概要
記憶のない僕の所へ、鍵穴くんはやって来た。
小学生の頃の記憶がない中学二年の少年・櫂房令斗(かいぼうれいと)は、ある日、鍵穴のような形をした動く落書き・鍵穴くんと出会う。
「多分ね、僕は、君の助けになるためにここに来たんだよ」
鍵穴くんはそう言う。
そして櫂房令斗は、鍵穴くんとの日常の中で、自分と向き合って、生きたいと思えるようになっていく。
※本作は自殺を幇助するものではありません。
「多分ね、僕は、君の助けになるためにここに来たんだよ」
鍵穴くんはそう言う。
そして櫂房令斗は、鍵穴くんとの日常の中で、自分と向き合って、生きたいと思えるようになっていく。
※本作は自殺を幇助するものではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ヒューマンストーリー……いや、鍵穴ストーリーか。
小学校時代の記憶が無い少年・櫂房令斗くんの住む町には、ポルターガイストのような現象が起きているらしい。
家の呼び鈴を鳴らしていく幽霊。令斗くんの友人・西宮海斗くんは「ぼーちゃんの家にも来るかも」と推測する。
帰宅した令斗くんの前に、呼び鈴を鳴らして現れたのは幽霊ではなく、(お茶目で可愛くもない幽霊ではない)自身を「鍵穴くん」と名乗る、喋る落書きだった。
令斗くんは彼との出会いをきっかけに、己と向き合い、己の正体を知っていく――というのが本作の概要です。
作中にちりばめられた伏線の回収の仕方が上手い。何故記憶が欠損しているのか、鍵穴くんはどういう存在、令斗くんに何を伝えたいのか。
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