第7話 姉弟の決別

 灰色の建物が並ぶ中に突然現れた空白みたいな場所。籠宮一家が住んでいたのはそんな地域だった。だからどこを見ても美しい自然に囲まれている山味町に引っ越してきた時の記憶を、当時五歳だった朔もそれなりに覚えている。窓の外のほとんどを緑色が占める物珍しい光景に、朔は長旅の疲れも忘れて見入っていた。

「そろそろ着くぞー」

「朔、お姉ちゃんを起こしてくれる?」

 母親に言われるまま、朔は窓から隣席へ視線を移した。詩乃が寝息をたてている。

「おねえちゃん、おきて」

「……起きてるー」

「ねてる」

「起きてるよぉ」

「ねてるよぉ」

 右腕を引っ張って揺り起こすと、ようやく詩乃が目を開けた。それとほぼ同時に車が止まる。すぐ近くには綺麗に塗られたクリーム色の壁が印象的な一軒家が建っていた。門に取り付けられた銀色の表札には「籠宮」の文字が彫られている。

「ここが今日から皆の家だぞ」

「詩乃と朔の部屋も別々にあるからね」

 ギリギリ片手で数えきれるほどにしか歳を重ねていない朔と、年子の姉である詩乃。それほど幼い姉弟でもやはり自分だけの部屋には魅力を感じるもので、二人は歓声を上げた。父親に手伝ってもらって車から降りた彼らは我先にと新居へ走っていく。

「ああ、二人とも待って! まだ入らないで」

 母親の制止を受け、詩乃は朔の手を引いて留めた。曰く、まだ片付けが終わっていないからどこかに遊びに行っていてくれ、ただし家の近くで、とのこと。返事をしたのは詩乃だった。朔の手を握ったまま、いつものように歩く。

「新しいお家、楽しみだねぇ。朔」

「うん。おねえちゃん、まだ眠い?」

 そうでもないかなと答えた途端、詩乃が大きなあくびをする。

「遊ぼうよ、鬼ごっこしたい!」

 そして朔は詩乃の手を振りほどき、すたこら走った。こうなると、もう眠いだなんて言ってられず、詩乃も慌てて走り出す。車の影も形もエンジン音も今のところはないが、山あいの町である山味町は死角が多くあちこちに車が通れる抜け道が存在することを、引っ越しの前に何度もストリートビューで新居周辺を眺めていた詩乃は知っていた。新生活のスタートを事故で飾るなんて論外だ。

 心配をよそに、朔は詩乃を置いてどんどん先に行く。待ってと叫ぶ度に空気がどっと喉の奥へ流れ込んで、肺の許容量を大いに超え、詩乃の呼吸を乱す。足を一歩進めるごとに苦しくなった。

「だっ、誰か、あの子を捕まえて!」

 それだけ言って地面に頽れた詩乃の横を、人影が駆けていった。

 一方、朔はひとしきり走った後で、詩乃が追いかけてきていないことに気づいた。元来た道を戻っても、姉らしき人はどこにも見えない。ただ、こちらに向かって全速力する見知らぬ少年の姿が遠目に映った。

 怖気付いて踵を返したが、再び走り出す前に上着の裾を掴まれる。悲鳴を上げて暴れていると、声をかけられた。

「大丈夫」

 優しい声だった。

 以前何かのテレビ番組を見ていて、甘い声の俳優さんねなんて母親が言っていたのを思い出す。声に甘いもしょっぱいもあるもんか、なんてその時は言ったけれど、もしも声に味があるならこの人のは甘いのだろうと、そう思わせるような声。

「行こうか」

 少年は掴むところを服から手に変えて、来た方へ戻る。

「あっ、おねえちゃん!」

 詩乃はまだ地面に蹲ったままだった。肩が上下していて、時折苦しそうに息を漏らす姿が痛ましい。朔は少年を姉の元へ連れて行くと、救いを求めるように彼の顔を見上げた。

「大丈夫」

 少年は再び同じ言葉を同じ音色で言って、詩乃の背に手を置く。叩くでもさするでもなく触れていた。

 しばらく経つと、詩乃の呼吸が徐々に落ち着きを取り戻す。その様子を見た少年は、手を離して朔に目線を送った。そして三度目の「大丈夫」を囁く。

「ありがとー」

「ありがとうございます……」

 ようやく顔を上げた詩乃と少年の視線が交差して、二人は固まり動かなくなった。互いに互いを食い入るように見つめるばかりでどこかの森か草むらの中に鳴く虫の声以外の音はない。時間にすればほんの数秒だが、朔に戸惑いと飽きを覚えさせるには十分の間が生まれた。

