第16話 Mark Zuckerbergの野望。
「蜘蛛男」はいるかい?と、僕は縦横と振りながら、蜘蛛男がどこの壁にくっついているか探し、見つけた。壁にくっつき一服しながら「ご主人様なんでしょうか?」と、うらやましそうな顔をしている僕に言った。たばこ臭えと思いながら僕は「狭間に行きたい」と真顔で言った。蜘蛛男「みんな」そう、言ってきましたよ。僕「現実の世界で年老いて死んだとしてもってことになるだろう?」蜘蛛男「狭間に行って何を?」僕「仮想世界をぶっ潰すんだ!」蜘蛛男「狭間の世界は水分で空間を形成し、脳のように人間なら丸焦げになるぐらいの電気信号が網の目のように万遍なく流れております。」僕「狭間だからこそ、水と電気に耐えられる、防御スーツぐらい作れるだろうっていってるんだよ。」蜘蛛男「あなたみたいに諦めずにやろうとしたことを崩さないのは初めてです。」蜘蛛男「みんなもっと楽に…」僕「死にたくないからだよ」蜘蛛男「さすがご主人様。」俺「狭間に行って何をすれば仮想空間はぶっ潰れるんだ。」蜘蛛男「方法はおそらくあなたが苦手分野であろうバラバラになった立方体の空間制御keyの完成によるロックの解除です。」僕「要するに立方体の構造物のパズルをいくら練習しても意味が無いってことだな。」蜘蛛男「その通りです。」僕は「分かった」と言って、腕を組み、顔を左、右に捻りながら考え事をするような顔をして消えた。
必殺技Z。 新井一也 @kzyn0320
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。必殺技Z。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます