事務所に所属するのか、しないのか、どっちなんだい!!
俺と梨絵さんは、少しカフェでしゃべった後帰ることにした。
今日は結構充実したな。
後、カフェにいる間なぜか「新グッズの絵を描いて欲しいから、誰かお勧めの人はいないか」と電話がかかってきた。
だから、もちろんエリさんにした。
そして帰宅後、いつも通りDMを見ていたら、
「これなんじに所属しませんか?」
と来ていた。
しかも差出人は「雨月みきゅ」。
とりあえず読んでみることにした。
これなんじには、いろんなライバーがいるが俺が入ればもっと盛り上がるという。
ほんとか?
俺ただの陰キャで学生やぞ?
どうしよう。
俺はまだ学生だし、もともと収益目当てでやってきたわけじゃないから収益のことについてはどうでもいいんだけど、、、
事務所に入ると面倒くさそう。
でも、楽なこともありそう。
入るか入らないか、どっちなんだい!
このままVを続けることは確かだから、事務所に入ったほうが無難な気がする。
俺は、迷いに迷ったので、これなんじに許可をもらってからSNSでアンケートを取った。
結果、僅差で事務所に加入することが決定した。
俺は、よく考えたら事務所に入ったほうがVになった理由を達成できるからそのほうがいいと思った。
そう、Vを始めたのはコミュ障を治すため。
あと、ついでに友達を作るため。
事務所に入れば、いろんな人と交流できるから都合がいい。
俺はさっそくみきゅにこのことを伝えた。
話を聞くと、個人の時とそんな変わらなかった。
でも、権利上の問題とかも発生するからその所はもう少し考えていかなきゃいけない。
でも、グッズとかは簡単に作れるらしい。
俺は、心機一転個人勢から企業勢Vとして頑張ると決めた。
まぁ、決まったのも勢いなんだけどね。
でも、まずこのことをリスナーに伝えないといけない。
まだ個人でいてほしい人もたくさんいると思うけど、しょうがないと思う。
批判されても、自分の思うようにこれから活動していけばいい。
そう思ったけど、意外と反応が良かった。
しかも、企業勢になってほしかったという声のほうがアンケートを取った時より多かった。
理由としては、イベントに参加しやすくなったり、コラボも気軽にできるから、などなど。
さぁ、このタイミングだから今配信もしちゃうか。
俺は、疲れながらも配信開始ボタンを押した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます