第10話  クイズ対決

「続いての競技はクイズ対決です!」

 ステージにはクイズ番組のような回答席と早押しボタンの付いた、クイズ番組のようなセットが登場する。出題者はルビーで、解説はメープルだ。

「第1問! クォーツ学園の購買のパンで一番人気なのはなんでしょう」

「こんなの簡単です! 焼きそばパンです!」

「はい、正解! ジョセフに10ポイント」

「僕は生徒会の会計ですからね、どのパンが売れているかは資料で見たことがあります!」

「真面目に仕事してるもんね、ジョセフ君、偉いぞ~」


「第2問! クォーツ学園七不思議の一つ、トイレの花子さんはどうすれば出て来るでしょう」

 ピコン! 回答権を得たのはムックだった。

「北棟3階の女子トイレの奥から3番目のトイレを3回ノックする!」

「はい、正解です! ムックさんに10ポイント」

「よく覚えてましたね、卒業してから何年目ですか?」

「もう5年前くらいですかね。その七不思議は有名だったんで」


「第3問! これ何と読む? 鸚鵡」

「オウム」

「はい、正解! 黒豆さんに10ポイント!」

「こんな難しい字、よく読めましたね」


「第4問! 初音ミクからメルト、歌います! ♪~朝 目がさめて (中略)メルト 溶けてしまいそう 続きは?」

「ひょひょひょひょーひょひょひょっひょひょひょーひょっ」

「いや、鼻歌じゃなくて!」

「はい! 好きだなんて 絶対に言えない です!」

「正解! ジョセフに10ポイント!」

「ジョセフ君がメルト知ってるのは意外だったなあ」

「意外とボカロも聞いてるんです、僕」


 その後もクイズは続いて……。


「最終問題! メープルさんの今日の朝ご飯は何だったでしょう!」

「鯖定食!」

「違う!」

「卵焼き」

「惜しい!」

「スクランブルエッグ!」

「と~」

「コーンスープ」

「ノーノー」

「ウィンナー?」

「正解!」

「小次郎とフシギさんに、それぞれ5ポイントずつ!」


 現在、ポイントは小次郎145ポイント、ジョセフ150ポイント、氷海15ポイント、劉備120ポイント、カイン115ポイント、フシギ95ポイント、黒豆95ポイント、ムック100ポイントだ。


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