混沌の騎士と藍碧の賢者

作者 水無月 氷泉

1,338

467人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

昔から根強く人気の、王道ファンタジーに近い物語です。
ダーク要素も強く、魔法や技の名前がとても良い。

そして何より、読んだ後の満足感が凄いんです!

緻密な文章と描写で表現された物語は、作者様の文才を強く感じられます。

初めはあまりの重厚感に驚きましたが、読んでいくうちにその文章の虜になっていきました。

ライトノベルも楽しく読めますが、私はこの物語のような『ザ・本!』と感じられる作品が特に大好きです。

幼い頃から慣れ親しんできた海外のファンタジー作品の雰囲気も多く感じられます。

老若男女問わず楽しめるような物語ですが、特に大人の方に刺さりやすいかと。

物語は新たに。
しかし雰囲気は馴染み深い。

グッとくるような展開も多く、読了後の余韻にも浸れます。

ぜひご一読いただきたい作品です。

★★★ Excellent!!!

タグで情景・心理描写重視と謳われているだけあって、描写に関しては目を見張るものがあります。美しい景色が目の前に広がっているように感じますし、キャラクターの緊張なんかも読んでいるだけでも伝わってくるようです。
ストーリーについても、序盤から非凡なものを感じさせます。様々な陣営が絡んできてすぐに群像劇となっていきます。この世界の在り方を読みながら探りつつ、各陣営の思惑が徐々に明るみになっていくのかと思います。
まだ途中までしか読んでいませんが、続きが楽しみな一作です。

#リラ/スティリア

★★★ Excellent!!!

綿密に練られた構想と骨太な設定が壮大な世界観を持つ物語となっています。
よくある成長系の話ではなく、初っ端から絶大な力で他を圧倒していく展開は、インパクト十分で、爽快感もあります。

地の文がしっかりしており、何より独自の表現や絶妙な言い回しで、情景はイメージしやすく、キャラクターの機微がよく伝わります。

軽いお話が好みの方は合わないかも知れませんが、濃ゆい作品が好みの方は断然ハマると思いますので、一度読んではいかがでしょう。

王道のダークファンタジー好きには堪らないはず!

★★★ Excellent!!!

現時点で300話を数える大作です。でも、大丈夫です。一度読み始めると、続きが気になって気になって、止まらなくなってしまうからです。

国、文化、民族、言語、天文や地質まで隙なく構築された、緻密で精巧な世界観。個々の性格や人生の背景までしっかり練り込まれている、膨大な数の登場人物たち。そして、一つの城の破壊から始まり、世界の存亡を巡る戦いに繋がっていく物語は、正統派古典ファンタジーを彷彿とさせる重厚さと濃密さです。

長大な物語をじっくりと堪能したい方は、是非。

★★★ Excellent!!!

重厚な世界観に多種多様な登場人物たち・・・・

何度も読み返してしまう文章に圧倒されます。

一人一人にバックボーンがあり、その情景が思い浮かびます。 早く次の文章を読みたいのに、以前読んだ文章がまた読みたくなる・・・無間地獄だ、脱け出せることは出来ない、恐ろしい。

★★★ Excellent!!!

古典的王道な剣と魔法の世界でありながらも堅苦し過ぎず、数々の魅力溢れるキャラクター達が己の意志や大望、内なる想いを懐きながら大いに活躍する、そんな群像劇を緻密かつ流麗な文体で魅せています。

私個人が最も好きな登場人物はパレデュカル殿で、彼の人柄などの魅力は是非とも本編を読んだ上で共感して頂きたいと思います。また、本編には魔霊鬼という脅威的な敵が登場し、その強さは下位であるにも関わらず圧倒的、それなのに高位の存在、またその上の最高位までいるという絶望に「どう立ち向かうのか」と先が気になる次第です。

語り尽くすには長すぎるうえ、ネタバレとなるので断腸の思いで割愛させて頂きますが、その他にも興奮が冷めやらぬ展開が多くあります。

まだ全体の話数の半分すら読み進めていない内にレビューを書くなど烏滸がましい身ではありますが、この作品の素晴らしさを少しでも伝えることが出来たなら幸いだと思います。
たくさんの読者様に評価を頂き愛されている作品で、尚且つ完成度も極めて高いと窺えます。いつか書籍化されることを心に願うばかりです。

★★★ Excellent!!!


