55. アルバム・オブ・ザ・イヤー2023【プログレ編】への応援コメント
・これも納得の選出でした。全般的に叙情的な曲が多いのが良いですね。
・MOON SAFARI、A.C.T は特に素晴らしいです。MARTIN MILLER の初期 ALLAN HOLDSWORTH っぽいプレイも痺れます。
・マッケンジー音楽室、お疲れ様でした。また良いアーティストがいましたら教えてください。
作者からの返信
@windrain様、エッセイ全編通しての応援・ご感想、本当にありがとうございました。
YES/GENESIS系や叙情系が多めなのは、自分の好みに忠実な結果ですね。北欧のバンドはどれも親しみやすい作風なので、広くおすすめできます。Martin Millerは様々なカヴァー曲も演奏していて、広いジャンルへの素養が窺えます。
『マッケンジー音楽室』突然の終了となり、申し訳ございません。紹介しきれなかった音楽はまだまだ残っていますので、余裕ができ次第、新たなエッセイの方で放出したいと思っています。
54. アルバム・オブ・ザ・イヤー2023【メタル編】への応援コメント
どれも納得の選出でした。特に日本勢、本当に頑張ってますね。個人的に HAKEN と LOVEBITES は特にお気に入りですね。
作者からの返信
@windrain様、ありがとうございます。お気に入りを共有できて嬉しく思います。
今回国内勢が多かったのには、メロディ重視のストレートな音楽性が、私の好みと合致したせいもあるのでしょうね。海外組でもALL FOR METALやTHEOCRACYはそんな傾向があります。
返信はいりません。無理なさらないでください。
要点だけ。Ayasa のソロアルバムは持っているんですが、バンドで新譜を出しているのは知りませんでした。それと前回分になりますが、PORCUPINE TREE のライブが発売されているのも知りませんでした。教えていただきありがとうございます。
作者からの返信
@windrain様、お気遣い痛み入ります。余暇を見つつ返信させていただきます。
ここ数回はアルバムを充分に聴き込む時間が取れず、自分でもあまり納得いく内容ではないのですが、少しでもお役に立てて嬉しいです。こちらこそ、いつもご感想を下さりありがとうございます。
気になるものがあるのでちょっと聴いてみますね!
チェンバーロックってプログレになるのか? と諸説あるかもしれませんけど、ベルギーのアクサク・マブールのアルバムにはヘンリー・カウのメンバーが参加してるので、切り離せないかなとも思います🤔
そんな感じのバンドが日本の東京ロッカーズの中に紛れ込んでいます(笑)
カトラ・トゥラーナというバンドで、海外だとヘンリー・カウのメンバーが創設したレーベルからリリースされてたとかだったと思います。かなり好きです。
作者からの返信
西木ダリエ様、こちらにもコメントありがとうございます。
HENRY COWにAKSAK MABOUL、カンタベリーとお聞きしましたが、なるほどそちらの方面だったのですね。久しぶりに聴き直してみます。
チェンバーというと何故かベルギーのイメージが強いですね(JULVERNEとか聴いていました)。あまり深掘りしてこなかったので、歴史的なことはよくわかりませんが……。
KATRA TURANAとは、これまた新しいバンド発見です! 教えていただき感謝いたします!
1. 名刺代わりに【私的10枚×3】メタル/プログレ/その他への応援コメント
場違いなコメントでしたら申し訳ありません!
私、ピーター・ガブリエルのソロから入って4枚目までは未だ好きで、代表的なプログレは少しかじった程度ですσ^_^;
代表的なものからカンタベリー系→チェンバーロックと流れていきましたが、そっちもにわかです。
代表的なものは処分してしまい特に後悔してるのは、クリムゾンとYESですね。
またYESもビル・ブラッフォードが在籍していた時代聴きたくなってきました!
『こぼれたミルクに泣かないで』を挙げられるところは意外かつ懐しさを感じました。
アルトネリコ3のサントラなら私も1枚持ってます。
こちら、他にもちょいちょい気になる感じのものお書きになられてるので、また聴いてみますね!
また読みにきますね🥳
作者からの返信
西木ダリエ様、コメントありがとうございます。
御作エッセイ伺っておりますが、西木様も色々な音楽に触れてきてらっしゃるようですね。私ではカバーしきれないジャンルも多くあって、感服しております。
私はPeter GabrielというとGENESISの人のイメージが強いです。ソロは「Solsbury Hill」「Sledgehammer」「Steam」辺りしか知らないニワカです。
チェンバーロックもお聴きになるんですね。カンタベリーというと、CARAVANとかHATFIELD & THE NORTH辺りでしょうか。私もよく聴いていました。Richard Sinclairの歌声が大好きです。
YESやCRIMSONは定番ですね。私も両バンドともBruford在籍時が一番好きです。本文にも書いた『Close To The Edge』とか、『Red』とか。
『Spilt Milk』は本当に……ほんっっとに名盤なんです! アルトネリコシリーズのサントラも合わせて、プログレ好きにこそおすすめしたい逸品だと思っています。
聴いている音楽がちょこちょこ重なっているようで、私も嬉しいです。お好きな時にごゆっくりお読みいただければ幸いです。
・新●月は「新月」で検索すると音源がありますが、公式ではないようですね。私もLPで買ってCDで買い直した大好きなバンドです。特に「鬼」は何度聴いても凄いですね。「科学の夜」、「白唇」など名曲揃いのアルバムです。
・VIENNA は、名前は知ってたんですけど、かなり良いですね。
・あと日本のオールドプログレだと、「スペース・サーカス」、「アイン・ソフ」、「美狂乱」、「姫神」なんかもいいですね。
・そうか、ゴダイゴってプログレだったんだ!「モンキーマジック」にこんなイントロがついてたのは知りませんでした。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
アイン・ソフ、美狂乱あたりは昔から気になっているのですが、いまだに未修です。プログレはたまにリマスター再発とかされるのですけど、購入タイミングが合わないと、どうしても聴かずじまいになってしまうのが惜しいです。
その点、ストリーミングで配信してもらえると、手軽に触れられるので有り難いですね。今回取り上げたVIENNAやPROVIDENCEも、最近になって配信開始されたっぽいです。
そこまでいかなくても、デジタル販売してくれると助かるのですが……特に新●月関連ですね、私もずっと希望しています。
ゴダイゴ、少なくとも『カトマンドゥー』ぐらいまではプログレしているという感覚です。「モンキー・マジック」はあのイントロあってこそだと思います(過激派)。近年リリースした「シン・ミックス」バージョンは2曲に切り分けられてしまっていて、私的にはちょっと解釈違いかな……という感じです。
私は今月はDGMの新譜だけ買いました。相変わらず安定のデキですが、期待通りすぎて特別言うことがないのがレビューを書く上では辛いところです。
VELCROCRANESは面白いサウンドですね。ざっくりと言えばPorcupine Tree系ですが、この系統にしてはアグレッシヴめでテクノ要素強め。ロシアというのが若干セールスに影響しそうですが、売れそうな雰囲気はあります。
GAMA BOMBは懐かしい感じのスラッシュサウンドですね。たまに聴くと、こういうのもいいなあと思います。
しかし、普段長めなのばかり聴いてることもあって、あっという間に終わる気がしますね。Spotifyで聴いていたら知らない間に終わっていて、「お、こんな曲もやるのか」と思ったら別のバンドの曲だったり。
あんきもの"evolution"に収録された新曲は、いままでになかったタイプの曲が多かったので、従来のファンがどう受け取ったかはわかりませんけど、曲作りがうまくなったと思います。
そして、明らかにヴァイオリンを積極的に使うようになっています。そりゃあ使わなきゃ損ですわな。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
DGM……実は今回感想を書く予定だった新譜が他にもいくつかあったのですが、どれも可もなく不可もなくな印象で……見送らせていただきました。
VELCROCRANESはこのアルバムの他にもFLEETWOOD MACのカヴァーとかも演っているんですよね。PTフォロワーではあるんですが、なかなか個性的なバンドだと思います。
GAMA BOMBは本当その通りで、たまに聴きたくなるんです、こういうの。個人的なお気に入りは『Untoutchable Glory』(2015)。1曲目「Ninja Untoutchables/Untoutchable Glory」のMV大好きです。
メタルバンドのヴァイオリニストって、一昔前ではフォークメタルのイメージでしたけど、最近ではパワーメタル系でも増えてきましたよね。アレンジ力が問われる編成ですが、あんきもはお手本のような理想形で、本当に圧倒されます。
D'VIRGILIO, MORSE & JENNINGS はコーラスがとても美しいです。
VELCROCRANES はロシア人のようですが、英語で歌ってるということは、国外で活動してるのかな? PORCUPINE TREE っぽい感じもしてとても気に入りました。
RESIDUOS MENTALES は、確かにギターが CAMEL っぽくて良いです。
GAMA BOMB は、ホラー映画みたいなジャケットのイメージどおりのサウンド。
TEMIC のドラマチックなサウンドには痺れましたね。
UNLUCKY MORPHEUS の Jill さんって、YouTube で『紅蓮華』とか弾いてた人じゃないですか? うまいなあ、と思ってました。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
D'VIRGILIO, MORSE & JENNINGSは各人の活動を知っていると、より感動が増しますね。
VELCROCRANESはおっしゃるとおりで、まさにPORCUPINE TREEに触発されて活動を始めたらしいです。
Jillは私もYouTubeでカヴァー動画を観たことがあったのを思い出しました。UNLUCKY MORPHEUS加入後も、メンバーと一緒にDREAM THEATERやYNGWIE MALMSTEENの曲を披露していて、その超絶技巧には度肝を抜かれました。
編集済
OPETHとPain of Salvationは、アルバムは全部持っているはずですが、このカバー曲はたぶん聴いたことないですね。EPやシングル収録か、あるいは持っていないバージョンのボーナストラックとして収録されているのか。
しかしこの人達のカバーは、元ネタを知っていても、もはやオリジナル曲にしか聴こえないです。アルバムの曲に混ざっていたら気づかないかもしれない。
特に"Yellow Raven"はもう、完全にPOSサウンドです。聴き比べてもなお、元がSCORPIONSの曲なんて信じられない。
意外と原曲は残ってるんですけどね。
[追記]
確認しました。オリジナルの"ghost reveries"は2005年に発売されて、私が持っているのはそれなんですけど、1年後の2006年にDVD付きの限定版が発売されて、それにのみ"Soldier Of Fortune"が収録されているようです。
発売直後の盤になく、数年後の再販盤にも収録されていないので、このカバー曲の存在を知らないOPETHファンは結構多いかも知れません。
BEYOND THE BLACKのこのEPは、紹介されている"To Hell And Back"以外の曲もかなりクセの強いラインナップをアコースティックアレンジしていて面白いです。Disturbedの曲がアコースティックアレンジでもいけるのが意外。
FLESHGOD APOCALYPSEも、オケ目立ちまくりアレンジのおかげで、意外と原曲に忠実なのにオリジナルにしか聞こえないです。「"Heartwork"ってこんな曲だったっけ?」と、何度も元曲を聴き返す羽目に。
ALLEGAEONは、"Subdivisions"は比較的原曲に忠実で、これはこれでいいですけど、"Roundabout"がかなりいいアレンジだと思いました。エクストリームアレンジされると、各パートのフレーズのエグさが強調されて面白いことになっています。この音源は欲しいかも。
LABYRINTHの"Dancing With Tears In My Eyes"は、WARMENが同曲をカバーしているというくだりで話題に上ったやつですね。
WARMENの方は無理やり感があって、あれはあれで面白いんですけど、LABYRINTHは相変わらずカバーがうまくて、元々こういう曲だったかのような自然なアレンジですね。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
OPETHの方は『Ghost Reveries』のボーナストラック、PAIN OF SALVATIONは同じく『Lenoleum』EPにそれぞれ収録されています。私が買ったのはどちらも日本盤なので、輸入盤には未収録かもしれません。
Daniel Gildenlöwは歌も曲も個性強いですからね。FLOWER KINGSでも参加作はすごく主張していましたし。TRANSATLANTICだとそうでもないのですが。今回のようなカヴァー曲は主張の強さが良い方向に表れている気がします。
BEYOND THE BLACK自体は割と親しみやすい作風なのですが、このEPといい、幅広いルーツを持っているなぁという印象です。今回の選曲はSABATON好きな私の趣味です。
FLESHGOD APOCALYPSE版の「Heartwork」、リズムから何からカッチリしているのに、聴いているとザワザワ、ゾクゾクするんですよね。おっしゃるように、本家とは違った味になっているのが素晴らしいです。
「Roundabout」は前回Paul Gilbert版を紹介してしまっているので、今回はRUSHの方にしておきました。ALLEGAEONはどのカヴァーも原曲を換骨奪胎して自分たちのスタイルにしているので、聴き応えがありますよね。
LABYRINTHはこの「Dancing With Tears In My Eyes」を聴いて、本当にアレンジセンスがいいなと思いました。WARMENバージョンはCOBからの伝統なのでw こちらも好きですよ。
