概要
魔力を持たない〝無能〟と呼ばれた少女が、知恵と真心で人々を救う
かつて、暴君な王と邪悪な魔術師に支配されていたアルカ王国。
国の平穏を取り戻すべく、救世巡礼の任務を与えられた少女、サブリナからの連絡が途絶えた。
現アルカ王国のフレデリック国王は、宮廷魔術師のクライド・ギルバートに、サブリナの行方を探し、何かあったら連絡する(できれば助けてあげる)よう命じる。
クライドは、さっそく魔術でサブリナの居場所を突き止めた。変装して彼女の仕事ぶりをチェックするが……サブリナは魔力を持たない通称「無能弟子」だった。
しかし、彼女の頭脳には知識が、心には思いやりが豊富に詰まっている。
〝無能〟と呼ばれた少女の救世巡礼物語。
国の平穏を取り戻すべく、救世巡礼の任務を与えられた少女、サブリナからの連絡が途絶えた。
現アルカ王国のフレデリック国王は、宮廷魔術師のクライド・ギルバートに、サブリナの行方を探し、何かあったら連絡する(できれば助けてあげる)よう命じる。
クライドは、さっそく魔術でサブリナの居場所を突き止めた。変装して彼女の仕事ぶりをチェックするが……サブリナは魔力を持たない通称「無能弟子」だった。
しかし、彼女の頭脳には知識が、心には思いやりが豊富に詰まっている。
〝無能〟と呼ばれた少女の救世巡礼物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!知識と優しさが最大の武器
暴君の前国王・グレゴールや大罪を犯した魔術師・アニエスにより、村々が困り果てていた。そこで少女・サブリナは、救世巡礼を行うことになる。
しかし、定期的にきていたサブリナからの連絡が途絶えたことで、上司のクライドが様子を見に行くことに…
とても面白いです!芯が強く、誰よりも優しいサブリナ。心の底から人の役に立ちたいと願う彼女を応援したくなります。
ちょっと強引なところやほわわんとしているところもあって、魅力的なキャラクターです。クライドや途中で出会うリノとの絡みにほっこりさせられました。
知識不足で誤った認識をしてしまったり、誰かを傷つけてしまったことはありませんか?魔力を持っていないサブ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!師の罪は、きっと私が——。
視点は宮廷魔術師の男性。国王の命を受けて、悪名高い魔術師の弟子の少女の旅を観察しに行く。この少女こそが、この物語の主人公だ。
少女は魔術の才能が見込まれず、師に追放されたという経験を持つ。しかし、少女は持ち前の明るさと知識・知恵、そして優しさで人々を救っていた。それもこれも、師の罪を自分が償うためだ。しかし少女の体質は、ある特殊体質だということが判明する。
男性は少女と接していく内に、少女の正体と少女の師の罪について、気付かされるのだった。
主人公の厳しい優しさや、機転の良さに、ハッとさせられる一作。
中編ですが、読みごたえは長編に負けないと思います。
是非、御一読下さい。