丁寧且つ厚みのある描写は、まるで映画のような映像美があります。
そして物語を彩る登場人物達一人一人に物語があり、彼等がこの世界で生きて動いている姿が、鮮明に思い浮かぶようです。

「濃厚で、魅力的なファンタジーにどっぷり浸かりたい」そんな作品を求めている方に、ぜひおすすめしたい作品です。
一度読み始めれば、完成された壮大な世界があなたを出迎えてくれると思います。

★★★ Excellent!!!

また五十話ほどしか読んでませんが、とても面白くとても参考にもなる作品です!!

何よりストーリーに重厚感が半端なく、惹き込まれない人はいないのでは!?

1人の書く人間として、物語の構成や書き方、ルピの振り方など全てにおいて勉強になります🤩

王道なファンタジーで、皆さんも楽しめるのは確定ですし、自分の知識を磨きたい方もぜひおすすめです!!

★★★ Excellent!!!

まずこれぞ王道ファンタジーです!

私のお勧めは重厚な世界感もですが、詠唱の言葉を、
独自に作り出した言語で書いていることです。
完成度ハンパないです。

そしてキャラが話せばカッコイイセリフが飛び交います。
もうこの世界に没入するしかありません。

水無月 氷泉先生の世界に飛び込もう。

★★★ Excellent!!!

序盤の鮮烈な印象そのままに壮大なストーリーな語り継がれます。ひとつの世界観に留まらない圧倒的で精緻な宇宙観。そこを縦横無尽に疾駆する登場人物も多彩にして、表情も豊かに、苦悩し、決意し、魂の矛を交えます。

作者は、表現上の難易度が高い空中戦を得意として、狂おしい激闘を描き込みます。障害物の少ない高高度の状況。しかし、心理描写も巧みで、誰もが愛おしく、読む者を魅了し、鷲掴みにします。

大きな特徴は、徹底してクールでソリッドな文体、語り口調です。大御所系のハードSFの愛好者や、文豪系の純文学マニアを唸らせる程の清く正しく、法悦の境地に誘う表現が鏤められ、特異なミクロコスモスが形成されます。

難解という意味ではありません。それはダイヤモンドのように硬質で輝かしく、揺るがないものなのです。研ぎ澄まされた刃、魅惑の妖刀とも言い換えられましょう。

激闘の先に、如何なる未来と運命が待ち受けているのか…

更に物語は紡がれ、仕掛けを織り込んで編まれます。同時に、ラストで私たちが途轍もなく美しいアラベスク模様を眼にすることは既に約束されています。

★★★ Excellent!!!

親愛なる冒険者諸君。魔術師諸氏。


僕は「ドラゴンランス戦記」が大好きでした。
<憩いのわが家>亭から始まる冒険に胸を躍らせていました。

幼い頃は「指輪物語」を布団にくるまって読み耽り滅びの山に怯え、悪鬼を憎み、
ホビット庄の風景に癒されました。時には「シルマリルの物語」を読み神話の世界へ旅にも出ました。

あの頃は本当にワクワクが止まらなかったのです。


随分と時を経てから「混沌の騎士と藍碧の賢者」に出会いました。
それは、本ではなく今ディスプレイの前に広がるラディック王国とまだ見ぬ壮大な世界です。そこでは人間に、エルフ、ドワーフ、巨人、獣人に妖精達が息づき、そして争いも繰り広げられます。


筆者が書き綴る地の文は、魔法の怪しさ、剣の激しさ、人々の愛と苦しみ、そういったものを唄いあげ、世界を創り出します。
英雄に賢者、はたまたは魔物達はそこで言葉を紡ぎ時を進めていきます。


そうして僕はその傍から、「指輪物語」や「ドラゴンランス戦記」に胸を躍らせたあの頃のように、「混沌の騎士と藍碧の賢者」の主人公達と、世界で巻き起こる騒乱を、人間模様を、魔法と剣の世界をまた味わっております!

