 ブログで稼いでいる人がいるって話を聞いたら、すぐに本屋でアフィリエイトの本を買ってましたね。

 とにかくやることが早いです。

 だからと言ってそういう人が、それで成功するかって言うと、そういうことではないです。そういう場合もありますけど、大事なのはその行動力であり、姿勢ってことですね。

 打率を上げることも大事ですけど、打席数を増やすことはもっと大事ということです。なぜなら、打率を上げようと思っていろいろ考えたところで、やってみないとわからないからです。野球でもそうでしょう。実際にバッターボックスに立ったら思っていたことがほとんどできないものです。

 そして実際にやることで身に着くことがたくさんあるわけです。

 

 さて、こういう風に行動力があることが大事なのは、わりにわかりやすい話と思います。

 さらに私が言いたいのは、その後の話です。

 誰でもそうやって行動をすると、必ずその後の展開というのがあるわけです。

 例えば、アフィリエイトの本を買ったという話を書きましたが、いったんそういう行動を取ると、その次はブログの開設になりますね。そして、ブログを書くことになります。

 そして実際に書くと、案外読んでもらえないものだということがわかり、どうすれば読んでもらえるか考えるようになります。

 そしてPVが増えてくると、次は漫然と張っていた広告を、どういう広告を貼ると儲かるかとか、そういうことも考えるようになるでしょう。

 つまりなにが言いたいかというと、一旦行動すると、次にすることが見えてくるということです。

 でも、行動をしなかったら、なにも見えてこないでしょう。

 

 どんなことでもはじめの一歩目が一番大変なのです。

 そしてはじめの一歩が踏み出せたら、次にすることは自然と出てきます。そして、それを一つずつクリアしていくだけなのです。

 それでクリアできなかったら、場合によっては諦めるのです。

 どこまで頑張って諦めるかは人それぞれでしょうが、ただ、諦めることになっても経験は残ります。すると、それを次につなげることはできるでしょう。

 次の打席でヒットを打てばいいのです。


 人というのは自分の意志で行動するというよりも、周りの状況が行動させてくれるのです。ただ、初めは自分でなんとか踏み出す必要があります。でも踏み出して動き出すと、そのうち周りが行動するようにしてくれるでしょう。

 

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