眩しい、眩しいよ。でも眩しいってことは影もまた濃いんですよ。読めば分かります。裏切り、絶望、憎悪、復讐。これら全てが筆力溢れた一万字に叩き込まれており、また無駄を削ぎ落としたかのような文体がゆえに、鋭く懐を刺してくるのが癖になりますね。「破壊と再生の物語」スッキリとした結末です。良い読書でした。
ネタバレを控えるため、簡単なレビューで失礼します。メインとなる登場人物が四人いるのですが、全員に同情と共感、そして好感を抱ける見事なキャラクター構成力で、彼らがどんな決断をくだすのかが気になって、気づけば一気読みしておりました。そして、最後まで読ませていただいたとき、小さなカタルシスを覚えました。1万文字の短編でこの濃厚さは破格です。ネタバレを踏んでしまう前に、一気読みなさることをオススメします。読書時間、ほんの20分ほどで、思い出に残る物語を楽しめます。
オーソドックスなファンタジーものかと思いきや、不穏な空気が漂い、まさかのキレイな終わり方に思わず『やられたな』と思いました。最終話その後の地球がどうなったのも気になるところです。
ラストもとても良かったのですが、最終話のタイトルにも非常に強い意味が込められていると感じました!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(62文字)
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