第8話 必要なもの以外は要らない
自分の生活が辛いと思ったら、まずは自分の身の回りの持ち物で必要なものがなにかを考えてみましょう。
そして、要らないものから処分するのです。
なぜ、生活が辛かったら要らないものを処分するのかというと、自分に本当に必要なものや大切なものを見極めるためです。
もちろん、もの以外の場合もありますが、だいたいはものという形で手元にあることがほとんどです。
そして、それを手放すと、少しずつ楽になっていきます。
例えば家に弾いていないギターがあったとします。
ずいぶん前に始めようと思って買ったものの、それっきりになっていた場合、だいたいはそれが心の重荷になっています。
そして、それはそのギターというものとして、はっきり残ってしまっているのです。
だから、それを手放すことで、ギターと一緒に、買っただけで結局やらなかったという過去も手放すのです。
こんな感じで、必要なもの以外をどんどん処分していくと、心が軽くなるのを感じるでしょう。
ただ、そうは言っても結構処分するのって抵抗感があります。
ですから、順番としては初めにどうしても必要なものを決めて行ったほうがいいです。
そして、その必要なもの以外を処分するという順ですね。
どうしても必要なものということは、ないと生活が困るとか、そういうレベルのことですね。
そうなると、かなりのものが実は要らないということに気づきます。
もちろん、要らないと言っても、この場合はどうしても必要というレベルで考えるとそうだということであって、本当にそれ以外をすべて処分する必要はないです。
いったんそこまで絞ってから、自分の手元に置いておきたいものを少しずつ足していくといいでしょう。
もったいないとかそういう理由ではなく、手元に置いておきたいかどうかを基準にするのです。
なぜそうするかというと、もったいないというのは心の中の重荷になるようなことだからですね。
例えば「この本、まだ読んでないから」とか「この服は高かったから」とかです。
でもこれって、一番自分自身を苦しめるわけです。
なぜ苦しめるかというと、要はこういうのは過去の自分の失敗だからです。
「買ったけど読まない」「高かったけどあまり気に入らない」というのはさっきのギターの例と一緒なのです。
そして、こうやって持ち物を絞ることで、自分のやるべきことも見えてきます。
自分が本当はなにをしたいのかとか、なにを求めているのかがわかるのです。
だいたい、買ったもののあまり活用しなかったものって、テレビで観ていいと思って買ったり、誰かに勧められて買ってみたり、弾けたら格好いいかもって買ったギターだったりするのです。
でも、こういうのは本当に自分が欲しくて買ったものではないのです。
だから、すぐに見向きをしなくなってしまうのですね。
ギターだって本当に好きな人なら、弾けるようになるまで練習をするでしょう。
服だって気に入ったものなら、クローゼットに吊っておくだけにはならないです。
本当に読みたい本なら、真っ先に読んでることでしょう。
毎日が辛いとか、面白くないって人は一度試してみてください。
かなり気持ちが軽くなるでしょう。
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