疎遠だったはず、、?
翌日。
家から出ると、何故か幼馴染である未海と有希が来た。
あれ、ふたりとも俺のことが嫌いなはずじゃないの?
「翔也、おはよ♡」
「一緒に学校行こ♡」
しかもすごい甘ったるい声で言ってくる。
何があったんだよ、、
「どうしたんだよふたりとも。俺のこと嫌ってたんじゃないのか?」
「「え、、、、」」
俺がそういったとき、二人は固まった。
「そうか、だから、、、」
「私達の勘違いだったんだ、、、」
なにか勘違いさせた?
「翔也。好き♡」
「私も好き。私だけ見ててね♡」
「いや、私だけ見てよ♡」
いやいやいや、本当に何があったのかわからない。
疎遠になってる間に何があったのか聞きたい。
そして、俺は彼女たちから話を聞いた。
勘違いから俺が彼女たちを嫌っているとなって、、
俺を守ろうと、ずっと離れていたらしい。
俺は、自分が嫌われてないとわかって安心したとともに、彼女たちにそんな思いにさせてしまって本当に申し訳ないとも思った。
俺は、彼女たちのこの気持ちに一応向き合うことにした。
でも、自分のV活動に支障が出ないようにしたいんだよなぁ、、、
「あ、私翔也がVtuberしているの知ってるよ♡」
あ、完全に終わった。
もうだめだ。
てことは、今までのやり取りも聞かれているってことだよね?
じゃあ、あのときの勘は正しかったんだ。
それよりも、少し気づいたことがある。
ルナがいない。
この二人がいるってことは、ルナも一緒にいるだろうと思った。
ってことは、誤解が解けたのはこの二人だけ?
ヤンデレはもう一人増えないと思うが、どうにか誤解を解きたい。
そして、前のように過ごしたい。
また一緒に話したい。
彼女たちと疎遠になっている間に、俺が少し彼女たちに恋をしていることに気づいた。
だから、、、、
「なあ、ルナはまだ俺のことを誤解しているのか?」
「今は他の女の名前出さないで」
「いやいや、教えてくれ。知りたいんだ。」
「彼女は、まだ気づいてない。そもそも、わたしたちが約束を破った」
「どういうこと?」
「お互い迷惑をかけないように翔也と関わらないと決めた」
「え?」
「結局それは誤解だったけど、約束を破った」
「あ」
「つまり、ルナにはしられたくない」
あ、これやばいパターンだ。
大体このあとルナが来て嫉妬してくるやつや。
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