「あのね、ぼくのなまえは朔だよ! この子はぼくのおねえちゃんの詩乃ちゃん!」

 唐突な自己紹介が永遠のような一瞬を終わらせると、詩乃と少年はそれぞれ我に返って微笑んだ。

「俺は時夜。久世時夜です。苗字は何て言うの?」

「籠宮です」

 詩乃が地面の土の上に漢字で書いてみせると、時夜と名乗った少年が目を瞬かせた。

「すごい。こんな難しい漢字書けるんだ」

「もうすぐ学校に行くから、練習したの」

「本当!? じゃあ俺といっしょだね!」

 二人がまだ知らないスクールライフを夢見て盛り上がる傍ら、朔は非常に退屈だった。普段ならこのまま走り去っているところだが、先程から時夜が手を離してくれない。力は姉よりずっと強く、振りほどけそうにもなかった。

「ねーえー遊ぼうよー!」

 それでも全体重をかけて引っ張れば時夜もバランスを崩す。それにつられて、朔の体も傾いた。スローモーションで地面に転がる二人を、詩乃が呆然と見ていた。

「だ……大丈夫!? ダメでしょ朔!」

 ほったらかしにされて転んでおまけに叱られた朔は、心外と言わんばかりに瞳に涙をいっぱいに浮かべていた。詩乃はなおも何かを言いかけるが、時夜がそれをやんわり止める。

「ごめんね、暇だよね。遊ぼっか」

 朔を立たせて、服についた埃を払った。

「公園が近くにあるから連れてってあげる」

「こうえん! 行きたい!」

 時夜は朔と手を繋ぎ直して、空いた手を詩乃の前に差し出した。

「ほら、詩乃ちゃんも」

「……うん!」

 手を繋いだ三人は公園に向かい、夕焼けが訪れるまではしゃぎ回った。

 その日から籠宮姉弟には時夜が欠かせない存在となった。詩乃と朔が仲良くしている時は見守り、喧嘩を始めそうになれば間に入って宥めてくれる。彼の働きかけのおかげで姉弟喧嘩は目に見えて減り、両親に喜ばれるほど。そんな功績があるために、外で遊ぶ時はもちろん家で食事する時ですらたまに時夜が居た。両親は両親で、縁もゆかりもない土地に引っ越してくることに不安を感じていたらしいが、それも時夜の両親との交流によって解消された。閉鎖的な家族が家族として暮らしていくうちに少しずつ少しずつ溜まる歪みのようなものが、久世一家という第三者の介入で見事に浄化されていく様を、籠宮夫妻は感じ取っていた。それだけの幸福をもたらしてくれた時夜を蔑ろにする理由など、どこにもない。何より時夜は我が子たちの最初の友人だ。このような経緯があるから、籠宮家と久世家が数十年来の親友のような付き合いにまで発展していくのに時間はかからなかった。

 時夜と詩乃と朔の仲良しトリオは、小学校に入学してもしばらく続く。学年が上がったり、友達が増えたりするにつれ疎遠になることはあっても、まさか三人の間に存在する友情がすっかり消え失せてしまうことなんてある訳がないと、朔は思っていた。

 あの事故が起こるまでは。


 そこで口ごもった朔に続きを急かしはしない。微妙に柔らかくなった紙製のストローに口をつけて、ジンジャーエールを飲んだ。炭酸の刺激と生姜の辛みが舌を刺して、混乱しつつある音成の思考を収束させていく。

 トキヤという名前には聞き覚えがあった。詩乃と関わる上で見つけたタブーの一つ、お触り禁止の暫定彼氏。詩乃を梛蕩町に連れていったエピソードでしか音成はトキヤを知らないが、思い返せば詩乃は何かにつけて彼の名前を呼んでいた気がする。

 話の流れからして、朔が手紙に書いた「兄さん」は実の兄ではなく年上の友人のことを指す。彼は今は山味町に居ないが、戻ってくる可能性がある。詩乃も朔も、時夜のことが大好き。時夜の家とは家族ぐるみの付き合いがある。

 美談のように話されたトキヤが、音成には末恐ろしい存在に思われた。劇的な出会いを経て、いつの間にか日常に入り込まれ気づけば心を奪われているだなんて、ホラー映画や小説では王道の展開だ。ひねくれている自覚はあるし、それを口に出さない程度の良識も持っている。

「……時夜くんは、すごく、とても、良い人でした。優しくて面白くて礼儀正しくて、びっくりするくらい完璧なんです。多分俺が姉の立場にいても惚れてた」

 ここに来て賛美を畳みかけられ、音成はもう自分の表情が引きつっていないかということにしか気を配れていない。ただでさえ嘘は苦手だ。

「怖いって思ってますよね?」

「そ、そんなことないよ」

 わざとらしいほどベタな片言だが、朔は咎めなかった。

「それが正常ですよ。俺も今はそう思えてます」

「えっと、どういうことかな」

 まさか本当にトキヤ少年はオカルティックな存在だとでも言うのか。催眠によって町の人間を取り込み、意のままに操るとか。対処法は町を離れることだけだとか。だとしても、それが詩乃の闇にどう関わってくるのだろう?

