呪われお手紙令嬢の嫁入り〜カーラ・クロウブの黒い結婚～

ペンタグラム子爵令嬢カーラ・クロウブ。
傷が浮き出る呪いにかかった彼女は、人との暖かな交流を諦めていた。
人前に出られぬ身を儚み、今日も筆をとって手紙を書く。

身分不相応に、王太子の婚約者でもある彼女。
様々な思惑が絡んでのことと、結婚自体に冷ややかであったが。
ある日案の定、婚約の破棄を告げられる。

それも。
遥か東の帝国への、嫁入りの宣告と共に。

東国の使者・式紙使いのキキに連れられて。
そして彼女の、重い愛に導かれて。
カーラの、黒い結婚生活が、始まる。

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＃不可逆的ではない、後天的ＴＳ表現があります。
　お苦手な方はご注意くださいませ。