遥か砂漠の砦で騎士は何を思いしか

※以下あらすじにつき、ネタバレ注意

中世、聖地奪還のため、砂漠にあるフォーリン砦に集まった騎士達。カイルも友人のジェルと共に砦に来ていた。
この二年、戦らしい戦はなかったが、ある日突然、敵である異教徒達に砦を囲まれてしまう。絶対絶命の中、カイルに命じられたのは、砦内の宮殿で働く侍女である老婆の首をはねることで、味方の士気を上げろというものだった。
絶望の中、そもそも神はいるのか、いないのか、あるいは見捨てられているのかを疑問に思うカイル。
そしてついに砦を出て、答えを探しに行くことを決意する。
ジェルや他の騎士もそれに同意し、砦にこもるのではなく、逃げて生きる道を選ぶために、カイルのあとに続くことを決意する。
老婆は他の騎士達と共に行くと言い、美しい孫娘がカイルと共に馬の背に乗る。
カイル…続きを読む