 朔が両手でコップを握る。中身はほとんど減っていない。

「だけどやっぱり俺のせいなんです。姉が俺を嫌うのも、時夜くんが変わっちゃったのも、全部俺が悪いんです」

 再び、話は時空を超える。


 時夜と出会ってから四年ほど経ち、朔が一人称を俺に変え「おねえちゃん」が「姉さん」に変わる頃には、性別や年齢の垣根を越えた友情を維持するのは難しくなる。特に朔は地元のサッカーチームに所属したこともあり、時夜と遊ぶ時間は物理的に減った。偶然会った時の会話もだんだん盛り上がりに欠け、朔はいつからか自分から時夜と距離を置くようになった。そうなると、常に時夜の傍に居る詩乃とも外ではほとんど会わなくなる。ただ、いつでも一緒の男子と女子は噂の恰好の的になったし、同じ学校に通っている以上、朔もからかいの標的になった。時夜から離れたのは、それが厭わしいという理由もある。

 朔と時夜たちの間に淡く引かれた境界線が、取り返しのつかない深い溝へ変わった日がある。忘れられやしない二〇一三年六月二十三日、詩乃の十一歳の誕生日だった。

 延々と雨の降り注ぐ日が続く中で、その日だけは太陽が顔を出していた。朔はお気に入りの帽子を被って登校し、それなりに真面目に授業を受けて友人と遊んで喋って給食を食べて掃除して、一人で下校した。通学路はいくつか選択肢があり、貯水池のほとりを通る道を使うと最も速く家に着く。雨が降った時は使わないように言われていたが、久しぶりの晴れ間にどうしても早く帰って遊びに行きたかった。

 見つからないように先を急いでいると、先方に待ち構えたように誰かが立っていた。

「あ、やっぱり来たか」

 手を振りながらこちらへ走ってきたのは、時夜だった。

「この道は使っちゃダメでしょ。ほら、こんなに水位が上がってるんだから」

 時夜が指差す方向にはギリギリまで水を貯め込んだ貯水池がある。普段は底が見えるくらいに浅いはずの池が青くなり、海のような白波をたてていた。

「じゃあなんで時夜くんもこっちに居るの?」

「朔が来ると思って。良かった」

 こうして顔を合わせるのも久しぶりだった。避けてはいたが、言いたいことはある。噂になってるから姉と一緒に居ないでほしいというのが大半で、また三人一緒に遊びたいという気持ちが次。そういえば、今日の夜は姉の誕生日パーティーがあるが来るのだろうか。来るだろうな。時夜は相変わらず家に馴染んでいて、最近ではむしろ自分の方がよその子みたいだと、朔は思い始めていた。

 一陣の風が吹く。

 風は朔の頭から帽子を掠めとって、貯水池の真上へ吹き飛ばした。

 あっ、と声を出すうちに、帽子はじわりじわりと水を吸い上げて変色していった。背負ったランドセルを乱暴に下ろして身を乗り出す。手を目一杯に伸ばしても、帽子には届かない。

「朔! やめろ危ない!」

 時夜に掴まれた足をでたらめに動かすと、小さな唸り声がして自由になった。構わず、もっと身体を乗り出す。腹にフェンスがめり込み痛い。体重を支える左手が痛い。限界まで伸ばした右腕が痛い。しかし指先は帽子に触れた。もう少し。

 不意に全ての痛みが消えた。

 宙を舞うかのように身体が軽く、視界が一回転して、眼前にきらめく水面が迫っていた。開いた口から、次の瞬間には後から後から水が入ってくる。少し舌を撫でるだけで健康を害しそうな、藻と泥が混ざった水が容赦なく喉奥へ流れ込んで、吐き出そうとしても余計に水が流れ込んで、どうにか浮上しようと手足を動かしても、まとわりつく衣服が朔を沈めていく。

「たす、助けっ……!」

 やっとの思いで顔を水上に出した朔が見たのは、こちらを見て笑う時夜の姿。

 目尻を下げて、頬を紅潮させて、にこやかに口角を上げる。間違いなく時夜は笑っている。侮蔑とか軽蔑から来る冷笑ではない。例えるなら遊園地の入場ゲート前に立った時のような、この状況を心底楽しんでいる顔だった。