「混沌の騎士と藍碧の賢者」の物語は、そうやって僕達を「別の世界」へ連れて行ってくれる壮大なファンタジーです。


かつて、英雄達と共に別世界を旅した方々であれば、ぜひ「混沌の騎士と藍碧の賢者」の世界を訪れてみてください。セレネイア達との旅はきっと、手に汗握る経験になること請け合いです。

ぜひ手に取って、いや、アクセスしてみてください。


追伸:
開幕一発目で爆ぜる火球の群れは、この物語の誕生を祝した「祝砲」に感じる事でしょう。

★★★ Excellent!!!

難攻不落と謳われる美しい城が消滅したところから、物語は始まる。

ネタバレは避けるが、国と国との思惑の交錯、暗躍する摂理の破壊者……それらが複雑に絡み合って、壮大な世界観を形成している。

独自の言語や、個性豊かな賢者なども登場し、それらはまるで往年の名作ファンタジー、指輪物語を彷彿とさせる。

地の文は硬派でありながらも、読み手に情景を分かりやすく伝えてくれる他、手に汗握る戦闘描写も魅力的だ。

これぞ、剣と魔法のファンタジー。是非とも、この練り込まれた重厚な世界観と物語を、その目で確かめて欲しい。

★★★ Excellent!!!

圧倒的な地の文と肉厚な設定で、序盤から一気にファンタジーの世界観に引き込まれます。王侯貴族や奴隷、魔法やエルフなど、さまざまな階級や種族たちの織り成す物語に圧倒されました!
本格ファンタジーの世界を楽しみたい方に、ぜひ読んでほしい作品です!!

★★★ Excellent!!!

 現在27話読了、まだまだ序盤ですがこんな面白いの☆3だよ☆3以外ないっすよ! と我慢できずにレビューしてしまいます。

 登場国の関係や言語に至るまでしっかり組まれた設定、魅力あるキャラクターと戦闘シーン、先が楽しみになる筋運びと、隙がない作品だと感じています。

 レスティーと魔霊鬼の戦闘シーンは非常にカッコよく描写されており、洋画のファンタジー作品を見ているような気分になります。重厚な雰囲気ながらも暗くなりすぎていない絶妙なバランス取りもグッド。

 ぜひファンタジー好きの方にオススメしたい作品です。

★★★ Excellent!!!

第1話を読んだ時に感じたのは、強烈な感動でした!
本好きな方なら絶対に分かってくださるはずのあの、ビビッと来る気持ち。

「これ、大好きなやつ!!」という興奮を強く感じた作品です。

何よりも素晴らしいのは盤石な世界観。水野良で育った私には刺さりまくりです。
そして、世界観を紡ぎだす硬派な文章は読み応え抜群で読後も余韻に浸ってしまいます。

まだ序盤を読んでいる段階でレビューするのもな、と無駄にためらっていましたが、この感動を分かち合いたくて勢いにまかせて書いてしまいました。

これからどんな話が広がって行くのか。ワクワクしながら楽しませていただきます!

★★★ Excellent!!!

まさに王道ファンタジーですね。紛うことなき名作です。
この作品の素晴らしさは星の数と数多のレビューによって証明されているので、私自身が感じた魅力や感想を主に書かせていただきます。

やはり私が魅力だと感じたのは、完成された世界観の緻密さと文章ですね。
圧倒的です。読み始めて早々、「こういうのが読みたかった」という思いで満たされました。
難しい用語も多数登場しますが、登場の際には必ず「それが何であるか」を説明してくださるので「難しくて読めない」といったことは起こらないかと思います。
文体やルビなどにも気を配られておられるので、重厚でありながら読みやすさも兼ね備えています。

また、ダークファンタジー特有の救いのない絶望感や欲望まみれの無秩序さなどはなく、人権や男女平等への意識が高く、悪人は即座に成敗される、比較的行儀の良い世界です。ですので、そういった陰鬱な世界が苦手な方でも安心して楽しめると思います。
「次のページを捲るのが怖い」といったストレスが無いのは、読み手にとって重要です。

かなり女性優位の世界として描かれていると感じましたので、どちらかというと女性向けの本格ファンタジー作品であるかもしれません。
読者が自己投影可能な、いわゆる「等身大のキャラ」として「第一王女」が存在するのも理由ですね。彼女が心身共に成長してゆく姿も魅力です。

改めて申しますが、とても素晴らしい作品です。
さらに多くの皆様に、じっくりとこの世界に浸っていただきたいですね。
オススメです。

★★★ Excellent!!!

