大庭景義の半生を描いた歴史小説『ふところ島のご隠居』の最終巻になります。
今回は景義がかなり危険を冒して若者を救おうと奮闘します。
いや、今までも危険な綱ばかり渡ってきたじゃないか、と思われるかもしれませんが、
隠れて静かに行動するのではなく、堂々と明かしてしまうのです!
景義の運命や如何に!?
ハラハラドキドキの展開です。
しかも、すべては丸く収まった、よかったよかったと思った矢先、
また驚きの展開が――
本当に作者様は読者を引き込むのがうまいと思ってしまいますが、
ネット検索するといつも史実ばかりなので二度、驚きます。
歴史とはかくもスリルに満ちた興味深いものなのか、
それとも作者様の筆力の為せるわざなのか――
両方でしょう!!
『ふところ島のご隠居』シリーズは本当に名作なので、自信を持っておすすめできます。
ぜひゆっくりと丁寧に、一文一文かみしめながら読んでください!