概要
──これは『昔、昔あるところに』を忘れたために現代に蘇った御伽噺
レモン色に塗られた海賊船が星に照らされ、空を飛んでいる。船首にいたのは海賊帽子を被ったティ―ンの少女が不敵に笑って、眠れない大人を誘う。
「──よう、新入り。眠れないなら乗ってけよ」
”レモンキャンディをレモンムーンに錨の形に備えれば、夢の世界を旅する空飛ぶ海賊船が現れる”その都市伝説を聞いた元不良の”鴉間真”は”昔の不良仲間”鷹見実””大瑠璃日向”と星空の海賊船で再会を果たす。少女が操る子供達の海賊船”エトワール・コルセール号”に乗り込んだ鴉間真は現実で流行っている体が腐る奇病”人体腐敗症候”が夢の世界に住む”星鯨”の仕業と知る。
──これは『むかし、むかしあるところに』を冒頭につけ忘れたために現代に蘇った御伽噺。
どうかご賞味あれ。
「──よう、新入り。眠れないなら乗ってけよ」
”レモンキャンディをレモンムーンに錨の形に備えれば、夢の世界を旅する空飛ぶ海賊船が現れる”その都市伝説を聞いた元不良の”鴉間真”は”昔の不良仲間”鷹見実””大瑠璃日向”と星空の海賊船で再会を果たす。少女が操る子供達の海賊船”エトワール・コルセール号”に乗り込んだ鴉間真は現実で流行っている体が腐る奇病”人体腐敗症候”が夢の世界に住む”星鯨”の仕業と知る。
──これは『むかし、むかしあるところに』を冒頭につけ忘れたために現代に蘇った御伽噺。
どうかご賞味あれ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!星空を忘れた大人に、もう一度夢を見せてくれる物語
元不良で、今は灰色の日々を送る鴉間真が、星空の海賊船に乗り込むところから始まる、夢と再生の冒険譚です。
レモンムーン、レモンキャンディ、空飛ぶ海賊船、星鯨――。
並べられた言葉だけを見ると、まるで御伽噺のようにきらきらしています。
けれどこの作品が描いているのは、ただ楽しい夢の世界だけではありません。
大人になるうちに忘れてしまった憧れ。
失敗や後悔によって見えなくなった未来。
そして、自分なんて生まれてこなければよかったのではないかという痛み。
そうした重いものを抱えた主人公が、仲間と再会し、過去と向き合い、もう一度「挑戦する」ことを選んでいく姿に強く心を動かされました。
特に魅力…続きを読む