今回のカバーは凄いですね。初っぱなの「ウルトラマンのうた」は、大真面目にやってるのに笑っちゃうし、OPETH の DEEP PURPLE はいい感じだし、『グーニーズ』や Ultravox やディスコはしっかりメタル化してるし。
ALLEGAEON は面白そうなので「Roundabout」も聴いてみたら、やっぱりうまい具合にメタルになってるし。PAIN OF SALVATION は、ああ SCORPIONS に確かにこういう曲あったな、と。
GYPSY KINGS に至っては、もう原形を留めていない(笑)。いやー楽しかったです(^_^)。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
「ウルトラマン」はオープニングに相応しい曲だと思い、1曲めに持ってきました。逆にジプシー・キングスはオチ要員ですw
「Soldier Of Fortune」はしっとりとした演奏もいいんですよね。『グーニーズ』はギリリアルタイム世代です。実はULTRAVOXだけ、今回唯一カヴァーから知ったのですよね。それぐらい違和感のないアレンジでした。
ALLEGAEONは流石のテクニックで聴かせてくれますよね。そして真野は初期SCORPIONS(というかUlrich Roth)大好き民です。そんな「好き」ばかりを詰め込んだ今回のテーマ、楽しんでいただけて何よりです。
今回も、どれも良かったです。
JORDSJØ のレトロっぽい感じは好きですね。
35 TAPES は確かに GENESIS っぽいです。
LALU の長い曲も好みです。
DISTRICT 97 の『One More Red Night: Live in Chicago』は私も持っています。あと、『Hybrid Child』とかも。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
DISTRICT 97のリスナーがすでにいらっしゃいましたか! もしかするとクリムゾンきっかけでしょうか。斯く言う私がそうだったりします。
JORDSJØ、35 TAPESのノルウェー勢はレトロ好きの期待を裏切りませんよね。LALUはDamian Wilsonから辿り着いたと記憶していますが、やはり彼が歌っている近作2枚が私は好みです。
最近、John Petrucciのソロとか、Liquid Tension Experimentの3rdアルバムへの参加もありましたし、そろそろ復帰する予兆なのかなあと思っていたので、私は再加入のニュースにはそんなに驚かなかったですね。
私はMike Portnoy脱退後のDREAM THEATERに不満はなかったですし、PortnoyはPortnoyで、DT脱退後はいろんなところに出没してはいきいきと活動しているように見えたので、PortnoyのDT再加入は特に待ち望んでいたわけではありません。別々に活動していても、それはそれで良かったのですが、再加入するならするで、次にどういうアルバムを出してくるのかは興味ありますね。
しかし、この選曲は面白いですね。DTのベストとして5thを選んでいたので、2ndや"A Change of Seasons"あたりが好きなのかと思っていたら、5th~10thの曲ばかりとは。"Black Clouds & Silver Linings"から2曲選曲しているも渋い。
5thが好きな人で、2ndより6th以降を重視するのは珍しい気がします。どちらかというと6th以降が好きになれなくて離れてしまった人の方が多かったので。
6th~10thの曲が好きなら、Portnoy復帰を待ち望んでいたのはわかります。
まあ、私が好きなのは4th、8th、11thなので、より一貫性がなくてわけがわからないんですけどね。
DTの曲でベストを挙げるときは"Panic Attack"にしています。2曲ひとまとめでいいなら"Hell's Kitchen"~"Lines in the Sand"が真のマイベストですけど。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
おっしゃるように復帰フラグはありましたけど、やっぱり驚きますって! 私が特に思い入れが強いせいかもしれませんが。
Portnoy不在中のアルバムに関しては、すいません。今回の反応でお察しください。一方でNEAL MORSE BANDやTRANSATLANTICでのびのび活動するPortnoyの姿を受け入れてもいたので、しばらくは見られないであろう淋しさもあるにはあります。
5th~10thが好きというのはその通りです。2ndが金字塔であるのは認めますが、一般的なファンほど神格化はしておりません。3rd、4thにもお気に入りの曲はありますが、アルバムトータルだと以降の盤には及ばない感じです。
言われてみると、私の好みってバラードとアグレッシヴな曲の両極端かもしれません。基本的に難しいことあんまり分かんない、残念な感性の持ち主なのでした……。
Portnoy離脱直後の11thは奇跡的に……というとアレですが、かなり大好きですよ。「Panic Attack」いいですよね。通り一遍でない好みの方とこうして意見交換し合うのは楽しいです。
そういえば私が初めてDREAM THEATERを聴いた/観たのって、Derek Sherinian参加直後の『Awake』ツアーでの来日公演(WOWOWで中継)なんですよね。いい機会なので、4thも久しぶりに聴き返してみますね。
真野様の思い入れが感じられる文章ですね。ドラマーの交代でサウンドが変わるのは私も U,K. で体験してますし(両ドラマーとも好きでしたが)、楽曲製作にも関わっていたなら尚更のこと、復帰はビッグニュースですね。
一聴してドラムセンスの良さが感じられましたし、どの曲も素晴らしく、流石は DREAM THEATER だなと感じました。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。昨日の今日なので、文面にも情熱が滲み出てしまったかもしれません。
U.K.については同感です。私もどちらとも好き派ですが、そこは後追いファンですし、リアルタイムで追っていたDREAM THEATERとはまた事情が違うというのはあります。
音楽性の変化は勿論のこと、プレイスタイルの違いが与える印象が予想以上に大きくて戸惑いました。Portnoyのドラム本当に大好きだったんだなあ、と再確認したこの13年間でした。
DERDIANは"NEW ERA PART II"あたりの頃に聴いたことがありましたが、なぜかやたらと音質が悪いのが印象的でした。
この"PART IV"は最近たまたまspotifyでランダム再生されて聴いたんですけど、あまりに音質が普通すぎてDERDIANだと気づきませんでした。今回紹介されていて聴いて、「ああ、あのとき流れていたの、DERDIANだったのか」といまさら気づいたという。
前作の"DNA"でも、キーボードの音がチープだったりして、ごく最近まで音質の問題を抱え続けていたようですが、ついに今作で普通の音質になったんですね。なかなか感慨深いものがあります。
音質の問題さえ解決すれば、結構いいパワーメタルバンドなんですよね。
PRETTY MAIDSは大御所ですね。Ronnie Atkinsが癌と診断されて、それで活動を休止しているのかと思っていたら、ソロ活動を重視していたんですね。
曲に関してはそこまで好みというわけじゃないんですが、癌なんか知ったこっちゃねえとアルバムを出しまくる姿勢には考えさせられるものがあります。
仙台貨物は、見た目の奇抜さや凝ったプロフィールから、もっと変な曲をやるのかと想像しましたが、曲は驚くほどまともですね。リズムもメロディラインも素直で聴きやすいですし。ヴォーカルは特徴的ですが、メタル界の基準からすれば常識の範囲内のような。
たぶん私が変な曲を聴きすぎて、感覚がおかしくなっているのでしょう。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
音質の問題はこだわり出すと果てしないですものね。私は開き直って大分許容することにしています(その場合でもヘッドホンでは絶対に聴きません)。
唯一、ANGRA『Aqua』だけは許容できなかった(曲はいいのに勿体ない!)アルバムですが……リミックスで改善されたという噂を聞きましたが詳細不明です。
DARDIANは、わたくし完全にIvan Giannini目当てで聴いております。バンドとしても、ここに来てまだまだ伸び代を感じさせるのが侮れませんよね。てらいのないイタリアン・メタルは好きです。
PRETTY MAIDSも好きではあるのですが、そんなにガッツリと聴き込んでいたわけではありませんでした。むしろRonnie Atkinsソロの方が沢山リピートしている不思議。メロディも曲も演奏も、何もかも私の好みに突き刺さるものがあったようです。生き様も本当に格好良いですよね。
仙台貨物は……正直ノリで入れました。とはいえ、演奏力も高くて安定していますし、メタラー諸氏の鑑賞に堪える音楽であると思っています。新曲リリースは紹介のチャンスとばかりに、ご登場願いました。
変な音楽は私も色々と聴いてきているので、お気持ちは分かります。今思い出せる最古の記憶はTHE BEATLESの「Wild Honey Pie」あたりでしょうか。ホワイトアルバムには他にも「Why Don't We Do It In The Road?」「Revolution 9」などありますし……と、話が脱線しそうなのでこの辺で。いつもご感想ありがとうございます。
最初に挙げられた2バンド&ソロは皆素晴らしいですよ。特に最初の DERDIAN のギター、好きですねえ。
PROJECT AEGIS はヴォーカルの変わり具合が面白いですねえ。
しかし何ですか、仙台貨物!? お笑いの「天才ピアニスト」並みの奇抜なネーミングとねずみ男みたいなヴォーカルで、その前に聴いていたサウンドが記憶から吹っ飛びそうでした(^_^)。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
今回は選出バンドが少ないので、水増し疑惑が所々に……という疑念を吹っ飛ばしたく、個性強めのラインナップにさせていただきました。サンキュー仙台貨物。
PROJECT AEGISはいずれどこかのタイミングで紹介したかったプロジェクトです。参加しているヴォーカリストが各人とても素晴らしいです。
DERDIANにご注目いただけたのは意外でしたが、確かにイタリアのバンドといえば演奏技術の高さも売りですものね。当たり前過ぎて強くは意識していなかったかもしれません。次からはじっくり聴いてみますね。
やはり私にとって耳になじみのクラシック・プログレは、安心感があります。
PAVLOV'S DOG の 2nd は、やはり Bill Bruford が参加したということでLPで買った記憶があります。「Julia」、良い曲ですね。
SEBASTIAN HARDIE の『Four Moments』、持ってます。エンディング曲なのになぜか「Openning」という曲、大好きです。
LOCANDA DELLE FATE の『Forse Le Lucciole Non Si Amano Più』も持っています。美しいですよねえ。
他の3バンドも良かったです。
作者からの返信
今回もコメントありがとうございます。この辺りのバンドは@windrain様もよくご存知かと思っておりました。
PAVLOV'S DOGはやはり2ndに言及されますよね。私も1stと合わせて輸入盤CDを入手した憶えがあります。
SEBASTIAN HARDIE『Four Moments』は邦題が「哀愁の南十字星」というのが良くも悪くもインパクトがありました。余談ですが拙作『くにつほし九花列伝』の「十字星」の元ネタです。
LOCANDA DELLE FATEは私のフェイバリットバンドの一つでして、アルバムを聴きながら毎回泣いてます……あ、引かないで! 情緒不安定になるぐらい心を揺さぶられる音楽だということです(汗)。
EDU FALASCHIの"ELDORADO"は、ANGRAの1stのテイストですね。1stのときにEduはいなかったので、彼がこういう曲を出すのは意外でしたが、これこそ私がANGRAにやって欲しかったサウンドなので、嬉しいのは嬉しいです。
今作の人間椅子は、明らかに方向性を変えてきましたね。ついにぶっちぎれたというか、文学趣味を捨てて歌詞が頭の悪い感じになり、演奏が派手目に。
最近の人間椅子は良くなってきたなとは思っていましたが、ここまでやるとは思っていませんでした。変に知的な雰囲気を出すよりは、こっちの方が面白くていいです。
Damian Hamada's Creaturesは、今まで興味なかったのですが、今作はだいぶ良くなった気がします。以前は聖飢魔IIの音楽に引っ張られ過ぎていた印象がありましたが、今作はそこから離れて、このバンドならではのテイストを出そうとしてきた気がする。
ダミアン浜田陛下ってこんなにギターうまかったっけ? と思って調べたら、陛下は作詞作曲担当で、ギターは他の方が担当してるんですね……って、よく見たらとんでもない面子ですね。
新メンバーの多くは作曲者としても活動しているので、それがこのバンドの楽曲にいい影響を与えているのかもしれません。
CHAOS CONTROLの"THE LEGACY WITHIN"のTr1は、演奏だけならブラックメタルですね。ヴォーカルがグロウルじゃないだけ。こういうのは意外といままでなかったかもしれません。グロウルが入りそうなところで入らないのがなんだか新鮮。
ここもスーパーバンドな面子ですね。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
EDU FALASCHI『ELDORADO』がANGRAの1stという発想はありませんでした。コンセプト的に『Holy Land』の方に印象が引っ張られていましたので……興味深い視点を与えてくださり感謝です。
人間椅子は個人的に今作が一番聴き易かったです。ここを入り口に、過去作へ遡っていくのもありかもしれません。
DHCに関しては、陛下の楽曲とシエルの歌声が揃っている事実だけで、メンバーチェンジへの心配は何もありませんでした。今後伸びていくことはあっても、衰えるビジョンが全く浮かびません。
