最近、生死について考えることがよくあります。人はどうして生きるのか。心の底からこの世界を生きたいと思っているのか。実はそんなことはなくて、死にたくないから受動的に生きているだけなのではないか。
そんなことをよく考えます。
そんな時にこの作品を読みました。
生きてさえいればいい。
その通りだと思います。生きているということは、自分のしたいことは何でもできるということ。死んでしまったら、人間は思考を強制的にやめるしかなくなる。それはとても悲しいことだと思います。
生きていて辛いことなんてザラです。死んだ方が幸せだと思うこともよくある。だけど、生きてさえいれば笑う瞬間が訪れ、楽しいと感じる瞬間が訪れる。
生きてさえいればいい。という言葉は、ごく普通に聞こえるかもしれませんが私たちが生きる理由の根幹なのかもしれないと思いました。
この作品を読んで、死生観が大きく変えられた気がします。素敵な作品でした。