腕に救出した少女を抱き、憎悪の瞳でカルネディオ城を睨む、謎の男。
カルネディオ城はその男の驚くべき強大な魔術によって、崩れ落ちる。
それは間違いなく、世界の均衡を崩す烽火であった。

丁寧口調、知識欲旺盛なスフィーリアの賢者──彼こそは藍碧の賢者。
永劫の時を生き、常人には窺い知れぬ悲しみを知る、超越者──レスティー。
「混沌の輪還の秩序を守る──混沌の騎士」
混沌の輪、それは死者の魂の還る場所。

誰が主人公? 皆だよ! 
魅力的な登場人物が多くて、もう、読者様は好きな推しメンを作って良いんですよ。

とにかく面白いんです!
読み進めていくうちに、物語から漁師が使う投げ網が私にむかってバーッと放られて、網に捕まった私を物語世界に引きずり込みました。
トゥウェルテナという砂漠の民で、剣舞で戦う美しい女性がいるんですが、私は何回も彼女の名を叫び、「さささ最高です───!!」と惜しみない賛辞をコメント投稿しました。何回もです。
文章が、戦いぶりが、色彩が、人の思いの交錯が、美しい。
さささ最高なんです……!
読書に耽溺するとは、この事ですよ。


追記!
(だって、このレビュー書く時、やっとレビュー書けるの嬉しすぎてテンション高かったんだもん。書こうと思ってたこと、書いてなかったの思い出したのですよ。)

ダークファンタジーと銘打ってありますが、私のなかでは、これは、ダークというより本格ファンタジー、です。

魔霊鬼はたしかにおぞましく、ダーク。闇も描かれている。
でも私がこの物語から感じるのは、一条の光の矢。
登場人物は高潔に前を向きます。心に光を宿し、艱難刻苦にもめげません。
物語を貫くのは光です。

★★★ Excellent!!!

主人公は数多ある世界のうち、中世ファンタジー的な世界である主物質界の調整者、或いは創造主の代行者か、その正体は明らかにされてはおりませんが、作中で私はそのように感じました。
(SF的な例えをすれば、三次元世界に対して四、五次元以降の高次元がその存在をやりすぎない程度に支える……映画「インターステラー」的な感じでしょうか)

彼には役割があるのでしょう。恐らく……「他世界の均衡を破るような世界に主物質界をしない調整」
これも明確には語られておりませんが私なりの推論です。

つまり主人公たるレスティーは「お前らの世界なんだからお前らでなんとかしろ。ただし明らかにバランスが崩れるヤバイ出来事に関しては俺が出張る。最低限だけね」というスタンス。

なんですが……だいぶ面倒見が良いですレスティーさん笑

色々と制約があるであろう超越者レスティーさんは作品の主役でありながら、「主物質界の主役は各人族だからな!!」と言いつつ、限定的な状況下では対魔霊鬼用の戦略級アイテムや魔法、技を授けてくれます。

とは言え、介入は最低限。
チート能力やら流行りに迎合した作品で山場も余りなく「この小説何したいの?何を表現したいの?」という作品に辟易した方には、原点的日本ファンタジーのこの作品にどっぷりと浸っていただければと思います。

**ここからは蛇足**

読んでいけば読む力もつきます。
安易な文体、表現ばかり読んでちゃ感性が先細る一方です。限られた分かり易い物ばかりしか楽しめないって、ちょっと虚しくないでしょうか? 偉そうに書いてしまいすいません。しかし、日本語の多彩な表現をせっかく日本人は堪能できる立場に身を置いているのです。

ぜひ、現代の読者には『ファンタジー小説』というジャンルを、更に間口を広げて楽しんでいただきたいものです。

そういう意味でも、この作品は非常におすすめです。作者様も丁… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

読み始めたその時から世界観に浸ることができる、
美しくも力強い文章としっかりとした設定。

言葉は耽美でありながら、
その根底にあるダークな世界観が印象に残りました。

絶望の中に希望を見出す、王道のダークファンタジー!