CHAOS CONTROLは第一印象が「ヴォーカルだけパワーメタルのメロデス」なのですが、それでは身も蓋もありませんよね。実際、他にもお行儀のいいHIBRIAみたいな曲(ディスってないです)とかのバリエーションもありますし。全体としてはパワーメタルと言い表すほかないのですが、サウンドが軒並み重心低めの曲ばかりなのが面白いです。
TRITOPは、言われてみるとヴィンテージ楽器を多用しているんですよね。サウンドそのものは現代的なので気づかなかったです。
私がヴィンテージ楽器の音に慣れすぎているだけかもしれませんが。
イタリアンプログレによくある、真面目にやっているのになんか変な感じがする曲ですね。
サウンド的にはメタルと言えるほど重くないですが、曲の展開としてはメタルっぽくて聴きやすいのがいいところ。
A.C.Tは、いいのはわかっているし、実際聴いたらいいので、コメントに困るんですよね。
チェックはしているのですが、たまに知らない間に出ていたりするので、リリース情報はありがたいです。
SOUTHERN EMPIREは、Tr1を聴くと「Rush+YESか。面白い組み合わせだな」と思いましたが、他の曲も聴いていくと、常にその組み合わせじゃなくて、もっと多様で複雑ですね。だいぶいろんな要素が混ざっている。
なんか聴いたことのない感じだなと思ったら、オーストラリアのバンドなんですね。もしかしたらオーストラリアのプログレは初めて聴くかもしれません。
ついでに関連バンドのUnitopiaも聴きましたが、こっちはもっと多様性がありますね。ダンサブルな民族音楽調にサックスソロを入れたりとか、他ではないセンス。
最終的には何か買うだろうと思いますが、Unitopiaまで含めるとかなりの数をリリースしていますし、この辺はもっと聴き込んで検討したいですね。
I AM THE MANIC WHALEは、とりあえずspotifyで聴ける限り聴いて、なるほどこんな感じなのかと把握してからMVを観たんですが……MVが面白すぎませんか? 壮絶にダサくてチープ。
"Ghost Train"だから電車からの風景を合成したれとか、ゴーストバスターズのTシャツ着ようとか、安直で酷いセンスが酷すぎて面白い。そして何も関係ない「かわいいラーメン」。
気付いたら映像の方に見入っていて、曲が頭に全然入ってなかった(笑)
他のMVもだいたいこの系統の、Z級映画的な安っぽい映像ですね。そして実は他のMVでもゴーストバスターズのTシャツを着て、列車の中で演奏していたりするという。"Ghost Train"の曲名にかけてたわけじゃなかったのかも。
Youtubeのコメント欄によると、バンドメンバーの一人が鉄道マニアらしいですね。それでMVに鉄道が多用されている。
……いや、何の話だよ。
"BUMPER BOOK OF MYSTERY STORIES"の曲は、ディスクユニオンのサイトで全曲試聴できました。最初に買うなら旧作よりもこちらの方がよさそうな気がしますね。全体に聴きやすい。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
TRITOPは半年ぐらいスルーしてしまっていたのですが、一聴してユニークな音の虜になりました。気が早いですが、次作以降どうなっていくのかが、すでに楽しみです。
SOUTHERN EMPIRE新作の1曲目は、既存ファンに対する飛び道具ですね。元々作風にも幅がありましたが、今作はコンパクトな曲が増たり、フュージョン色を取り入れたり、また違った切り口で新しいことに挑戦して、それがしっかり実を結んでいる感覚です。
UNITOPIAはGENESISフォロワーみたいな認識でいたのですが、新作も出る(出た?)ことですし、また聴いてみようと思います。
I AM THE MANIC WHALEは私の好みドンピシャだと分かっているので、新作も迷わず購入しました。現物が届いてまだ間もないのですが、前作超え濃厚です。MVのTシャツは確かに気になりますねw
U.D.O.、タッチダウンときたらもう、アメフトファンにはたまりません(笑)。4曲目の間奏のトルコマーチ、間奏部に「ダニー・ボーイ」を取り入れた THIN LIZZY の BLACK ROSE を連想させますね。
EDU FALASCHI とNOVERIA、どちらもドラマチックですねえ。
人間椅子『色即是空』、あのお年でも疾走感のある曲が演奏できるんだなあ。
ILLUSION FORCE、シャウトが凄いなあ。
Damian Hamada's Creatures は聖飢魔IIの血統、好きですねえ。
CHAOS CONTROL、演奏がびっくりするほど速い。
今回も素晴らしいバンドたちでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。U.D.O.「Touchdown」実はMVを観た時点で@windrain様のことが頭をよぎっていました。いつもエッセイで熱心に語っていらっしゃったので。曲も最高ですね。
クラシックの名曲を引用するのはACCEPT時代からの十八番ですが、なるほどTHIN LIZZYのように民謡を取り入れるスタイルもありましたね。
他にも沢山聴いてくださって嬉しいです。今年は残りもまだまだ注目作が目白押しなので、頑張って紹介していきたいと思います。
今回も、どれも素晴らしいです。GLEB KOLYADIN、美しいサウンドですね。TRITOP のレトロなサウンドも良いです。A.C.T のライブも良い。
MONDO DRAG の演歌プログレ、PINK FLOYD の『Echoes』っぽい曲もありますね。
I AM THE MANIC WHALE、気になりますね。メンバーみんなおっちゃんみたいですけど、何歳なんでしょう?
作者からの返信
@windrain様、今回も沢山聴いてくださってありがとうございます。
A.C.Tは言わずもがな。ボーカル無しでも雄弁なインストってたまにありますが、GLEB KOLYADINの作品もその一つですね。
TRITOPはリリースから半年もスルーしていたのが悔やまれる出来ですし、MONDO DRAGは今作で「化けた」のが驚き&歓喜でした。アンテナは常に張っておくに限りますね。
I AM THE MANIC WHALE、メンバーの年齢まで気にしたことがありませんでした。元々こういう音楽を演っている人って、ビジュアルよりもサウンド重視っていうか……(汗)。アルバムが届いたらヘビロテしようと思います。
同じパワーメタルでも、アメリカ系とヨーロッパ系ではだいぶサウンドが異なり、私はアメリカ系のパワーメタルはあんまり馴染みがないのですが、今回のはまさしく私がよく聴く方の領域ですね。
知らなかったのはSPELLBLASTだけですね。
5thアルバムのテイストがAVENGED SEVENFOLDっぽいというのは、よくわかります。確かに全体的になんとなく似てる。私は特にTr6"The Dancing Plague"にそれっぽさを感じました。あのメタルに無造作に別の要素をぶち込んでいく感じはA7Xっぽい。でも、他の曲もそれぞれにそれっぽいところがあるんですよね。
ただ、A7Xのベースはエモコアなのに対して、このバンドはエモコアがルーツにないように感じます。おっしゃるようにIRON MAIDENベースですよね。これがアメリカとヨーロッパのテイストの差で、面白いところです。
ざっと聴いた感じだと、初期は若干イマイチですが、近年はだんだんうまくなってきていますね。
私はひとつ前のアルバム"Of Gold and Guns"が好きです。ジャケからして西部劇でいい。
HIBRIA、ANGRAのブラジル勢は名盤からの紹介で、文句のない安定度ですね。
ただ、"Temple Of Shadows"が人気なのは、ちょっと私には意外なんですけどね。複雑めの曲が多いアルバムなので、聴く人を選びそうな気がするのですが。プログレメタルからあのアルバムに行くのはわかるんですが、パワーメタルが好きな人があのアルバムを気に入るとは。
私は人に勧める時は、とりあえずもっとシンプルな"Rebirth"でワンクッション置いてから"Temple Of Shadows"かミニアルバムの"Evil Warning"、という流れが多いです。ただ、"Evil Warning"はもはや入手困難で、MP3販売もしていない状態になってしまいましたが。
VISION DIVINEについては前にも書きましたね。聴く度にヴォーカルが変わり、何かとカバー曲で見かけるバンド。カバーの時の方がなぜか本気度が高いような気がする。そういうところがイタリアらしい。
今回、Spotifyを活用して年代順に聴きましたが、初期よりも近年のほうがうまくなっていますね。
"Angel Of Revenge"は初めて聴きましたが、これ、最新アルバムのどの曲よりも良くないですか? なんで収録しなかったんだろ。
……と思ったら、どうやら海外盤にはボーナストラックとして収録されているようです。日本盤は未収録。なんじゃそりゃ。
ただ、海外盤は1枚組なので、2枚組の国内盤に収録されていない曲が多数あります。特に"Rusty Nail"のカバーは日本盤ボーナストラックとしてのみ収録。
それを考えると結局、国内盤+シングルという買い方しか選択肢がなさそう。
SABATONは、近年は北欧っぽさが薄れた感じがしますが、紹介されている"The Art Of War"あたりの時期だとミリタリー系だけど北欧ヴァイキングっぽさがあるテイストのバンドなんですよね。
"The Art Of War"の頃のほうが個性的だったのですが、今の方がうまくなっているので、どっちを取るかは悩ましいところ。
CRYSTAL VIPERは昔のしか聴いていませんでしたが、近年はいろいろやるようになったようですね。アルバムの中でも曲によってスタイルが大きく変わる。
このバンドは、演奏はともかく、音質がこもり気味なのがいつも気になるんですけど、ずっとこんな感じなので、たぶんわざとやってるんでしょうね。何の意図があるのかはわかりませんが。70年代志向のバンドがわざとアナログ音質っぽくするのと同じことなのか。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
SPELLBLASTは、往年のA7Xファンである私の好み優先で5thを選ばせていただきましたが、4thも充分に魅力的です。まさにマカロニウエスタン風のジャケにも惹かれます。
ANGRAについては、以前どこかでコメントしたかもしれませんが、私はプログレメタルという括りから入っていますので、『Temple Of Shadows』を挙げるのは必然でした。
そしてこのANGRAやVISION DIVINEをきっかけにパワーメタル方面へと目覚めるので、順序が逆なわけです。ややこしくて申し訳ありません。
そのVISION DIVINEですが、おっしゃるように近作の方が楽曲も演奏も素晴らしいです。特に、雑なところのあったOlaf Thorsenのギタープレイが急激に上達しているのが、掛け持ちのLABYLINTHの方でも確認できます。
「Angel Of Revenge」はどうしても何らかの形で取り上げたかった曲です。最新アルバムも悪くはないどころか、むしろ良盤なのですが、全てが噛み合った一曲の前には不幸にも少し霞んでしまいますね。
荒々しさを取るか、洗練を取るか、攻撃性と技術の両立を求められるメタルにおいては究極の選択になりますよね。どのバンドも2nd~4thあたりに名盤が集中しているのは、そのバランスの難しさゆえなのだと思います。
どのバンドも素晴らしいです。個人的には、プログレ畑で育ってきたのでキーボードが入っている VISION DIVINE が特に良かったですが、SABATON のライブパフォーマンスには圧倒されました。大観衆のノリも素晴らしい。そして『Last Stand』、いかにもヘヴィメタルのテーマにふさわしい。じっくり聴いてみます。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
VISION VIDINEはVo.をMichele Luppiが担当している、
3rd『Stream Of Consciousness』
4th『The Perfect Machine』
5th『The 25th Hour』
が特にプログレ色が強めです。ご参考までに。
SABATONにもご注目いただけたようで嬉しいです。アルバム全体のクオリティとしても『The Last Stand』(←「The」が抜けていることに今気付きました。修正しておきます)は、やはり秀逸だと思います。
編集済
聴く方で忙しかったので一旦スルーしていましたが、OPETHについてはコメントせにゃならんでしょう。
OPETHは間違いなくデスプログレメタルにおいて重要なバンドだと思うのですが、案外OPETHを知っている人や好きという人と出会わないんですよね。デスメタルとプログレメタルの両方が好きという人が少ないのかもしれません。
バンドマンで好きなバンドにOPETHを挙げているのを見たことがあるのは、Nemophilaのむらたたむ(Ds)だけです。
海外のOPETHのオマージュ的な曲をやっているバンドなら、当然OPETHは好きなんだと思いますが。
たまにOPETHに言及している記事を見つけると、なぜかみんな"Blackwater Park"を歴史的名盤と位置付けて、当時"Ghost Reveries"がどれだけ高く評価されたかを忘れているかのような書き方をしている。あれって絶対、プロデューサーがSteven Wilsonだからそう書いてるだけだと思いますね。
"Blackwater Park"なんて当時、「前作よりマシにはなったけど、やっぱり複雑で覚えられない」という評価しかされていませんでした。名盤には程遠い評価でしかなかった。あれを聴くのは変な趣味の好き者だけ。
当時リアルタイムでOPETHを聴いていた人は、どのアルバムが好きかは人によって割れていました。4th派、5th派、6th派、7th派と。その全ての人が名盤として納得したのが"Ghost Reveries"だったのです。好みはあるにせよ、あれが4thからのOPETHの完成型であることを誰もが疑いませんでした。
私は"Damnation"派でしたけど(でも曲単体で好きなのは5thの"Harvest"なのですが)、それでも"Ghost Reveries"がOPETHの最高傑作であることは否定のしようがありません。
