概要
生きてさえいればええんよ
【カクヨム甲子園2023 ロングストーリー部門奨励賞受賞作】
推薦入試のため、と老人ホームのボランティアに参加した八城志紋。
何事もなく終わると思っていたが、そこで出会った利用者に孫と間違えられ──。
推薦入試のため、と老人ホームのボランティアに参加した八城志紋。
何事もなく終わると思っていたが、そこで出会った利用者に孫と間違えられ──。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生きるとはどういうことか、よく考えさせられる。
最近、生死について考えることがよくあります。人はどうして生きるのか。心の底からこの世界を生きたいと思っているのか。実はそんなことはなくて、死にたくないから受動的に生きているだけなのではないか。
そんなことをよく考えます。
そんな時にこの作品を読みました。
生きてさえいればいい。
その通りだと思います。生きているということは、自分のしたいことは何でもできるということ。死んでしまったら、人間は思考を強制的にやめるしかなくなる。それはとても悲しいことだと思います。
生きていて辛いことなんてザラです。死んだ方が幸せだと思うこともよくある。だけど、生きてさえいれば笑う瞬間が訪れ、楽しいと感じる瞬間が…続きを読む