引き続き読み続けていきたいと思います。

★★★ Excellent!!!

まず目に引くのはその文体です。

ライトノベルに往々にして見られる『サクサク読める』『テンポが良い』とは路線を違える作品です。
故に読み始めで、読者を容赦なく篩にかける事でしょう。

しかしその描写は深く、特に人物の心の機微がとても丁寧に描かれています。
腰を据え、じっくり読む事をお勧めします。

そして気付く事でしょう、読み進めるうちにこの重厚な世界観にどっぷりと浸ってしまった自分がいる事に。
それはもはや、『サクサク読める』全ての作品に、何か物足りなさを感じてしまう程の“中毒性”を持っています。

今後、主人公或いは他のキャラを通して、作者が何を読者に訴えたいか、それをどう表現してくるか、とても楽しみな作品です!

★★★ Excellent!!!

 他の方のレビューと重なってしまう所が多いですが、そこが魅力なので、書かずにはいられません!

 まず、重厚な世界観、それを表す描写。作者様のあらすじにもあるように、硬質で、地の文章も多めですが、それがいい! ダークなのに美しい世界が広がります!

 そして、魔霊鬼。こいつ、恐ろしいです。食われたらヤバいことになります。これは個人的な感想ですが、多分、自分も、周りもわかんなくなり、殺戮を繰り返すようになる。……怖っ!

 なのに、美しい世界観。リスペクトしかないです!

 そんな、美しいダークファンタジーを皆さんもぜひ!

★★★ Excellent!!!

登場人物すべてが主人公ではないかと思うほど、存在感があります。
世界観、設定が細やかに、緻密に練られており、まるで自分がこの世界にやってきたかのように感じられます。
文章、描写も読みやすいですし、ファンタジー好きな方はぜひお読みください。
引き続き楽しませて頂きます!!

★★★ Excellent!!!

それくらい一人一人のキャラクターに魅力が溢れています。描写が丁寧で台詞回しがカッコいいからなのでしょう。細かな風景や気温などの情報描写はありきたりにならない独自の世界観を作り上げますし、そんな独創性のある世界観に負けないキャラクターを描けるのはとても凄いことです。
 登場人物が世界を作ると言っても過言ではないファンタジー物。だからこの作品は魅力に溢れてるんだと思います。

★★★ Excellent!!!

終始不穏な空気の流れる物語です。
難攻不落な要塞がしょっぱなから潰されたり、様々な陰謀や思惑が渦巻いて、誰が生き残るのかさえ予測できません。

手に汗握る展開が続き、ドキドキが止まりません。
このドキドキが裏切られない展開が待つから、さらに読み進めてしまいます!

★★★ Excellent!!!

まずこの作品ですが、少々癖が強いです。
世界観に入り込むまでに、どうしても時間がかかってしまいます。
でも一度この物語の真髄に入り込んでしまえば、そのあまりの壮大さに驚きの声を上げることでしょう。
かなり練り込まれたと思われる世界観なので、面白いとはこういうことなのかと感嘆してしまいました。
圧倒的世界観の作られたストーリーに入り込みたい方、ぜひとも読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

妥協を許さない、鍛え抜かれた筆力!!

まず目に飛び込んできたのは、これです。

天体や気候といった莫大なものから描写を始めているというのに、風の流れや気温、人物のわずかな目の動きまで、丁寧に、しかし決して冗長ではなく描き出す描写力がゆえに、この恐ろしくも美しい世界が目の前にありありと立ち現れてくるんです。

魔法による破壊という、この世にありえない事象を、かくも肌に迫る圧を持って描けるものだとは。

圧倒されたら、もう手遅れ。

気が付けば、人の命が軽く、悪が跋扈するこの残酷な世界で、押し流されそうになりながらも必死で抗おうとする人々の姿に、惹きつけられてしまっています。

私がこちらの作品でもっとも好きな部分は、強大な力を持つ存在を、いかにただの人間たちとかけ離れた高位者であるか雄弁に語りながらも、そんな彼らですら「心」持つ者として、その躊躇いや胸の痛み、優しさを、丁寧に書いてくれていることです。

