概要
ひとりの青年の命を救うため、大庭景義は、一世一代の大博打に出る!
鎌倉の武将、大庭景義を主人公とした、歴史小説です。
【あらすじ】
大庭景義は、ふところ島(現・神奈川県茅ヶ崎)を本拠とする老武者である。若いころに負った戦傷のため、左脚が動かず、太い杖にすがって歩いている。
あの源平大戦の旗揚げの日から、ちょうど丸十年。鶴岡八幡宮では盛大な祭りがひらかれていた。その流鏑馬(やぶさめ)において、射手がひとり欠員した。景義は、急きょ、代役を推薦する。
……それは誰もが思いもよらぬ人物であった。
激怒する頼朝。
景義は地位も名誉も、命さえも、すべてを投げ出して、ひとりの青年を救おうとするのだった。
すべての秘話が明らかになる、堂々の完結編!
【あらすじ】
大庭景義は、ふところ島(現・神奈川県茅ヶ崎)を本拠とする老武者である。若いころに負った戦傷のため、左脚が動かず、太い杖にすがって歩いている。
あの源平大戦の旗揚げの日から、ちょうど丸十年。鶴岡八幡宮では盛大な祭りがひらかれていた。その流鏑馬(やぶさめ)において、射手がひとり欠員した。景義は、急きょ、代役を推薦する。
……それは誰もが思いもよらぬ人物であった。
激怒する頼朝。
景義は地位も名誉も、命さえも、すべてを投げ出して、ひとりの青年を救おうとするのだった。
すべての秘話が明らかになる、堂々の完結編!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『ふところ島のご隠居』シリーズ堂々の完結編!
大庭景義の半生を描いた歴史小説『ふところ島のご隠居』の最終巻になります。
今回は景義がかなり危険を冒して若者を救おうと奮闘します。
いや、今までも危険な綱ばかり渡ってきたじゃないか、と思われるかもしれませんが、
隠れて静かに行動するのではなく、堂々と明かしてしまうのです!
景義の運命や如何に!?
ハラハラドキドキの展開です。
しかも、すべては丸く収まった、よかったよかったと思った矢先、
また驚きの展開が――
本当に作者様は読者を引き込むのがうまいと思ってしまいますが、
ネット検索するといつも史実ばかりなので二度、驚きます。
歴史とはかくもスリルに満ちた興味深いものなのか、
それとも作…続きを読む