転生者の幼馴染　～周りに振り回された末に英雄になった俺の冒険譚～

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（151文字）

　転生者である幼馴染・リリに振り回されるドタバタコメディ。
　という感じを最初は抱いていましたが、次第に主人公・アルのひたむきさや実直なイメージが強くなる展開に。
　素直で前向きなアルが着実に強くなっていく様が、読んでいて応援したくなります。

　世界観や設定も整えられていて、アルの成長がより実感できます。

　当然、幼馴染・リリのチート性も要所要所にあって、スカっとする展開もあり、色々な楽しみ方ができる作品だと思います。

　主人公は普通の少年アルフレッド。常識的な考えの持ち主だが、ヒロインで幼馴染の少女リリヴィアが転生勇者でチート級に強く、性格もぶっとんでいた。

　２人は冒険者として登録し、初めての依頼をギルドに見に行こう、というところでヒロインのセリフが「有名になるために魔王を倒しに行こう！」である。

　当然ながら拒否する主人公アル。しかし、彼はリリに気絶させられたあげく睡眠薬を盛られ、馬車で遠くの町まで運ばれてしまった。
家に帰ることもできなくなったアルの運命はいかに？！

感想：出だしからヒロイン・リリに振り回されるアルが可哀そうで（アルには申し訳ないですが）おもしろい。
　しかし、アルも、リリやそ…続きを読む

【勇者】で【転生者】の幼馴染をはじめとする周りがトンデモ実力者ばかりなので平凡に見えているものの、多分平凡ではない……

器用貧乏で不憫属性の主人公、とても応援できます。スキルや魔法、レベルアップの仕組みなど、世界観もとても作り込ませていて素敵。

主人公がこの世界でどんなふうに英雄になっていくのか、これからが楽しみです！