初配信、大物が勢揃い②

初配信なのに、すでに大物Vが二人もいる。

そんな、普通ではない状況からもっとカオスになっていくのであった、、


「ふぅ。

 気を取り直して、初配信なのでファンネームとか色々決めます!」

>下僕でどう?

>奴隷

>スケルトン

>アーサー・スケルトン

>朝民


「アーサー・スケルトン、いいね!」

>それできまり

>いいね

>如意!

>我は朝民を名乗るでごわす


「つぎ、配信タグは#冥界発信中

 絵タグは#Arthurtで決まりです!」

絵巻エリ✓>かきます!!!!

>え

>え

>え

>え


なぜか、またまた登録者数70万人越えの大物Vでありスロファイブ所属の絵師Vtuber、絵巻エリがきた。

この時点で、視聴者が1万人を超えていた。

どうやら、ほかのVも俺の宣伝投稿をリポストしているらしい。


「えぇ?!えりーさん?!」


もちろん、俺の推しの一人だ。

そして、有名Vが来たおかげでどんどん視聴者が増え、登録者が3万人まで伸びた。

さすがにこんなに人が来るのは怖いけど、失敗しないか心配だったからうれしさもある。


「皆さん本当にありがとうございます、、、!

 時間が余ってしまったので、メシュメロを読みます!

 どんどん送ってください!」


俺は、匿名質問サービスのメシュメロを使い、盛り上げようと考えた。

これからメシュメロをよく使うようになるだろうから、ここで慣れておいたほうがいいからね。

そして数分後、質問件数が1000に達したのでシャッフルして数件読むことにした。


"彼女いますか?"

「いきなりこれか~w

 結論を言うと、いません。ほしいです。募集中です。」


>まじ?

>応募します

雨月みきゅ✓>こっそり別名義で応募します

>wwww

>一応アイドルだから自重しろw


え、まじ??

でも、さすがに冗談だろう。


"どうしてVになろうと思ったんですか。"

「SAIOに誘われたからです。

 イケボだから伸びるよって。本当にイケボなんですか??」


>あ、無自覚だ。

>十分イケボ

>声優目指せるよ?

>まだそのままでいいんだよ。今に自覚するから。


"イケボで「お疲れ様」って言ってください!!"

「えぇ、、、



 "お疲れ様。"」


>

>

>

雨月みきゅ✓>

>

紅星ルビー/Ruby ch.✓>


あれ、一瞬でチャット欄が止まった?

まぁいいか、先へ進もう。


"グッズ作りますか?"

「あまりにも人気がありそうだったら作ります。

 そのときはどこぞのSAIOに頼みます」


SAIO♢>まかせとけ

>かっこえw

>たのみます

>抱き枕希望!!

紅星ルビー/Ruby ch.✓>指輪希望


そうして配信が進む中、ある少女が悶えていた。

そんなことも知らず、まだまだこのカオスライブは続く。



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