どんな暴虐の嵐のなかにあっても、どんな人知を超えた力を持ったとしても、人はどこまでも人なのだと。

作者様の温かい人間観が垣間見えるようで、とても胸を打たれます。

果てしなく広がる、重厚な闇。

だからこそ、必死で生きる命が強くかがやく。

容赦のない世界観、息をつかせぬプロット、創作言語まで作り出したバキバキに練り上げられた設定、気高くも愛くるしい魅力的な登場人物。

2周3周と読んでしまうこの読み応えに、「そうそう……読書ってこういうものだったよ!!」と、古の本好きは間違いなく満足できるはず。

しかし、読めば読むほど…この世界に転生したくはないと、強く思いますね!笑
魔術も魔霊鬼も、何なら人間も、おっかなすぎます。
秒で死ぬ自信しかありません。

古の幻想世界が、生身の人間がそのへん歩いていたら即死んでいたような、非常に過酷な魔境だったことも思い出させてくれる物語… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

壮大かつ濃密な世界を、流麗かつ圧倒的な説得力を持つ文章が描き出しています。
読み進めるたびに、物語世界に飲み込まれるような感覚を覚えます。余韻になかなか頭を切り替えることのできないほどの没入感は、記憶の中の「読書体験の本来の姿」を思い出させてくれました。
じっくり「読書」がしたい、という方に心からオススメする一冊です。
まだまだ読み始めたばかりなのですが、1ファンとしてこの作品の世界地図&設定集が欲しい〜っ!

★★★ Excellent!!!

細かく作り込まれた世界観。
重厚なストーリー。
まさに王道です。
流行の要素を排除しつつも、それぞれ魅力的なキャラクターを配置する事で読み手を引き込む力を感じます。

更に表現力の高さも見逃せません。
情景描写、心理描写、戦闘描写に至るまで実に見事です。
ブレたり破綻したりせず書き続けられるのは高い表現力の証明。
この表現力があって成立する作品だなと感嘆しております。

王道ファンタジー好きなら絶対に嵌まる本作。

是非是非!!



(カクヨムコン応援の再レビューです)

★★★ Excellent!!!

1話目から肩に圧し掛かるほどような暗闇の世界が広がっています。
綿密な描写で綴られる世界に引かれる、というよりも引きずり込まれる、という表現が正しいかもしれません。それほどに確立した世界観です。

言葉でダークファンタジーと銘打つ作品は多々ありますが、舞台や描写そして会話、物語全てに息が詰まるような濃い闇を匂わせる作品は稀でありながら、この作品は数少ないそんな一つに該当すると思います。
導入で神話と言われるモノが崩壊するシーンはここから始まる戦乱を読み手に伝えるには十分であり、事実その後に続く物語が1話の空気をより色濃く仕上げていく堂々たるダークファンタジーです!

地の文多めとの注釈も入っていますが、それこそがまさにこの物語の土台です。
会話文多めのリズム良い作品ももちろん素敵ですが、このような土台からできた濃密な時間を過ごすのも読書の醍醐味だと思います!

みなさんもこの動乱の時代に飛び込んでみてはいかがでしょうか!

★★★ Excellent!!!

世界観の濃密な空気と、多彩な登場人物。
こんな言葉だけでもワクワクする要素が満載だと思います。
さらにその舞台となっている御話が、ダークな空気に満ちたものであれば濃いファンタジーの好きな方にとってはたまらなく魅力的なのではないでしょうか。
初手に滅ぼされる都市、そこから始まる御話。
破壊の後につづく、動乱を予感させる展開。
まさに王道なファンタジー世界です。
異世界転生も面白いと思うのですが、たまにはこんな文字の限界に挑んだような王道ファンタジーにどっぷり浸かってみるのはいかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

破壊から始まる壮大な物語は、魔術が使える世界で繰り広げられる鬼との戦いです。
流行りの異世界系とは一線を画しており、重厚感のある西洋風ダークファンタジーになっています。

描写がとても丁寧なので情景が目に浮かぶようで、戦闘シーンも文章の筈なのに緊迫感が伝わってきました。

超大作なので、ゆっくり読み進めようと思います。
1ページが長めなので、朗読のような感じで読まれる方は、しっかり時間を取って読む事をオススメします。

★★★ Excellent!!!

