概要
ホラー・バイオレンス・犯罪・因習村、いずれかが刺さる人は是非読んで!
ホラー→クライムノベル→因習村と、てんこ盛り。
常に閉まっているCDショップが、ある夜珍しく開いていた。中を覗いた主人公は、気紛れに選んだ曲の虜となる。それが破滅へと導くメロディとは知らず…
その曲の正体、それはとんでもなくおぞましいものであった。
しかし、慶喜はその正体の美しさに感動し、この曲のために全てを捧げる決意をする。
自身を魅了する曲を創り出すため、維持するため、囚われた慶喜は躊躇う事無く殺人や、強盗等の犯罪に手を染め始める。
そんな彼から恋人は離れていき、職は失ったも同然。元あった居場所を、ほぼ全て失った慶喜であったが、後悔は無かった。
――この曲さえあれば、それで良い
そう思う程に、慶喜はこのメロディに囚われていたのである。
しかしそんな最中、犯罪を生業とする