概要
触れた手は氷のように冷たいのに、心は春の陽射しのようにあたたかい。
凍霧含紅(とうむがんこう)
仙界と人間界の境にある銀耀江湖《ぎんようこうこ》において、最も歴史ある禪寓閣《ぜんぐうかく》では、多くの若者が修行を積み、持って生まれた力を磨いている。
その中の一人、武神の息子である煙紅《イェンホン》は、十年前にある少年を救うために、特異で恐ろしい呪《のろい》を自身に封じた。
呪による病《やまい》は煙紅の身体を蝕み、命を削っていく。
そのため、多くの霊力を身体の維持に使わなくてはならず、武神の息子でありながら虚弱体質になってしまった。
そんな煙紅を支えるのは医神の息子、夏籥《シァイャォ》。
可憐な笑みと容赦のない医術で有無を言わせず治療を施す夏籥は、親友である煙紅の病を治せないことを気にしつつ、彼が無茶をしないよう何かにつけて行動を共にしている。
仙界と人間界の境にある銀耀江湖《ぎんようこうこ》において、最も歴史ある禪寓閣《ぜんぐうかく》では、多くの若者が修行を積み、持って生まれた力を磨いている。
その中の一人、武神の息子である煙紅《イェンホン》は、十年前にある少年を救うために、特異で恐ろしい呪《のろい》を自身に封じた。
呪による病《やまい》は煙紅の身体を蝕み、命を削っていく。
そのため、多くの霊力を身体の維持に使わなくてはならず、武神の息子でありながら虚弱体質になってしまった。
そんな煙紅を支えるのは医神の息子、夏籥《シァイャォ》。
可憐な笑みと容赦のない医術で有無を言わせず治療を施す夏籥は、親友である煙紅の病を治せないことを気にしつつ、彼が無茶をしないよう何かにつけて行動を共にしている。
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