「ときっ、とき、やくん」

 二度目の呼びかけで、時夜はやっと笑うのを止めた。ランドセルを朔の近くに投げ入れ走り去っていく。肩ベルトに手を絡ませ必死にしがみつくと、ようやく身体が浮いた。

 水難事故ではランドセルが浮きになることを朔は知っていた。現に時夜の行動のおかげで沈まずにいられている。だから、ああして時夜がどこかに行ったのも助けを呼ぶためだと分かる。それでも朔は妙に冴えた頭で、「あ、見捨てられたな」と直感した。

 溺れ死ぬことより、時夜が戻ってくる方が怖い。あの笑顔をもう一度見るくらいならランドセルを手放してしまおうか。まだ低い六月の水温を全身に感じつつ、漠然とそんなことを考えていた。手に力も入らなくなっているしちょうどいい。怖いのは嫌だ。怖いのは、嫌だ。

 葛藤をいつまで繰り返していたかは不明だ。喧騒を聞いたような覚えはあるが、全てが遠くくぐもっている。

 池の中の記憶はそれで最後だった。左腕に何か刺されている感覚、右手は何かに握られている感覚、すすり泣く声、戻ってこい、頑張れ、とか様々な声が鼓膜を震わせて、目を開けると朔は知らない天井を見上げていた。

「朔……朔!?」

「気がついたのか!」

 両親に縋りつかれていて面食らうも、すぐに自分の身に起こったことを思い出す。通ってはいけないと言われていた道を通って、こんなことになって、どんなに叱られることか。ごめんなさいと呟くと、しかと抱きしめられた。

「本当に……本当にもう仕方のない子なんだから……無事で良かった。朔が無事で良かった」

「もう二度とこんなことをしないって約束するなら怒らない。お前が無事ならそれでいい……」

 両親が泣くところを見るのは初めてで、とんでもないことをしでかしたと思い知るにはそれで十分だった。朔は静かにはらはらと涙を流して謝り続けた。

「本当に良かった……時夜くんが居なかったらどうなってたか」

 母親が出した名前に、朔は震え上がる。胸元を服ごと押さえつけて、事の顛末を聞いた。

 曰く、時夜はやはり助けを呼びに行ってくれたらしい。朔が病院に運ばれた後も、ずっと容態を気にしていたとのこと。良いことのように時夜を語る両親には、あのおぞましい笑顔を見たことは決して言わないようにしようと思った。仮に言ったところで、信じてはくれない気がした。

 その日は終日検査があったが、両親は片時も離れずに付き添ってくれた。そのまま一晩入院し、翌日に帰宅。車の中で、雨が降ったら貯水池に行かない約束を再三させられたが、これがなくても朔は水辺になどもう二度と近寄らない。毒に等しい味、身体を飲み込むヌメリ、息の続かない苦しみ、そして親しい者の邪悪な笑み。ありとあらゆる恐怖の概念が生きている場所。朔にとっての水辺はそんなところに堕ちてしまった。

 ゆっくり眠りたい。それからゲームして、美味しいご飯を食べて、またゆっくりする。とにかく今はこの気だるさを取り除きたい。希望を胸にリビングに入ると、辺りの空気が甘かった。

「ああ、これじゃもう食べられないな」

「慌ててたからね……」

 両親の視線はテーブルの上の白い物体に注がれている。ぐしゃぐしゃで原型を留めていないが、溶けた表面から黄色のスポンジが覗き、苺が散らばっている。傍らに置かれたカラフルな棒は、細いロウソクだ。

 それがケーキであることにはすぐに気がついた。詩乃の好きな、苺ショートのホールケーキ。

 おそらく両親はバースデーパーティーの準備中に知らせを受け、何もかもを放り投げて病院へ向かったのだろう。姉の大切な日に、最初で最後の十一歳の誕生日に、よりによってあんな事故を起こした。全て、自分のせいで。

「ただいま」

「おかえり詩乃! 朔が帰ってきたよ!」

 嬉しそうな両親の声に、止めてくれと叫びたかった。実際は何も言えず立ち尽くしていたところに、詩乃が入ってくる。

「姉さん、俺」

「朔」

 その声は優しい。

「生きてて良かった」

 その言葉は優しい。

 だけど朔は詩乃の顔を見れなかった。見たら最後、池の中から見た時夜の笑顔に類する表情がそこにあるような気がして。

 実際そうだったのだと思う。この日を境に、詩乃は朔に関わらなくなった。無視されるわけではない。ただ、無関心を貫き通されている。言動の素っ気なさに、嫌悪が滲んでいる。当事者以外には被害妄想と言われておしまいな、些細な機微。小さな棘。でもそれらは確かに、姉から自分に向けられていた。

 それからは絶やすことなく自責の念を抱え続けて生きてきた。姉の幸せと引き換えに自分があらゆる不幸を被る術を、探し続けている。

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