とはいえ、デスプログレメタルとしてのOPETHのベストアルバムを決めるのは、実は難しいんじゃないかと私は思います。
収録曲全てのバランスが良いのは確実に"Ghost Reveries"で、これは通して聴いてもいけるアルバムだと思いますが、曲単体だと5th、6th、9thに8thの曲よりいいのがあるんですよね。結局、どれが一番か決めるより、全部持っておいて、自分でベスト盤を作ったほうがいいんじゃないの? と思います。
デスじゃないのでエッセイの話とは逸れますが、"Heritage"以降のアルバムに関しては、私は"Sorceress"が一応の頂点じゃないかと評価しています。"Heritage"は70年代ロックのオマージュ色が強すぎてオリジナリティに欠けていましたし、"Pale Communion"はオリジナリティは出てきたものの、曲としての魅力がいまいちな印象があったのが、"Sorceress"ではうまくバランスを取ったように感じています。
実は"Sorceress"は純プログレ化したOPETHの"Ghost Reveries"なんじゃないかと私は思っています……が、もはや本当に真面目に聴いてる人がどれだけいるのか、怪しい有様ですね。でもまあ、もともとOPETHは聞き手を選ぶ変な曲をやるバンドだったので、本来のOPETHに戻っただけなような気もします。
"In Cauda Venenum"はまた作風が変わったので、評価は今までとは別に考えることになるでしょう。ちょっとPorcupine Treeっぽくなったかも。
[追記]
この書き方だと、真野魚尾さんがマイフェイバリットに"Blackwater Park"を挙げていたの批判しているように取られる可能性がありましたね。
マイベストとしてどのアルバムを挙げるかは、好みなのでいいんです。私も迷います。キーボードワークが巧みな9thをベストにするかもしれません。
ただ、マイフェイバリットとして5thを挙げながら8thを「名盤」と評価しているあたりが、わかってるなと思ってニヤリとするところだったんですよね。
リアルタイムで8thを聴いたときの衝撃は忘れられません。おそらく当時の全てのOPETHファンがそうだったと思います。私なんか「OPETHにデスは要らないだろ」と言っていましたが、それが間違いだったことを嫌というほど思い知らされました。
そして、本当にデス要素がなくなってしまい、寂しかったのも事実です。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
今だから言いますが、第1回のフェイバリットにOPETHのアルバムを挙げる際『Blackwater Park』か『Ghost Reveries』かで、かなり迷いました。断トツで大好きな曲は前者収録の「Bleak」である一方、リアルタイムで出会って「恋に落ちた」のは後者の方だからです。
最終的にはどれも「そのバンドで一番好きな曲が収録されているアルバム」という条件でセレクトさせていただきました。今改めて見返してみても、やはり納得の選出です。
そんなわけで、『Ghost Reveries』をベストとする意見に反論はございません。本文でも書いているように「全曲必聴の名盤」だと思います。
デスメタル脱却以降のサウンドは、私自身の好みから微妙に外れてしまうので、評価が難しいです。強いて挙げるなら、前の方のコメントに返信させていただいた『Pale Communion』でしょうか。ギターソロなどのインストパートに聴き応えを感じるのがその理由です。
以降のアルバムも「いい感じのプログレバンド」として聴くにはそこそこ満足なのですが、「プログレデスの絶対王者」として暴れていた全盛期を知っていると、正直寂しく感じてしまいます。こればかりは所詮にわかファンのわがままであると自覚しております。
IL CERCHIO D'OROとIL BACIO DELLA MEDUSAはどちらもイタリアらしい曲のバンドですが、それでいて全然別物なのが面白いところ。光と闇みたいな感じ。THE FORTY DAYSにはどちらの要素もなかったのが驚きだったんですよね。
私は後者のほうが好みです。イタリアンプログレには変なテイストを期待しているところがあります。
"Abbey Road Reimagined"は、これはこれでいいんでしょうけど、私はBEATALLICAの"Abbey Load"の方が断然興味が湧きました。
ただ、私はMETALLICAの"LOAD"を聴いておらず、元ネタがわからなかったため、たぶん面白いことをやってるんだろうなとは思うものの、具体的に何をやっているかはわかりませんでした。わざわざタイトルを"Abbey Load"にしているのだから、必ずMETALLICAの"LOAD"からの引用があるはずなんですけど、それが私にはわからないんですよね。
なので、過去作からわかるやつを聴きました。"Sgt.Hetfield's Motorbreath Pub Band"と"Masterful Mystery Tour"ですね。
これはうまいですね。単にビートルズの曲をメタリカ風にしているんじゃなくて、ビートルズとメタリカの曲を混ぜて1曲にしているわけですね。
そして歌詞が酷いことに。ちゃんと聞き取れているわけではないですが、断片的に聞き取るだけでもわかる酷さ。"Hey Dude"とか"I Want To Choke Your Band"とかはタイトルからして酷え(笑)
基本的にはビートルズにメタリカのリフを持ち込むものが多いですが、逆に、メタリカにビートルズをぶち込んだ"The Battery Of Jaymz And Yoko"や"Masterful Mystery Tour"も秀逸ですね。特にこの辺は元ネタが有名だから何をやっているのかわかりやすくていい。
そして、確かにビートルズ風だしメタリカ風でありながら、絶対にビートルズもメタリカもやらないような曲になっているところが面白いです。
作者からの返信
涼格朱銀様、ここまで読んでいただき、また沢山の熱意あるコメントをありがとうございます。
イタリアン2組(とFORTY DAYS)についての印象はおおよそ同意です。光と闇。例えばLOCANDA DELLE FATEとIL BALLETTO DI BRONZO。私はどちらも大好きなので選べません。
私は中学生の頃からTHE BEATLESがずっと好きで、今でもBEATLESの全アルバムをカバー曲だけで組んだプレイリストを作って一人で悦に入ったりしている変態です。『~Reimagined』に飛びつくのは必然でした。JELLYFISH(当然ながらBEATLESマニア)のメンバーまで参加していますし。
それにしても半分冗談で取り上げたBEATALLICAにこれほどご注目いただけるとは。両方のバンドを知っているリスナーならば、曲名だけで笑えますものね。実際聴いて倍笑えます。皆様と楽しさを共有できて嬉しく思います。
ICON OF SINは、ヴォーカルが似ているからIRON MAIDENに引っ張られますけど、曲はそこまで似てないですね。わりと正統派なパワーメタルな感じ。
"Bare Knuckle"のクセの強いコーラスや、"Wheels Of Vengeance"のリフなどには中毒性があって、結構耳に残ります。2回目に聴いたときに「昔聴いたことがある気がする。カバー曲なのかな?」と勘違いしたほど覚えていました。
FLOR DE LOTOは面白いですね。ケーナソロや、ところどころのフレーズはキャッチーですが、かなり曲の展開が複雑。ちょっと複雑すぎかも。このアルバムでは最もシンプルな"Animal"くらいのバランスがちょうどいいんじゃないかと私には思えます。
以前も書きましたが、LOVEBITESの"Knockin' At Heaven's Gate"はBlu-rayで持っています。
"Nameless Warrior"はスタジオ盤だとちょっとソロが多すぎてくどいかなと思っていましたが、ライヴだと気にならなかったですね。"Judgement Day"も、スタジオ盤だと蛇足に聴こえたイントロとアウトロがライヴだとちゃんと機能していましたし、結局のところ、ライヴ映えを考えて曲を書いているということなのかもしれないです。
演奏はもともと心配してなかったですけど、ステージ上の動きも以前よりも多くなっていますし、順当に進歩しているように見えました。
新ベーシストのfamiについても何も心配していませんでしたが、ひとつだけ気になっていたことはありました。"Holy War"のヴァースのタッピングユニゾンをmihoは片手で弾いていましたが、あれをfamiはどうするのか、ということ。両手で弾いていました。
あのユニゾンでmihoは当然のように片手で弾いていたのですが、あれが理に適った自然な奏法なのか、それとも特殊なのかは気になっていたんですよね。
バンドメンバーが変わるのは望ましいことではないですが、変わったら変わったで、そういう違いを見ることができる、という楽しみがあるのも事実です。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
ICON OF SINについては本文に書いた通りなのですが、一言付け加えるとすれば1stよりも今作のほうが私は好みです。
FLOR DE LOTOはエスニックなプログレメタルという見方もできるかもしれませんね。過去作だともっと取っ付き易いアルバムが気がします。
LOVEBITESのライヴ映え狙いはなるほど感じました。「Glory To The World」(というかEP全体)は聴いた当時、装飾過多でオーバープロデュース気味な印象だったのですが、ライヴで聴くと楽曲本来の良さが素直に伝わって来て好きになりました。
「Holy War」ベースのタッピングですか。映像がないので何とも言えないのですが、個人的には左手(ネック側)はミュートも兼ねてあまり動かさず、右手(ブリッジ側)で暴れる方が楽な気がします。両手と言ってもチャップマンスティックみたいな弾き方ではないですよね? とんちんかんなことを言っていたらすみません。
フォークはよく知らないんですよね。たぶんここで挙げられているバンドは有名なんでしようけど、全然知りません。
COMUSは私がフォークというジャンルから期待する曲とは外れている気がするんですよね。かと言って何にカテゴライズすればいいのかはわかりませんが。それで結局プログレ・フォークと呼ばれたんでしょうけど。
聴いた時はもっと新しいバンドなのかと思いました。OPETHやTHE MARS VOLTAあたりから影響を受けているのかと思ったら、1971年発表とはね。むしろMikael Akerfeldtの方がCOMUSから影響を受けていたという。
GRYPHONは曲調が近いこともあって、Rick Wakemanのソロワーク味がありますね。鍵盤楽器を弾きまくる人はいないですが。
spotifyにある限りで試聴したところでは、だんだんロック寄りになっていったようですね。ただ、本当にロックと言えるほどかっちりとした感じではないですが。2020年作でもその辺は同じ。
"Treason"はなんとかして聴きましたが、なぜかこの作品だけロックなんですね。再結成時にこの方向性を引き継がなかったのは残念だった気もする。
友川かずきはぶっちぎれてますね。「桜の国の散る中を」だけ狂っているのかと思って他のもいくつか聴きましたが、どれも同じ感じだったので、要するにこういうスタイルでずっとやってるようで。
アーティストが酒や薬その他の影響で、たまにこういう曲を書くことがありますけど、ずっとこのスタイルでやっている人は珍しいです。つまり正気なんでしようね。本当にイカレていたら長続きしないですから。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
本文にも書いていますが、結果的にベタなセレクトに落ち着いいてしまいました。COMUSとMELLOW CANDLEはどうあっても外すわけにはいきませんし……仮にあと6組選ぶとして英国勢で埋まってしまうと思います。そのぐらい層が厚いです。
他の地域を出そうとすると、アイルランドのTÍR NA NÓG、スペイン・バスクのHAIZEA、カナダ・ケベックのHARMONIUMとか……結構ありますね。プログレフォーク第二弾組もうかしら。
そのCOMUSですが、まさにMikael経由で知りまし……いや、Lee Dorrianだったかもしれません。とにかくその界隈です。暗黒フォークの洗礼を浴びました。
GRYPHONは個人的に5thが至高と言ってしまうと身も蓋もないのですが、本音はそんなところです。とはいえ1st~2ndの路線も無視できない異彩を放っているのは事実なので。
友川かずきは最初ちょっとびっくりしますよね。でも、聴いているうちに慣れるだろうと思っていたのですが、未だに慣れません笑
ALL FOR METALは、ベースはジャーマンメタルですけど、少し北欧メタルが入ってますね。そして中毒性のあるコーラスを連呼するから嫌でも耳に残る。
ひたすらコーラスを連呼する展開や、そのコーラスで歌われる歌詞がアレなんでバカっぽく見えますけど、実はかなり緻密に作られている感じがします。
BLOODBOUNDは6/8拍子メロパワ多めなのがいいですね。特に"1066"のテンポを変えずにドラムパターンだけで6/8から4/4へ移行するところがいい。
"LAND OF HEROES"で、なんかALL FOR METALで似たようなのを聴いたような気がしたのですが、たぶん歌詞に"mountains"が入っているからですね。"Mountain of Power"とは全然違うタイプの曲ですが、歌詞が耳に残りすぎ。
STRAY GODSは前作も聴きましたけど、前作は本当にヤバいくらいまんま昔のIRON MAIDENだったんですね。ここまで似ていると「どうせなら本物の"THE NUMBER OF THE BEAST"でいいかな」となってしまいがち。
今作はだいぶIRON MAIDENらしさを抑えていますね。もしIRON MAIDENが昔のままアップデートしたらこんな感じになるんだろうなという曲に。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
ALL FOR METALは専任のソングライターがいるっぽいですね。コンセプトメイキングも凝っていますし、ビジネスモデルもしっかりしてるのではないかなと何となく思っていました。それはそれとして無心で盛り上がらせてもらいますけどね!
