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概要
月夜の江戸に咲く、三輪の愚花あり。「巷説 月下三愚人」柝!
江戸時代のある月夜、絵描きの老人万字は、河原へ月見に出かける。そこで、月の絵を描き始めるが、捕り方に追われている黒装束の夜盗をかくまうことになる。やがて捕り方が現れるが、自分の弟子と偽り、春画をわいろに渡したりしてその場を乗り切る。黒装束の男は、感謝して名乗ると、なんと巷で噂の鼠小僧次郎吉だった。万字は驚くが、自分もかつて葛飾北斎と名乗っていたことを告げる。万字は月下の鼠を描きながら、艶めかしい女を描きたいと思うのだった。そこで次郎吉は、夜鷹を一人連れてくる……。
読んでくださってありがとうございます。これからも頑張ります。
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