十一話まで読んだ時点でのレビューになります。

重厚かつしっかりした世界観。
世界独自の言語や、時間や長さに独自の単位を用いられて彩られる、圧倒的な雰囲気。
おそらくは世界設定の構築に相当時間をかけたのだろうな、と窺えます。
それもそれが理解できるのは本作を読み始めてすぐです。
一話ですでに固有名詞が並び、世界観をがっちり見せつけてくるので、そこに引き込まれればあとは怒涛の展開に飲み込まれていくでしょう。

多方面の視点から語られる、緊迫感のあるストーリー。
とある国の国境付近にある、防衛の要所であった城の消失に端を発し、様々な人物の思惑が交錯する展開には、常に緊張感が漂っているようでした。
消えた城を擁していた側、城を消した側、そして介入する人知を超えた存在。
また、それらを取り巻く諸外国の存在にも言及され、一つの事件が様々な方面へ波及している様を見る事が出来るでしょう。
それらを表現するのは固く、重みのある語り口であり、今の流行りからは少し離れているような文体ではあるものの、お話の雰囲気にはこれ以上なく合致しており、損なうことなく、十全に魅力を出していると思います。

とっつきにくさはあります。
膨大なキャラクター量と、移り気な描写視点に加え、人名と土地名、加えてエルフの部族名や魔術名のルビにも固有名詞が付けられ、情報量が半端ではなく、途中でこんがらがる事も多くあるでしょう。
それらをすべて魅力と捉えられるならば、この作品は無二の作品になると思います。

★★★ Excellent!!!

様々な感情、思惑渦巻くこの世界。過去と現在、そして未来までも巻き込んで、彼らと共に進んでいく。

心揺さぶる心理描写とキャラクターたちが頭の中で踊るような戦闘描写は圧巻の一言です。
そして、作中には個性豊かなキャラクター達がたくさん!私のお気に入りは王女の三姉妹。頭も切れて強くてカッコよい彼女たちに憧れます。だけど彼女たちの魅力はそれだけではなく、時折見せてくれる年相応な女の子の部分にキュンキュンが止まりません。もう本当に可愛いし愛おしいこの三姉妹。

魅力的なキャラクター達が大活躍するこの世界。彼らの感情が複雑に交錯し、物語が加速していく。
作者様が緻密に紡ぐ出すこの美しい世界をあなたも堪能してみませんか?読み応え抜群!虜になること間違いなしの一作です!

★★★ Excellent!!!

まず、作品の作り込みが素晴らしいです。重厚で残酷な世界観が丁寧に描写されます。特筆すべきはオリジナル言語にありますが、人種や地名などを始めに緻密に、細部まで組み上げられた世界観は、あっという間に引き込まれること間違いないです!
更に登場するキャラたちは強さもさることながら、いい面もあって悪い面も持っている人間臭いキャラクターたちが多く、何を胸に秘めて行動しているのかと追いかけたくなる魅力的なキャラたちが溢れています!
ファンタジー作品をご愛読されている方、初めて触れる方の全てにお勧めしたい作品です!!

★★★ Excellent!!!

冒頭からダークファンタジーの王道を行く陰鬱な世界観、それ等全てを吹き飛ばす強大な魔法行使の描写が見事です!

規格外の能力を持つ者が現れたかと思えば、更にそれに対峙出来得る強い者が現れて、世界を動かす力を持った強力な魔法が次々に描かれます。

混沌とした世界に、人外の存在の思惑・強い者・騎士団を率いる一乙女である王女までも巻き込まれ翻弄されて、纏まり繋がって紡がれる一本の物語。

しっかりとした世界観を持った物語を読みたい方へ、ぜひお勧め致します!

★★★ Excellent!!!

貴方は、ファンタジー小説に何を求めるだろうか?