BLOODBOUNDに限らずですが、メタルは非英語圏のバンドも多いですから、割と歌詞は単純で憶えやすかったりしますよね。MANOWARとか何回オーディン言うねんっちゅう感じですし……MANOWAR思いっきし英語圏ですけど。
STRAY GODSは元FIREWINDのBob Kationis目当てで聴いたのですが、驚いたというか笑いました。リスペクトを微塵も隠さない思い切った姿勢は好きです。
WILDERUNはOPETHに似てるタイプですけど、Steven WilsonによってプロデュースされたOPETHよりもPorcupine Treeっぽいのが面白いところ。逆にOPETHは全然Porcupine Treeっぽくないんですよね。
Mikael AkerfeldtとSteven Wilsonが組んでStorm Corrosionをやると発表したときに人々が期待したのは、たぶんこんな曲だったんじゃないかなと思います。
AVENGED SEVENFOLDは何曲か聴いたことがあるのですが、そこまで好きということがなかったバンドです。
かなり有名なバンドなだけあって、最近観たYouTubeの音楽リアクション動画でも何曲か取り上げられていたので聴きましたが、なんかドラムがMike Portnoyっぽいと思って調べたら、本人だったということがあったのを覚えています。
"A Little Piece Of Heaven"は別格にいいですね。A7Xを勧める人で、この曲を挙げているのは今まで見たことがなかったです。なぜこれを勧めないのか。
キャッチーではあるものの歌詞が猟奇的でイカれていますし、MVは好き嫌いが激しく出るやつなので、そこがネックになるのかもしれないですね。
MVは、前半だけ観るとただ悪趣味なだけに見えるのがマイナスなんだろうなと思います。結局バカップルが殺し合った末にお互いまだ愛していますというところまでちゃんと観れば、単に悪趣味なんじゃなくて、ぶっちぎりで狂っているということがわかると思うのですが。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
WILDERUN、なるほどです。PORCUPINE TREEがメロデス演ってみました感。それにしても、こういうサウンドが北米からポンと出て来るところが、返す返す面白くてなりません。
A7Xは「A Little Piece Of Heaven」がベストだと思っている人です(断言)。
以下、当時(7/13)の近況ノートより引用。
『初稿では故The Rev(Dr/Vo)への思いの丈を長々と吐露していたのですが、重すぎるので割愛。「A Little Piece Of Heaven」聴き返しながら号泣してるとか書かれても読者ドン引きですもんね……(結局書いてる)。』(引用ここまで)
分かっていただける方がいらっしゃって救われます。ここまで破茶滅茶なことを演っていても、根っこがちゃんとメタル(≒愛と狂気)なのですよね。
LARS FREDRIK FROISLIEはいいなあと思ったので、たぶん以前紹介されていたWOBBLERにも反応したんだろうなと思って読み返してみました。やはりコメントを書いてますね。
明らかに私はWOBBLERよりこっちの方が好きです。その理由はYESよりRick Wakemanのソロの方が好きなのと同じだと思います。
キーボーディストはソロワークでいい曲を書くことが多いんですよね。
THE FORTY DAYSは、イギリスのネオ・プログレに近いテイストですね。IQとかKinoとか。Frost*もこの系統ですが。前作の"The Colour of Cange"は確かにPink Floyd風のサイケデリックサウンドが強めでしたけど、今作はそこからより近代的なプログレになった感じでしょうか。いずれにしてもかなりブリティッシュな感じ。
ときどきPorcupine Treeっぽくなりますが、実際にPorcupine Treeから影響を受けているのか、それともネオ・プログレの影響からたまたま似たのかはちょっと判断が難しいところです。
AVKRVSTはまんまOPETH+Porcupine Treeですね。
こういうバンドは元ネタのいいところを真似して悪いところは真似しないので、本家より安定して聴きやすくていい、ということがあるんですよね。
特にOPETHはもうこういう曲を作ってないので、これが聴きたかった、という需要は必ずあるはず。
作者からの返信
コメントありがとうございます。涼格朱銀様は鍵盤を嗜まれるんですものね。キーボード周りには一家言お持ちのことと思います。Wakemanソロ作、久しぶりに聴き返してみようと思います。
THE FORTY DAYSへの印象は同意します――と思いましたが私、北米風とか言っていますね。ネオ・プログレに通じる爽やかな雰囲気をそう感じたのでしょうか。作風の変化のきっかけは気になりますが、いずれにしても好みのサウンドです。
AVKRVSTもまさにいいとこ取りのバンドですよね。今後芽生えるであろうオリジナリティという伸び代にも期待できる分、フォローするのが楽しみでもあります。
この中だとSCAR SYMMETRYいい感じに聴こえる、ということは北欧メタルが好きということなんでしょうね。
たまに思い出したように「本当にこれ、ライブでやるの?」というような超高速ブラストビートが入ったりしますけど、かなりデス要素は薄めですね。
FROZEN LANDは本当に清々しいくらいHELLOWEENですね。ただ、HELLOWEENの複雑で冗長なところは受け継いでいないので、HELLOWEENのおいしいところ取りバンドとして需要がありそうです。もっとも、HELLOWEENにしてはBPM速めで、メロスピ寄りではありますが。
miyakoの"Etude Op.23"はガチのクラシックアレンジなので、LOVEBITESのファンでもちょっと反応に困るところはあるでしょうね。
元曲をトレースしたパートよりも、自由を採ってアレンジしたときに面白味があるカバーで、ピアニストとしてよりは、コンポーザーとしての腕を披露するアルバムな感じ。
"Battery"のカバーは、たぶんガチのMETALLICAファンは好きではないアレンジだと思いますが、あれほどメロディを捨ててリズムを重視した曲をメロディアスにアレンジするところにLOVEBITESが成功した要因があると思うんですよね。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
北欧メタル、好きです。メタル産出地域なので、特に意識しなくても耳に入って来るというのもありますが。
HELLOWEENいいとこ取りは言い得て妙ですね。同系のバンドですと、当エッセイでは紹介するタイミングを見失っているEVERMOREなんかもあります。こちらはFROZEN LANDよりも若干メロディアス寄りかもしれません。
miyakoのEPはLOVEBITESファン向け(自分含む)に取り上げた感がありますが、なるほど作曲センスにご注目されましたか。コードやリズムなどの要素からメロディを浮かび上がらせる感覚に長けているのでしょうね。納得です。
初っぱなから70年代テイスト満載で、とても新譜とは思えないのが微笑ましいです。
「ランバダ」懐かしいですね。
『Abbey Road』のトリビュート盤に Rick Wakeman、Patrick Moraz の元イエス組が参加しているのは意外でした。しかしアルバムジャケットのアビーロードの荒廃っぷりや、横断歩道を誰も渡っていないところなんか、どうしちゃったんでしょうね?
