あの空の場所。

過ちの後ろ姿は、飛び立つのでしょうか。

主人公の感じる閉塞感、積もる関係の澱。

ここではないどこか。

強く、強く。
求めてしまえば、見つかるのでしょうか。
飛び立てるのでしょうか。

「そら」とも読め、「から」とも読める。
そういう意味で、ツバメ舞う「空」の字が合う、静謐な物語でした。

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