概要
私達は作り上げる、二人だけの世界、そして二人だけの天国を。
苦しい環境に生まれ、漠然とした生きづらさを感じながら、学校の片隅で身を寄せ合うようにして生きてきた二人の少女、葵(あおい)と静留(しずる)。静留は、人間の寿命は長すぎる、生きれば生きるだけ苦しみは増えていくだけだという持論を語り、とある場所に二人で逃げて、そこで、学校生活や人生の「幸せ」を一週間で「先取り」してしまおうという突拍子もない提案をしてくる。葵は、その提案に驚きつつも、その旅の先で自分も何かを見つけられるかもしれないと思い、二人だけの世界を作る為の旅に出る事を決める。
二人が行き着いた先は、ミッション校の古びた廃校舎、そして、日の出と共に現れ、火が落ちると共に消える、儚い「天国」がある、礼拝堂だった…。
二人が行き着いた先は、ミッション校の古びた廃校舎、そして、日の出と共に現れ、火が落ちると共に消える、儚い「天国」がある、礼拝堂だった…。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?