作者からの返信
@windrain様、いつもコメントありがとうございます。
70年代のイタリアンサウンド大好きなのですよね。特集しようかと考えたりするのですが、別のアイデアも浮かんで来たりして、なかなか上手くいきません。
ランバダ……はともかくアビー・ロード、MorazとWakemanはそれぞれ「Because」と「You Never Give Me Your Money」担当ですね。アートワークに注目されるとは通でらっしゃいます。言われてみれば意味深ですよね。
編集済
鉄板曲ばかりだな……と思って見ていたら、ANGRAからの選曲が"Holy Land"だったので「なんで?」と一瞬思いました。
楽器構成の関係ですね。パンティロとビリンバウで"Spread Your Fire"とかはないか。
実は私はANGRAだとこっち系の方が好きで、ベスト曲を挙げる時は"Hunters And Prey"にします。世の中では"Temple Of Shadows"が一番人気ですが、私は「十字軍をテーマにしたらブラジル民族音楽やれないだろ!」と不満でした。それでANGRAには見切りをつけて(アルバムを買ってはいますが)、Kiko Loureiroのソロワークを中心に聴くようになりました。あっちだと結構民族音楽調とか、ジャジーなやつをよくやってるんですよね。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
ANGRAの選曲については半分はおっしゃる通りで、作中のシチュエーションの関係です。もう半分は、主人公が1996年の日本出身であるのが理由です。年代を限定しないといくらでも曲を出せてしまうので……。
『Hunters And Prey』も必聴EPですよね。表題曲のポルトガル語版も味わい深いです。「Bleeding Heart」は『Rebirth』の日本盤ボートラでもあった記憶ですが「Wishing Well」と並ぶ名バラードだと思います。
私はベスト曲を挙げるとしたら「Spread Your Fire」ですが、勿論ブラジリアン系も大好きです。『Temples Of Shadow』前後の音楽性と精神性は、近年のEdu Falaschiソロ作にそのまま受け継がれていると思います。
珍しく知っているバンドが多いですね。昔からあるバンドが多いからですね。メンバーは入れ替わったり、活動休止時期があったりはしていますが。
ANTHEMは再結成してからのアルバムの方が好きです。毎回買うわけじゃないですが、買えば期待に応えてくれます。一番好きなアルバムは"Immortal"ですけど、"CRIMSON & JET BLACK"も安定のデキですね。
TYGERS OF PAN TANGはよく聴いていたバンドじゃないですが、知ってはいます。まだ活動していたんですね。解散したと思っていました。……と思って調べたら、やっぱり何度か解散と再結成を繰り返しているみたいですね。
DAERIAはいかにもスパニッシュメタルらしいメロディラインですね。
なんか聴いたことがある感じだと思ったら、DORIAが名義変更したバンドみたいですね。じゃあ以前から知っていたバンドに含まれるのか。
DORIAの頃よりサウンドは良くなっている気がします。
YESもメンバーがころころ変わるバンドですが、曲自体は安定しているんですよね。私はRick Wakemanのソロワークの方をよく聴いていて、近年のYESは聴いていませんでしたが。
"Mirror To The Sky"の面子はもうオリジナルメンバーが誰もいませんし、特にJon Andersonがいないのが大丈夫かよと思わせるところですが、意外と全然問題ないのが面白いところです。
ARJEN LUCASSEN'S SUPERSONIC REVOLUTIONは……知らないバンドに入れたほうがいいですかね。
ARJEN LUCASSENは、プログレ寄りのメタルを聴いていたら、彼が参加している曲を聴いていることは、まあまああると思います。
近年よくある70年代ロックへの懐古主義的なプロジェクトらしいですが、音は全然70年代じゃないのが潔くて好きです。どうせデジタルでレコーデングしたりミックスしたりしてCDで出すなら、音を擬似的にアナログにしなくてもいいのにと思うことはままあるので。
このストレートな音楽の方向性はAYREONより好きです。
M-OPUSは知らないバンドですね。
曲によってあまりに傾向がバラバラなので、一体このバンドはどうなっているのか、何が本当にやりたいんだと思って調べたら、本作は1972年に発売されたアルバムという設定で、それぞれの曲が70年代のロックのオマージュになっているらしいです。それがわかって聴いた方が面白いかもしれません。
ICE AGEもまだ活動してたんですね……と思ったら、やはりこちらも一時期解散して、最近再結成したようですね。過去の2枚は持ってます。
長いブランクがあったにも関わらず、何事もなかったかのように昔と変わらない感じですね。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
ANTHEMは他の方への返信にもあるように、今作が好みに合致したのですよね。バンド自体はそれほど聴き込んで来なかったので、この機会に「IMMORTAL」も聴き返してみようと思います。
TYGERS OF PAN TANGは私も再結成後の方が馴染みがあるかもしれません。やはりリフが良いのに加えて、Vo.が好みのタイプなことが大きいです。
スペインのバンドを漁り始めたのは最近なので、DORIA→DAERIAの件はスルーしていました。DÉBLER→DÉBLER ETERNIAといい、改名バンドが結構あるみたいですね。
YESは本文にも書きましたが、Steve Howeの存在が大きいのでしょうね。でも確かにAndersonやWakemanが不在だと「狂気が足りない……!」と思ってしまいます。
ARJEN LUCASSEN~については全面的に同意します。今作はそういった思い切りの良さが大きくプラスに働いたのだなと感じます。
M-OPUSについてはちゃんとコンセプトを書くべきでしたね。私的には2曲目「Riverflow」だけでお釣りが来る出来なので、その辺り失念しておりました。
ICE AGEは今作から知りましたが、なかなか好みのサウンドでラッキーでした。
OUは変わったテイストですね。楽器隊だけだとジェント系なのに、ヴォーカルがかなり自由にやって独特のサウンドに仕立てている。
調べてみたら、ヴォーカリストのオーディションの際にインスト音源を渡して、ヴォーカルパートを好きにやらせる手法を取ったらしいですね。しかし、いくら自由にやっていいと言われても、ここまでやるヴォーカリストはそういないと思います。
韓国はポップスとヒップホップが強過ぎて、メタルを標榜していても結局ポップロック寄りのバンドが結構多いんですよね。プログレなんかそう見つからない。なので、ARKITEKTUREを聴いて安心しました。しかし、再生数の圧倒的な少なさが厳しい事情を物語ってはいますが。
然るべき界隈に認知されれば、このバンドはちゃんと人気が出るだけのポテンシャルがあると思うんですけどね。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
OU結成にそんな経緯があったのですね。興味深い情報感謝いたします。
韓国のメタル/プログレはたまにチェックするのですが、おっしゃるような傾向が邪魔するのか、特集できるほどのバンドが見つからないのがもどかしいです。ARKITEKTUREのような「当たり」が今後も発見できると嬉しいのですが。
編集済
この回はTanithの"Snow Tiger"一択です。スパニッシュな哀愁サウンドがたまらん。スペインや南米のバンドは叙情的な哀愁メロディが得意ですけど、ここまでド直球なのは意外とやらないんですよね。アメリカとか日本の方がやる人が多い。
アルバム全曲このタイプだったら私はそれはもう狂喜乱舞したでしょうけど、この曲はTanithの中では珍しいタイプみたいですね。しかしまあ、この1曲だけでアルバムには充分すぎるほど価値があります。
いや、もちろん他の収録曲も悪くないですよ。音楽的にはそんなに懐古主義的じゃないですが、わざわざアナログなレコーディングをしていることで、レコードの曲みたいなサウンドにしているのは面白いと思います。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
TANITHは前作からのファンなので、ご注目いただけて驚き半分、嬉しさ半分の気持ちです。1曲めの掴みは大事ですよね。アナログっぽい温かみと、どこか一発録りっぽい勢い(そういう演出かもしれませんが)が魅力のバンドだと思います。
やっぱり LOVEBITES すげーっす!
HEMINA の組曲も凄いですね。ジャンルはプログレでも問題ないです。
HAIL THE SUN、ICON OF SIN も聴きどころ満載。
FLOR DE LOTO のケーナもいいなあ。
紫、まだ頑張ってるんですね。
MARC HUDSON はやっぱりアニソンに聴こえます(^_^)。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
基本的にライヴ盤やベスト盤は紹介の優先順位を低くしているのですが、今回のLOVEBITESは無視するわけにはいきませんでした。先行動画のインパクトがありすぎて……。
その他にも沢山聴いていただけて何よりです。プログレメタル系はどっちで取り上げるべきか毎回迷うのですよね……仮にプログレとして扱うと、メタルが減ってプログレばかりになってしまうので。まだ様子見です。
編集済
UNLEASH THE ARCHERSは最初、他の作業をしながら裏でYouTubeのMVを流して聴いていて、「音楽的には結構好きな方だけど、似たような曲をやるバンドはあるしどうかな……」と思っていたのですが、MVを観たら一気に好きになりました。
MVに力を入れていないバンドは多いですけど、MVきっかけで好きになることもあるんで、どうせならちゃんとしたものを作ってくれていると嬉しいです。
他のMVもいくつか観ましたが、一見シリアスそうなやつでも、どこか笑える内容になっていますね。
FIRST FRAGMENTは楽器演奏が良すぎて、ヴォーカルが邪魔な気がしてしまいます。インストだったら間違いなく買いでしたが、ヴォーカル込みで愛せるかどうかは、もっと聴いてみないとわからないです。
このバンドの評価は気になったので、ちょっとネットで調べてみましたが、一般的には「ギターが弾きすぎ」という意見が多いみたいですね。これは根本的には私と同じで、ギターが強すぎるために相対的にヴォーカルが弱くなっていることを指摘しているのだと思います。
今後、その辺のアンバランスさをどうするのかは興味深いところです。私としては、ギターを弱くするよりは、ヴォーカルがギターに負けないくらい強くなる方を望みます。
PYRAMID THEOREMは、一曲だけ聴いたときは「いいけど、もう一押し欲しいかな」と思いましたが、他の曲も聴いていると、アベレージが高いバンドだなと思うようになりました。即効性はないものの、アルバムを総合的に聴いていくとなかなか良くなってくる感じ。ただ、指摘されているように、ドラムのソロやフィルは手数ばかりで単調に感じる時がありますね。
言われてみると確かに、デレク在籍時のDREAM THEATERに似ている気がします。それで私が気に入った理由は説明が付きますが、一般にデレク在籍時のDREAM THEATERは人気がないので、バンドにとっては嬉しくない事実かもしれません。
THE AGONISTは、ARCH ENEMYのAlissa繋がりで知っています。調べたら2023年5月で解散したらしいですね。ヴォーカルが変わってからは買ってなかったのでわからないですが、少なくとも確かに"Lullabies For The Dormant Mind"は聴く価値ありだと思います。
PROTEST THE HEROも知っています。私も1枚挙げるなら"Volition"です。
知っている曲については他のバンドにコメントするついでのときだけ言及していますが、このエッセイで挙げられているバンドはたいがい知らないので、たまに知っているのがあると安心します。
作者からの返信
涼格朱銀様、私の手違いでご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。コメントありがとうございます。
加えて、先ほどの私からの返信にも一部勘違いがございましたので、書き改めました文章をお送りいたします。
* * *
UNLEASH THE ARCHERS、お気に入りのきっかけとなれたようで何よりです。この音域でテクニカルに歌える女性Vo.は割と貴重だと思うので、もっと認知されてほしいですね。
(※以下原文より書き直し)
先ほどFIRST FRAGMENTについて返信したのですが、別のバンドと間違えて延々と感想を述べていたことに気付きました。よって、それらは撤回いたします。
私の印象もおおよそ大同小異です。特に、ヴォーカルが引っ込んで聴こえるのには同意します。それはそれとして、目の離せないとても魅力的なバンドです。
(※書き直し以上)
PYRAMID THEOREMへのご指摘はもっともかなと思いつつ。一方で確かに光る要素もあるバンドで、このエッセイではそういうったポジティヴな部分を推していくのを基本方針としています。
THE AGONISTは本稿を書いた翌月の解散発表で驚かされたのが記憶に新しいです。寂しいですが、メタル史に確かな実績を残せたのが救いではありますよね。
PROTEST THE HEROをご存知で、しかも『Volition』を挙げてくださるとは。冷静な分析だけでなく、こうして共感をお寄せいただけるのも素直に嬉しく思います。
この27、28で挙げられている曲はどれも好きですね。結局プログレが好きだということを思い知らされた気がする。たぶん、たまたま私の好きなタイプの曲が固まっていたんじゃないかと思いますが。
この前後編の中だと、特にKARMIC JUGGERNAUTがいいですね、と書こうと思ったら、THANK YOU SCIENTISTのベーシストがいるんですね。なるほど。
曲そのものはTHANK YOU SCIENTISTと似ているわけではないですが、それでもこのラインナップの中からピックアップしたのがこのバンドということは、何か共通したものがあるんでしようね。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
この前後編で取り上げたバンドは、概ねどれもプログレファンの求めるサウンドを素直に表現している気がします。涼格朱銀様のプログレの好みも私と似た傾向なのですね。嬉しいです。
KARMIC JUGGERNAUTは以前、元DREAM THEATERのMike Pornoyがお気に入りに挙げていたのが聴くきっかけになりました。このバンドに限らず、ミュージシャンのおすすめだったり、参加メンバーの人脈だったりを追っていくのは見識が広がって面白いですよね。
