あの日から

―これは、翔也がVとして大躍進している間に起こった話。


私は自分が嫌いだ。

みんなの前では陽キャの振りをしている。

でも、実はそんなキャラではなかった。

幼い頃は、おっとりした感じでよく本を読んでいた。

もちろん、いじめられていた。

それで終わり、、ではなく、翔也が私のことを助けてくれた。

「大丈夫?」

彼とは幼馴染だ。

だから、といったらあれだけど、いつも近くにいた。

ずっと私のことを守ってくれた。

そして、私もどんどん自分を変えたいと思った。

だから、私はイメチェンをした。

今度は私が翔也のことを守りたかったから。

そのためには、まずは自分を変えなきゃと思ったから。

ずっと一緒だったけど、彼が助けてくれるたびにもっと彼のことが好きになった。


それから、ずっと翔也のそばにいた。

もちろん未海とルナも一緒に。

そんな時を過ごしていたある日、未海からこんな話を聞いた。


「翔也、もしかしたら私たちの事、嫌がってるよ。」





え?

一瞬、時間が止まったような気がした。

私のこと、本当は嫌いなの?

私とルナは、未海からそのようなことを告げられ呆然としていた。

「距離をとれ、、、ってこと?」

ルナは、泣きそうな顔でそう言った。

「そのほうが、翔也のため、、、、」

私たちは、全員翔也に助けてもらっている。

だから、今度は私たちの番だ、と張り切っていたけれど。

これが迷惑となっているなら、、、、


その日から、私たちは距離を取ることにした。

正直、私たちはずっと翔也は私たちの事を、いや私のことを待ってくれていると思っていた。

そして、私たちを"平等に"扱ってくれていると思っていた。

だから、翔也がまた私たちに声を掛けてくれるまで待つことにした。


そんなある日。

翔也が、未海と一緒に居た。

未海と。

あれだけ4人で一緒に過ごしたのに。

だけど、翔也の顔を見ると少し嫌そうな顔をしていた。

どうしてだろう。

もしかして、未海が彼に付きまとっている?

だとしたら助けないと。

数年前の私だったら、すぐに決断することはできなかった。

その癖は、今でも少し残っていた。

でも、翔也のこととなると別だ。


私は、明日翔也に声を掛けることにした。

どうして未海と一緒に居たのか。

私たちの事を本当に嫌がっていたのか。

そして、私のことをどう思っているのか。


「ふふ、、、♡」


翔也のことをずっと我慢していたせいか、もう翔也のことしか考えられなくなった。

この際、もう2人より、、、、

私だけ見ててね、、、、


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はい2人目gg

https://kakuyomu.jp/works/16817330666689960788

ダンジョンのも見てください!!よければ!!

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