夜の病院、しかもそこそこ古い療養型の病院っていう設定だけで十分怖がらせる要素満載なのに、書き手さんが「そんなにこわくない」ってタグ。怖いの苦手な方、昼間に読みましょう!涼しくなれます。
病院の当直。そこで起きた不思議な実話を書いた作品です。夜の病院って、それだけでも雰囲気がありますよね。学校の怪談みたいに、お化けが出るんじゃないかとか……。本作は実際に見聞きした体験が書かれていて、得体の知れない不気味さがあります。悲鳴をあげるほどのホラーというわけではないけれども、じわじわ来る恐怖を味わえます。
実話をもとに書かれただけあって、ささやかながらも現実味のある違和感の数々が語られます。つい見落としてしまいそうな、けれど一度気付いてしまえば明らかにおかしな出来事。これを経験された主人公(作者様?)の胆力もすごいです……!
凄くリアリティのある心霊体験です。脚色されてないが故の怖さというか……共感してしまう部分があります:( ;´꒳`;):さっくりと読めるので、ジメジメした暑い夜に清涼剤のような小説────いかがでしょょうか?( *´艸`)
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