WOBBLERは、"Five Rooms"はあまりピンと来なかったですが、"By the Banks"はなぜか好きですね。自分でも理由がわかりませんが。ひとつは3拍子リズムを多用していることだろうと思います。あとは曲の構成? あるいは単純にYESっぽいからかも。
SAMLA MAMMAS MANNAの名前を見るとは思いませんでした。
思わず「こんな曲だったっけ?」とアルバムを引っ張り出してきて聴いてしまいました。久々に聴きましたが、やはりいいですね。隠しきれないヘンテコさがたまらんです。そもそも隠そうとしていないか。
……というか、spotifyに私が持っていないアルバムがあるじゃないですか。これは聴かねば。
TUSMORKEももっと変であってくれたら好物だったかもしれないです。私にはまともすぎるか。MVはまともじゃなかったですけど。
GAMAは特におすすめしているだけあっていいですね。全曲好きというわけではなかったですが、単なる懐古主義的なプログレとは少し異なる感じがします。
たぶん私は、彼らの曲だとギターサウンドが厚いやつが好きっぽいです。"Zero Experience"とか"Devolution"とか。
"In The Land Of Gama, Part2"もいいですけど、YESの"Heart Of The Sunrise"が好きだから、それに引っ張られているだけなんじゃないかという懸念が拭えません(笑) もう少し冷静になって考える必要があります。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
WOBBLERとTUSMØRKEはメンバーが被っていたはずなので(確かkey.が同じ)、ガワは違うんですが共通した空気感がありますよね。SAMLAの名前を出したのは、珍妙な感じを手っ取り早く伝えたかっただけです。どのみち好きなバンドではあります。
GAMAの選曲は他に適当なMVがなかったというのもありますが、なるほど有名なフレーズですものね。気になるのも分かります。それはそれとして楽しいからいいじゃん、というのが私の揺るがぬ視聴スタイルだったりします。
ここで挙げられているバンドは、もしかしたら過去に試聴したことがあるかもしれませんが、2010年代以降はほとんどチェックしていない系統ですね。たぶんOPETHで満足してこのジャンルから新しいバンドを探すのをやめたからだと思います。
Fleshgod Apocalypseは、下手なシンフォニックメタルよりオケ隊が分厚いですね。
AETERNAMのオケ隊の使い方には文句ない、というか、これくらいのバランスが普通だと思いますが、Fleshgod Apocalypseはオケ隊をミックスでかなり前に出していて、それに負けないようにメタル楽器も弾きまくっている感じ。
普通、メタルにおいてオケ隊はゲストなので、ここまで前に出そうとする発想にはならないものですが、それをあえてやるところにこのバンドの個性がありますね。
AMORPHISは長いこと活動しているバンドですね。メロデスに分類されることの多いバンドですが、私はゴシックメタル要素が強い気がしていました。
最近は聴いていなかった……というかもう10年以上聴いてなかったと思いますが、紹介されているアルバムだと北欧民族音楽調が強くなっているものの、やはり以前のゴシック要素も強く残っている感じがします。私は好きですけど、それはゴシック強めだからな気がします。
ORPHANED LANDは……確かにグロウルはありますけど、ミックスで後ろにされていたりしますね。これはどっちかと言うとアグレッシブになったPorcupine Treeのような……と思ったら、Steven Wilsonが関わっているんですね。納得です。
NE OBLIVISCARISは、ここで紹介されている"Urn"よりも、次回で紹介している"Exul"の曲の方がバイオリンの使い方がうまくなっているようで、私はそっちの方が好きです。
作者からの返信
涼格朱銀様、沢山のコメントありがとうございます。
FLESHGOD APOCALYPSE、おっしゃるようにオケのアレンジには並々ならぬこだわりが窺えて、非常に聴き応えがありますよね。バンド側の存在感を支える超絶技巧ドラムとのマリアージュがいつ聴いても凄まじいです。
AMORPHISのゴシック要素というと、私は上手く言語化できないのですが、全体に漂う鬱々とした物悲しさみたいなものでしょうか。90年代頃にはまだ色濃かった呪術的な雰囲気も、うっすらとですが確かに残っている気がします。だいぶ現世に近付いてはいますけどね。
ORPHANED LANDはいずれどこかで紹介したかったというのもありまして、ここに無理矢理ねじ込みました。Steven Wilsonが関わったのはこれ一作だけだった記憶です。
NE OBLIVISCARISは新作のタイミングが前後してしまったので、こういう形になりました。聴き込んだ今ならば迷わず『Exul』を推します。
LOVEBITESの"Judgement Day"は再出発第一弾だったので、ファンはこのデキに安心したでしょうね。私がこのバンドを知ったときにはすでにこのアルバムは発売されていたので、私には特別な思いはないですが。
ちょうどこのアルバム発売1ヶ月後のライブ映像を収録したBlu-rayが届いたので観ましたけど、このアルバムからの選曲は少なかったものの、特に"Jugement Day"はライブのアレンジの方が良かったです。イントロとアウトロにベースソロを配置したのは、新しいベーシストをフィーチャーしたい意図はわかるけど、曲的にどうなの? と思っていましたが、ライブだと意外とうまく機能していました。
BLOODY TYRANTはちゃんと聴いてはいないバンドですが、元々は台湾の民族主義を燃え上がらせるような曲をやるバンドだったような。最近はなぜか和風なコンセプトで曲を書いてるんですね。
もともと琵琶が三味線の音と似ているとは思っていましたが、いまやあえて似せて弾いたりしていますね。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
LOVEBITES、いつ知ってもリスナーを虜にしてしまうインパクトのあるバンドですよね。メタルだから勢いで誤魔化しても許されるところをしっかり組み立ててくる姿勢に好感が持てます。
私はCHTHONICがきっかけで聴くようになった台湾のバンドですが、今回のBLOODY TYRANTとか、第3回で取り上げたCRESCENT LAMENTとか、何故だか親近感が湧くのですよね。節回しが演歌っぽいせいでしょうか。それほど演歌に馴染みがあるわけではないのですけど……。
カバー曲を探すのは好きです。カバー曲を聴けばそのバンドの実力が露骨に出ると思うんですよね。オリジナルと比較できるので。
coldrainの"Don't Speak"カバーは面白いですね。ちゃんと原曲を残しながらメタルになっている。
この曲をカバーしているバンドやアーティストは多く、メタルカバーも何曲か聴いたことありますが、メタルカバーの中では今まで聴いた中ではcoldrainが一番だと思います。他のカバーはちよっとやりすぎていたりするんですよね。グロウルを使っていたりとか。
VISION DIVINEはオリジナルよりもカバーの時に本気を出しているような気がするバンドなんですよね。何かに付けてカバー曲でこのバンドの名前を見かける。Helloweenトリビュートアルバムでも"Eagle Fly Free"をカバーしていましたし。なお、"Eagle Fly Free"のカバーの時のヴォーカルは元Rhapsody of FireのFabio Lioneでした。こう考えるとヴォーカルの入れ替わりの激しいバンドですね。
そして"Eagle Fly Free"はTWILIGHT FORCEもカバーしています。最近はLOVEBITESもカバーしてましたね。
"Rusty Nail"はDragonlandもカバーしていて、あれも日本語歌詞をほぼちゃんと歌っていましたが、ちょっと怪しいところもあったんですよね。VISION DIVINEの"Rusty Nail"は初めて聴きましたが、この発音は完璧ですね。
TURISASの"Rasputin"カバーは聴いたことがあります。こういう曲をやるバンドなのかと思ってオリジナルを聴いたら全然違ってびっくりしました。
なんでこのバンドはカバーの時に最もヴァイキングメタルらしさを出したんでしょうね。
Korpiklaaniが成功したのは、要するにオリジナルでこのタイプの曲を作ったからだと思うんですよね。……いや、よく考えたらKorpiklaaniも成功したと言えるほど売れたかどうか知らないですが。
VAN CANTOの"Battery"も聴いたことがあります。メタル界隈では当時話題になったカバーですね。
彼らの曲は何度聴いても「本当にエレキギター使ってないの?」と思ってしまいます。
カバー自体は、彼らはもともとこのスタイルでメタルをやっていますから、それを知っていればこのアレンジは予想が付くというか、彼らならやるだろうなという感じですね。初めて聴いた人には衝撃的でしょうけど。
私はVAN CANTOのカバーだと"Master of Puppet"の方が好きです。この曲の方がアカペラアレンジ映えすると思うんですよね。"Battery"ほどのインパクトはないかもしれませんが。
PAT BOONEのこのカバー曲の存在は知りませんでしたが、"Holy Diver"がいいというより、"In A Metal Mood: No More Mr.Nice Guy"全体がめちゃくちゃいいですね。
"You've Got Another Thing Coming"なんか原曲から大幅にアレンジされていますけど、たしかにオリジナルのテイストは残ってるんですよね。これだけ思いっきり変えていながら、アレンジしすぎて原曲が消滅している感じはない。
このアルバムのアレンジはどれもレベルが高いです。AC/DCのビッグバンドアレンジとか最高。
原曲のファンがこれをどう思うか知りませんが、そんなことはどうでもいいです。これは買います。……PAT BOONEの曲を買う日が来るとは思わなかったです。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
「Don't Speak」に言及してくださって嬉しいです。私が原曲好きな贔屓目もあるのでしょうが、coldrainのver.は一聴してハッとさせられたのですよね。とても素直でいいカバーだと思います。
「Rusty Nail」はやっぱり日本人の耳を引きますよね。細かいことを言うと、母音に挟まれた「s」の音が有声音の「z」になってしまっていますが、これは言語の特性上仕方ないです。それ以外は完璧です。
TURISASもヴァイオリンが重要なポジションを占めているバンドですよね。KORPIKLAANIも6thか7th辺りまでは随分聴きましたが、最近はちょっと追えていないので、久しぶりに覗いてみようと思います。
VAN CANTOの選曲は迷いましたが、単純に短くて聴きやすいのと、MVがある方にしただけだったりします。
PAT BOONEの『No More Mr.Nice Guy』は散々ネタ扱いされているのですが、本文でも書いているように、個人的には悪くないと感じていたのですよね。多分、リスナーに対して幅広いジャンルへの音楽経験値が求められる作品なのだと思います。それにしても即お買い上げの決断とは、お目が高いと言わざるを得ません。
陰陽座は活動休止していたと思うのですが、いつの間にか復活してたんですね。
私にとって陰陽座は今ひとつ物足りなくて、しかし、熱狂的なファンが多いからなるべくコメントを控えるようにしているバンドなのですけど、『龍鳳童子』の曲は今までよりいいような気がします。曲調は特に変わっていないですが、リフが良くなったような。
TWILIGHT FORCEは、昔はジャケも含めてしょぼいRhapsody of Fireっぽくて、そのチープさがいい味を出しているなあと思っていましたが、ジャケのドラゴンはクオリティアップしていますね。
あと、ヴォーカルもよりRhapsodyっぽくなったなあと思って調べてみたら、Alessandro Contiが加入したんですね。もはやジェネリックRhapsodyとは言えないバンドになってしまった気が。
音を聞く限り、おそらくオケも本物を使うようになったと思うんですけど、Unlucky Morpheusがバイオリン一本で曲にシンフォニック要素を付加できているのを聴いてしまった後だと、せっかくオケ隊を使いながらバックでしか使わないのはもったいないなあと思ってしまいます。
FOR I AM KINGは聴いたことがなかったですが、なかなかいいですね。
最初どこにギャップがあるかわかりませんでしたが、YouTubeでMVを観て理解しました。あのヴォーカリストの格好は天然なのか受けを狙っているのか、どっちなんでしょうね。いずれにしても面白いです。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントありがとうございます。
陰陽座『龍鳳童子』発売から大分経ちましたが色褪せませんね。最高傑作と言ってもいい気がしています。私が元々JUDAS PRIEST好きというのもありますが。
TWILIGHT FORCEに注目されましたか。私自身メロスピへの造詣が不足しているもので、この界隈のバンドの真価を理解できていないように感じます。まだまだ勉強中です。
余談ですが、あんきも……というよりJillの才能は素晴らしいですよね。メタル界にとって宝ではないでしょうか。もう人間国宝でいいと思います(勝手に認定)。
FOR I AM KINGを一行で説明は無理がありましたね。MV確認していただけて助かります。身も蓋もない例えをするとAngela期ARCH ENEMYフォロワーなのですが、所々突出した個性が窺えて興味深いバンドです。ビジュアルでの掴みもバッチリですしね。
挙がっている中で個人的に思い出深いのは、次点に入っているARCH ENEMY "Decievers"です。"Handshake With Hell"を試聴したとき、「ついにARCH ENEMYがクリーンヴォーカルを使うようになったか!」とすっごい喜んだのに、結局クリーンヴォーカルを使っていたのはこの曲だけだったというがっかり感。"Diamond Dreamer"はカバー曲なのでノーカウント。
アルバムの曲そのものは全体に悪くなくて、むしろ"Handshake With Hell"は、クリーンへの切り替えタイミングが曲の展開と合っていなくて、あまり効果的に使い分けられていないと思うんですけど(ハーフタイムのコーラスをクリーンで歌うように構成した方がいい気がする)、せっかくクリーンでも歌えるなら、使い分けたほうが絶対いいと思うんですよね。
たとえば"The Watcher"なんか、コーラスでクリーンに切り替えたらかなり効果的だと思うのになと、なんだか聴いていて残念な気持ちになったのを覚えています。
ただまあ、これからクリーンを巧みに使い分けるようになってきたら化けるかもしれないなと、期待を感じさせる一枚ではありました。
