第4話 不倫は悪か?
不倫がバレた芸能人はやたらめったら叩かれます。
不倫は良いか悪いかと言うなら、確かに悪い方に入るのかもしれません。
しかし、叩いている人は、当事者ではないわけです。不倫に対して本当に怒るのは配偶者をはじめとした身内であるのが本来です。
昔は不倫なんてものは、特に芸能人の不倫は、むしろ称賛されていたらぐらいのように思います。大物政治家なんて、妾がいるのが当たり前だったわけで、それは男の甲斐性なんて言ったりしました。
そこで今回は、不倫は本当に悪なのかをちょっと考えてみたいと思います。
それから話の前提として、あくまで既婚者側からの目線です。
まずは不倫が悪いとされる理由を考えてみましょう。
最初に不倫が悪いとされる理由として思いつくのは、配偶者が悲しむっていうのがありますね。
まあ、これはそうですね。自分が不倫された側であることを想像したら、確かにショックですよ。
それから子供がいたら、子供も悲しみますよね。お父さんやお母さんが他に人とイチャイチャしていたなんて考えたら、ゾッとします。
そして離婚となったら子供は辛いし、家によっては親や兄弟姉妹にも迷惑がかかるということはありそうです。
こんな風に考えると確かに不倫は悪だってことになりますね。
では、今度は不倫の良い部分はないのかを考えてみましょう。
まずは不倫している当人が楽しいってのがありますね。配偶者以外といろいろと良いことをするわけですから、楽しいですよ。そりゃ。
他には生活に張りが出るっていうこともあるでしょう。実際、不倫している人ってバイタリティーが溢れている人が多いですし、不倫をすることで毎日楽しく過ごせているって人も多いです。
また、それに付随して若々しくいられるっていうこともあるでしょう。
こう考えると、不倫している当人にとっては結構良いことづくめのようにも思えます。
さて、ここで少し角度を変えて、じゃあ、不倫の相手の目線で考えてみましょう。
不倫っていうのは相手がいないと成り立ちませんからね。
不倫相手が独身の場合、普通に付き合うだけなら、あまりメリットがないように思います。
付き合っている相手と結婚したいと思っても、相手が既婚ならまずは離婚をしてもらわないとダメだし、そもそも付き合ってる時点でリスクがあります。
ただし、相手が金持ちで毎月お手当をもらえるとなるとまったく話が変わってきます。いわゆる二号さんていうのはそういう感じですからね。いまでもそういう人はいます。
会社の社長を相手に不倫をしていて、まったく仕事はしていないのに、その会社の従業員という体で給料を貰っているみたいな感じですね。会社としては不倫相手に払うお手当を経費にできるって寸法です。
それとかマンションを借りてもらって、ただでそこに住むとかですね。
じゃあ、既婚者同士の場合ならどうかですが、これはもうお互い様ですからね。
良い面も悪い面もまったく同じです。
では、ここから本題ですが、本当に不倫は悪なのか?
ここまで見てわかるように、当人にとってはあまり悪いことはないです。
しかし、配偶者や子供にとっては悪いことばかりのように感じますね。
そして、不倫相手にとってはどちらとも言えないという感じでしょう。相手次第と言えるかもしれません。
そうなるとなにを優先するかってことになります。
自分を優先すると不倫は悪ではないです。
だけど、家族のことを考えると悪です。
しかし、一歩さらに進んで考えると、不倫することで仕事も頑張れて、若々しくいてくれて、となると配偶者としても、必ずしも悪い面だけでもないように思います。
結婚生活が長くなると、どうしても夫婦関係はマンネリになるし、セックスレスにもなります。そうなると夫婦関係には刺激もなく、枯れたようになっていきます。
不倫はそういうのに対してかなり有効に働くのではないかと思えてきます。
もちろん、はっきりと浮気してますって感じになると心穏やかではないですが、知らないところで楽しくやってくれて、そのおかげで日々快活に楽しく生活できて、仕事も頑張れるのなら、配偶者にとっても悪いことではないように思います。
それに不倫をすることで仕事を頑張れて、収入も増えて裕福な生活ができるとなると、配偶者にとってはむしろ歓迎すべき状況というのもあり得るかもしれません。
結婚生活も初めは好きだ嫌いだみたいなところから始まるにしても、長くなってくると結局はお金ってところはありますからね。
まったく、仕事をせず日々つまらなそうにダラダラ過ごす旦那なら、浮気をしてでもバリバリ働いて裕福な生活をさせてくれる旦那の方がありがたいって人も多いのではないでしょうか。
ということで、今回は不倫は悪かということで見てきましたが、どうもそうとも言い切れないというというのが私の結論です。
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