感想としては初読みとかわらず。倉橋由美子が本作に触れて記してあることに付言することはない。蛇足として。太田治子の母親、静子だったか。彼女が、治子が本作を読んだことを母親に問うたという。父親、太宰治は食べるのが大好きだったではないか、など。母親は、彼は自分大好きなのよと答えたという。これで言い尽くされているように思う。そして、坂口安吾の太宰治情死考を参考願いたいし、関心のある方は、猪瀬直樹の『ピカレスク』を拝読してみては。
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