第13話  投票

現在、ポイントは小次郎225ポイント、ジョセフ190ポイント、氷海35ポイント、劉備220ポイント、カイン185ポイント、フシギ175ポイント、黒豆125ポイント、ムック150ポイントだ。


「さあ最後は投票だよ! 会場の皆とテレビの前の皆と私達で投票します」

「平等に一人一ポイント。今までの総合的に見て、投票して下さいね!」

「では、最後のアピールタイムです。小次郎から、どうぞ!」

「先ほどは初めて劉備師匠から一本取ることができました。その努力を認めて俺に一票をお願いします!」

「ジョセフどうぞ!」

「戦うことは苦手ですが、頭を使うことなら得意です。清き一票よろしくお願いします」

「氷海どうぞ!」

「ひょひょ! ポイントは少ないひょが、氷海なりに必死にやったひょ! 投票よろしくひょ」

「劉備師匠どうぞ!」

「俺の全てを出し切ったと思う。投票してくれると嬉しい」

「カインさん、どうぞ!」

「フシギとの因縁の対決に勝てて良かった。次の投票も、よろしく頼む」

「フシギさん、どうぞ!」

「勝っても負けてもレストランで打ち上げやるぞ!」

「黒豆さん、どうぞ!」

「新しくここに来て、こんな祭に参加できて楽しかったぜ。ありがとう!」

「ムックさん、どうぞ!」

「今年も楽しかったぜ! 投票もよろしくな!」


「それでは、全体の結果発表を行います!」

「順位は8位から順にポイントと共に発表していきます」

「8位、氷海セイウチ40ポイント、7位黒豆さん150ポイント、6位ムックさん156ポイント、5位カインさん201ポイント、4位フシギさん204ポイント、3位ジョセフ223ポイント、2位劉備師匠248ポイント、1位小次郎257ポイント。よって優勝は小次郎です‼」

「皆さん、ありがとうございます!」

 小次郎には優勝トロフィーが贈られた。


 その夜。不思議レストランにて。

「おめでとう、小次郎!」

 小次郎の祝勝会兼イケメンコンテストお疲れ様会が開かれていた。

 コンテスト参加者と主催の生徒会が集まって飲み食いしている。

「小次郎、あの攻撃は良かった。成長したな」

 劉備が小次郎の頭の上に手をポンと置く。

 小次郎は照れ臭そうに笑う。


「ねえ、ルビーちゃんは最後だれに投票したの?」

「え、へへ~、秘密で~す」


 夏は過ぎて行く。


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