私も幾つか他の作家さん達の作品を読ませて頂いていますが【ファンタジー】というジャンルは、他ジャンルと比べても頭ひとつ抜けて人気が高く、書き手も読者も多い。

だからか、個性の出し方も多種多様だ。
ある作品は下剋上のカタルシスを描き、またある作品は作者の知識を存分に活かした戦略で、予想外の興奮を齎してくれる。

しかし大体の共通点として、ファンタジーは分かりやすく読みやすい物が多く、現実では出来ない理不尽を圧倒的な「魔法」のチカラで吹き飛ばす快楽。それが大衆の主だと思う。

前提が長くなり申し訳ない。此処からが本題です。

今回レビューする作品は、その真逆を全速力で行く。
緻密に練られた設定は複雑で、理不尽が降りかかるし都合の良い奇跡は(今読んでいる所までは)起こらない。

どちらかと言うと軍記物や伝記物に魔法という要素を足したと言った方が近いです。味方側がとても強く、魔法が出てくるところまでは他作品でもよく見られますが、一癖も二癖もある登場人物が紡いでゆく物語は、策略やリアリティのある人間模様を描いていきます。

では、つまらないのか?とんでもないっ!!此れが無茶苦茶面白い!!

魔法は超万能では無いし、魔法が使えない人間が必ずしも無力な訳ではない。

故に、予想外の展開や熱さと感動を見せてくれる、そんな作品です。

★★★ Excellent!!!

最近ありがちな、記号的な属性だけを与えられたキャラクターに読者が自己投影して読むタイプのエンターテインメントではなく、しっかりした描写で描きこまれた物語を楽しむタイプの作品です。
いかにもファンタジーらしい光景が、くどくどと説明されずとも世界観を物語っており、多彩なキャラクターの視点による語りが物語の厚みを増しています。
じっくりと腰を据えて読みたい作品ですね。

★★★ Excellent!!!

このレビューを書いている段階ですでに70万字近い長編である本作。
なのでまだ冒頭部分しか読んでいないことになるのですが、それでも充分にこの作品の魅力が伝わってきます。
というか、第一話を読んだだけで「凄さ」は伝わるはずなので、ぜひ読んでみて。

と言っても、あと5分で電車が来る駅のホームなんかで読むのはおすすめしません。
家で正座して読みましょうとは言わないけれど、どっぷりと世界観に浸かれる場所と時間を確保したいです。

ファンタジー小説と一言にいっても色々あります。
最近流行りのゲーム世界っぽいものもあれば、童話っぽいものも。
本作は重厚な伝説や神話を思わせる本格ファンタジー。
頭の中に浮かぶ映像は、アニメではなく明らかに洋画です。
地の文もしっかり書き込まれていて、作り込まれた世界観がまぶたの裏に、鮮やかに映ります。

さまざまな登場人物たちが織り成す壮大な物語は、東洋のたとえになってしまいますが、水滸伝を思い出しました。
一人一人生きた人間である登場人物がたくさん出てきて、それぞれの人生がある――それが伝説か神話のような物語を織りあげてゆく。
ぜひ一話だけでも読んで、この大河に触れてみてください。

★★★ Excellent!!!

異世界ファンタジーとひとくちに言っても明度や彩度の違い、ゲーム的な世界観からまるで神さまの視点から箱庭を眺めるように形作られた異世界まで、その在り方は千差万別あるかと思います。

その観点でいうと本作は、まるで額縁におさめて差し出された物語を劇場の観客として鑑賞するような、あるいは、年代物の美酒の封を切った瞬間にコルクと飲み口の隙間から鼻先を擽る芳醇な異世界の香りに酔いしれるような、そうした異世界です。

我々のそれとは異なる時代、文明の光やゲーム的な明朗さからは遠く、いにしえの時代の妖しさがさながら阿片窟の香気のようにただよう、ほの暗さを羽織ったダークファンタジー。
絡み合う数多のキャラクターと、濃密な描写でもって、力強く「異世界」を紡ぎあげる、古き良き――なんて言い方をしてしまうともしかしたら警戒されてしまうかもしれませんが――剣と魔法、神と悪魔の神話に連なる時代の物語。
本作はそうした類の作品です。

ここまで能書き垂れておいてなんですが、まずは一話だけでもお手に取って読み進めてみてください。
「おや、これ面白いな?」と思ったら、あとはどうかそのまま。お気の済むまでこの「異世界」を、どうか先へ先へと進んでみてください。

ちょっと空いた時間にぱぱっと読むのにはあまり向かない楽しみ方のおはなしかもしれません。
けど、一度引き込まれるとどっぷり嵌ってなかなか物語から抜け出せないやつです。

どうぞお試しあれ、です。