楽しい旅行のはずが……。意外に古い船体。真夜中にトイレに行こうと、友達を起こさぬよう一人部屋を出た「私」の運命は?
荒れ狂う濤の下。舟底一枚下には昏い海。揺れる視界の先には、幾つもの扉。決して間違ってはならない扉の先には…。 本当に怖いモノは、すぐそこに。生命の危機が、斜めになった視界の先に。助けを求めても、そこは大海。逃げ惑うにも波濤に翻弄される。二進も三進も行かない…そして、更なる畝りが襲い掛かる。目の前の、全ての扉が音を立てて。 嗤う。…本当に怖いのは その後 だという事をこの時まだ、彼女は識らない。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(51文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(229文字)
恐怖の味噌汁のような展開で身構えて読んだのですがほっこりしました✨こういうお話好きです❤(ӦvӦ。)
たしかにこれはホラー。そして、面白い!これだけ短い文字数なのに抱腹絶倒。作者さまの力量に舌を巻いてしまいます。ホラーですが、真夜中に読んでも大丈夫。面白いですよ!ぜひ、ご一読を!
点滅する蛍光灯、トイレ、鏡……どう考えても「揃って」いる状態で、満を持してのギョッとする展開!そして登場した、最後の役者――その瞬間を、あなたも目撃してください。いや、ジロジロ見ちゃダメなんですけどね!
船旅は新幹線や飛行機、バスとは違いますね?船旅には船旅の楽しさと、恐怖があります。さあ、船のトイレの怖さを発見してください。大満足の読み応えですよ♡
冒頭からいかにも曰く因縁のありそうな船上の様子。そこから急転直下に恐ろしい結論へと向かいます。ぜひご一読を。多分、真夜中に読んでも大丈夫です。
乗り物のトイレはまた学校のトイレとは違った怖さがある。遭遇する人物もそして、起こる出来事も。怖いなかにもユーモアの粒が隠されていて、じわじわとたのしめました。
豪華客船のトイレに幽霊が――といった期待をふくらませて読んでください!ちゃんと最後にオチがあります。というか、作者様の筆致がとても魅力的で、笑いを誘うんです。短い中で怖いと笑い、両方体験できる贅沢な掌編です!
まあ、そういうことありそうだよね、と思わせる展開。作者得意の癖強系ホラー。読めば抱腹絶倒間違いなしです。
フェリーみたいな大きい船でも、こういうことがあるんですね。私は船酔いする派なので(どんな派や?)、船自体が怖くもあります(^_^)。
トイレの怖い話なんて、んなベタな……と思ったそこのあなた。全然違います。船の中ならではのオチが待っています。さすが「ウチのクセモノ」シリーズを書く作者様。どこまでも持ってます!
見てはいけないものを見た。身を守る態勢から襲いかかる恐怖。それは数瞬の出来事とはいえ、脳裏に強烈に残る像。老朽船のトイレの雰囲気が、異常な密度でお出迎え。不可抗力よろしくの船体ホラー。安全のため、用を足した後に読みましょう。
みなさん、もうこれは短いから実際に読んでください。面白いですよトイレには幽霊がいるそうです。そういうの期待したでしょ?虚を突かれます。何が面白いってスケールが大き過ぎることです。ドアがキイイィって開くような、奥ゆかしいホラーではありません地球の引力でバッターン!!みたいな洋画並みのスケールです!!面白いです!!