HIBRIAは最近チェックしていなかったのですが、"Me7amorphosis"はかなりいいですね。メンバーが脱退しまくってダメそうな雰囲気だったのですが、結局、楽器隊がリフレッシュされたことがいい方に影響したんですかね。こう言ったらなんですが、新体制の曲のほうが好きかもしれないです。
作者からの返信
涼格朱銀様、コメントをありがとうございます。
ARCH ENEMYについては、デス声で貫き通してほしい気持ちと、Alissaのスキルを活用しないのは勿体ないという気持ちの間で未だ揺れているのが正直なところです。
アルバム全体としての方向性はまとまっていたように思いますが、TOP10のインパクトには及ばず、次点とさせていただきました。
LoomisとAmott兄で、MEGADETHの大佐とMartyのようなギターバトルを演ってほしいなとずっと夢見ているのですが、今の流れからすると多分難しいのでしょうね。
一方のHIBRIAですが新体制、意外とこなれていていい感じですよね。流石に今から「Tiger Punch」のような勢い仏恥義理の曲を望むのは酷でしょうけれど、音楽性さえブレなければ今後も安定した高クオリティを期待できそうです。
ちなみに元Vo.のIuri Sansonは現在もETERNITY'S ENDという多国籍バンドでメロパワ道を爆走中です。第22回で紹介のMAJASTICEでもメインVo.として、未だ衰えぬ歌唱力を披露しています。HIBRIA末期での煮えきらない感じが嘘のようです。
とりあえずここまでで挙げられていて知らなかった曲は、名前だけ挙げられていたVEILED IN SCARLETやILLUSION FORCEなども含めてざっと聴きました。知っているバンドも、挙げられている曲は知らなかったので、結局は聴きました。なかなかいいですね。
今の私は、新たなバンドを探してはいるのですが、あんまり手を広げたいとも思っていないので、今回聴いた曲の大半は購入までには至りませんでしたが、手当たり次第に手を出していた学生時代だったらほぼ全部押さえていたと思います。
特にメタル系は、最近LOVEBITESを知ってライヴ盤含めて全曲購入したもので、だいぶ査定が厳しくなっています。あのレベルの衝撃を与えるのはかなりハードルが高いと思う。もう少し前だったらNORTHTALEあたりは買ってたかもしれないですが。
唯一購入したのは前にも書いたように、THANK YOU SCIENTISTです。ロックに弦楽隊やホーン隊が参加していることは珍しくないですが、弦楽器や管楽器がちゃんとロックしているバンドはそうないんですよね。たいがいはゲストとして「本当はクラシック(ジャズ)がやりたいんだけどなあ」感丸出しの演奏か、もしくは本人にやる気があってもバックトラックの代わり程度の仕事しか任せてもらえてなかったりするのですが、このバンドの曲はちゃんとロックに参加している。
かつ、無駄にバイオリンやサックスにディストーションをかけて、エレキギターの真似をしようとしていないのもいい。ディストーションをかけると楽器の個性が失われて、素直にエレキギターを使ったほうがマシになりますからね。
1曲試聴しただけでアルバム3枚全部買ってしまいましたが、間違いなかったです。
ついでに、コメント欄で他の方が言及されていた人間椅子もチェックしました。人間椅子は少し複雑過ぎる曲を書きがちで、私にとっては「うまいし、いいんだけど、買うまではいかないんだよなあ」という位置づけなのですが、やはり近作の多くもその傾向はありますね。
ただ、たまに突出していい曲を作ることもあって、挙げられていた「宇宙からの色」はかなり良いと思いました。調べた限り、この曲はベスト盤のみの収録みたいですね。25周年ベストと30周年ベストにのみ入っている。
慎重に試聴を重ねまくって出した結論としては、私のように人間椅子のファンじゃない人が、いい曲だけピックアップして聴いときたいと思うのであれば、『人間椅子名作選 三十周年記念ベスト盤』を押さえるのが良さそうです。これに収録されている曲はだいぶ聴きやすいものばかりです。たぶん、ディープなファンには物足りない選曲なんでしょうけど、私のような人にとってはありがたい。
また、このベスト盤にはアルバムに収録されていない「命売ります」「宇宙からの色」が収録されていて、これらがかなりいいので、この2曲があるだけで損はしないはず。
作者からの返信
涼格朱銀様、大変詳細なコメントをありがとうございます。
短い間に沢山聴いてくださったのですね。ILLUSION FORCEやNORTHTALEにも注目していただけたようで嬉しいです。確かに、LOVEBITESは私にとってもここ数年でとりわけ大きな発見の一つでした。
THANK YOU SCIENTISTについての分析、一言一言が的を射ていて頷かされます。これだけの個性と才能が集まって、しっかりと調和しているのは稀有なケースだと思います。
動画をチェックした限り、ライヴでの対応力にも長けたバンドのようです。ギターのアルペジオをヴァイオリンがピチカートで代用したり、キーボードパートをウィンドシンセで演奏していたり、ベーシストがリアルタイムでテルミンを操っていたり、視覚的にも飽きさせません。
ギターのTom Mondaはフレットレスギターの名手で――といっても私は他にRon Thalぐらいしか知らないのですが――プレイスルー動画で披露しているテクニックには目を見張ります。ともかく、気に入っていただけて紹介した甲斐がありました。
人間椅子に関してのご意見も、今後視聴する際の参考にさせていただきますね。多作なバンドはベスト盤の選択が大事ですものね。
1. 名刺代わりに【私的10枚×3】メタル/プログレ/その他への応援コメント
好きなアルバムの傾向から「なるほどね」と思えることは滅多にないので、見ていて面白かったです。たいがいの場合、こういうリストを見ても「ああ、そっち系か。あんまりよくわからんな」で終わるのですが。
同じパワーメタルでも、アメリカ系とヨーロッパ系ではだいぶ曲調が異なるので、好きなパワーメタルとしてMANOWARやRIOTを挙げるかANGRAやRHAPSODY OF FIREを挙げるかで、好きな曲の傾向は大きく変わるんですよね。
DRAGONFORCEあたりは両者の折衷なので、これを挙げられるとどっち系が好きなのか判断がつかないのですが、こうもはっきり傾向が出ていると無意味に嬉しくなります。
で、フェイバリットメタルにRiversideやPorcupine Treeあたりがないことから、プログレのベストにPink Floydがないのも予想できる。でも、次点にA.C.T.が入っているので、この系統は好きな曲筆頭には来ないものの、それなりに好きな方なんだろうなとは思います。
私はMANOWAR系はあんまり詳しくないので、この辺のバンドからのアルバムの選択が王道的なのか、それとも変わったチョイスなのかはわかりませんが、わかるバンドから選ばれているアルバムを見る限りでは、わりと王道的なチョイスなのかな、と予想しています。
私はファンからすると「は?」と思われるようなアルバムをベストに挙げることが多いです。私が好きなDREAM THEATERのアルバムは"Octavarium"、次点が"Falling Into Infinity"なので、あんまり人には言わないようにしています。もちろん人に勧める時は2ndか5thにします。
こういうとき、たいがいの人は知っているバンドにだけ反応して、知らないバンドは見なかったことにするもんですが、私は知らない曲は全部チェックしました。全曲聴いたら何時間かかるかわからんので、各アルバムから適当にピックアップしただけですが。
知らなかったのはその他のアルバムの数枚と、次点に挙がっていたFleshgod Apocalypse、HAKEN、THANK YOU SCIENTISTですが、THANK YOU SCIENTISTは"Mr. Invisible"を30秒試聴して即アルバム3枚とも買いました。ホーン隊がゲスト扱いではなく常駐しているのがすごくいい。
作者からの返信
涼格朱銀様、素晴らしく濃いコメントをありがとうございます。
分析が的確すぎて怖いぐらいですが、メタルの好みは概ねそんな傾向です。一にパワー、次にメロディぐらいの感覚でしょうか。勿論、挙げられている他のバンドもそれなりに好きですよ。
例えばANGRAはプログレメタルの文脈(『Temple Of Shadows』)から入った口ですし、DRAGONFORCEも「メロスピ食わず嫌い良くない」と思い立って聴いてみたらハマってしまいました。
プログレに関してもおっしゃる通りかもしれません。RIVERSIDE、PORCUPINE TREEともそこそこは好きで、A.C.Tはフェイバリット・バンドの一つです。難解なものは苦手なので、どうしても分かり易いメロディ偏重になってしまいますね。
知らないバンドまでチェックする探究心には素直に感服いたします。見習いたい姿勢です。THANK YOU SCIENTIST(第4回にて紹介)に反応してくれる方は初めてだったので凄く嬉しいです。
以降の回でも色々と語ってはいますが、見出しに挙げられているバンド名だけでも、何となく私の好みの傾向はお分かりいただけるかと思います。ひとまずはこの稿を真剣にお読みくださり感謝いたします。
COMUS の2nd『To Keep From Crying』は、実はマイフェイバリットでもあります。当時、MIKE OLDFIELD の『Tubular Bells』がヒットしたヴァージン・レーベルが、2匹目のドジョウを狙って売り出したバンドの一つだったと記憶しています。(だから 1st と作風が違うんだと思います)
GRYPHON の 2nd は、確かに『Treason』と違って牧歌的ですね。
友川かずきは、訛りが衝撃的ですね(^_^)。
作者からの返信
@windrain様、ありがとうございます。
COMUSの、しかも2nd推しとは! そんな裏事情があったとは驚きです。お教えいただいて非常にためになります。
GRYPHONは作風の変遷は激しいですが、きちんと流れになっているんですよね。個性もしっかりしていて大好きなバンドです。
友川かずき、ずっと紹介する機会を窺っていました。プログレ者としてマイベストな1曲はやはり「桜の国の散る中を」です。
オススメなだけあって、ALL FOR METAL 本当に良いですね! ほかのバンドも良いです。STRAY GODS は特に良かったです。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
気に入っていただけて嬉しいです。真野もALL FOR METALは未だ毎日のように聴いています。出勤前の気合い💪入れには最適です。
STRAY GODSはメイデン直系なので馴染み易いかもしれませんね。同じくヴォーカルがBruce DickinsonそっくりなICON OF SINなんかもオススメです。
さすが推すだけあって AVENGED SEVENFOLD は良いですね。ただ、「A Little Piece Of Heaven」でのホラーアニメーションはちょっと趣味が悪いのでは(^_^)。
そのほかのバンドも甲乙つけがたい良さでしたが、THEOCRACY は特に気に入りました。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
当時のA7Xはメタルでありながらメタルファン以外にも訴求しそうなキャッチーさを備えていました。本当に画期的でした。
「A Little Piece Of Heaven」についてはそういう世界観(※)です。ご了承ください。
※OINGO BOINGO≒Danny Elfman=ティム・バートン監督らの映画音楽を手掛けた人
THEOCRACYは日本だと注目度が高くありませんが良いバンドですよね。Matt Smithが発起人のチャリティプロジェクトPROJECT AEGISもシングルを3曲発表していますが、どれも素晴らしい出来ですよ。
今回、どれも良かったですが、PORCUPINE TREE の影響を感じる K'MONO と AVKRVST が特に気に入りました。
LUMSK も16年ぶりって・・・と思ったら女声ヴォーカルは2020年加入なんですね。
総じて「プログレの火は今でも消えてないなあ」と感じました。
作者からの返信
@windrain様、ありがとうございます。
現代プログレに与えたPORCUPINE TREEの影響力は計り知れないですよね。今回改めて感じました。
LUMSKは初期2枚のメタルテイストが抜けてすっかりプログレしてますね。ブランクを感じさせない一貫した姿勢が本物ぶりを思わせます。
今回は WYTCH HAZEL と FROZEN LAND がお気に入りでしたね。それにしても9年ぶりとか15年ぶりとかいう新作発表、驚きますね。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
今回はジャンル的にバランスよく集まった回で、何かしらお気に入りいただけると期待しておりました。バンドのファンとしては長く活動して新作までリリースしてくれるのは嬉しいですよね。
やっぱり DREAM THEATER の影響力って凄いですね。今回は ZERO SEQUENCE と THRILOKA がお気に入りでした。琵琶を使った COLD FAIRYLAND も面白かったです。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
DREAM THEATERは本当にそうですね。DONNY FATTAH PROJECTの紹介文を書くのには少し苦労しました(苦笑)。おっしゃられたバンドは真野も今回のために聴き返して「いいなぁ」と思いました。
鉄板ラインナップですね!
前回のもそうでしたけど、この辺は実家にアルバムたくさんあって聴きあさってたので、大好きです!
イイ!d( ´∀`)
作者からの返信
矢口衣扉様、ありがとうございます。
スッと口ずさめる曲ということで、結果的に王道アンセム勢揃いになりました。真野も好きな曲ばかりなので、気に入っていただけて嬉しいです。
メタルのアルバムが揃っているお家なんてとても素敵ですね。また気軽にコメント下さいませ。
今回、IRON MAIDEN が3曲と多いですね。私が持っていたのはファーストアルバムだったかな? 息の長いバンドですね。
やっぱりこの時代のヘヴィメタルが、私もしっくりきます。真野様に教えて貰った最近のも良いですけどね(^_^)。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
1stというとPaul Di'Anno時代ですね。パンキッシュだけどどこか捻くれたノリが懐かしくて、今でもたまに聴きたくなったりします。MAIDENもDi'Annoも健在なのが凄いです。
もっと主人公の年代を若くすれば最近のメタル曲まで出せたのでしょうけど、それはそれで収拾がつかなくなりますからね。悩みどころではありました。
何なんですかね、80年代90年代のこの安定感といいますか、安心感といいますか(^_^)。暑苦しかろうが何だろうが、安心して聴けてしまう不思議さ。いいなあ、このコレクション。
作者からの返信
@windrain様、ありがとうございます。
主人公が好む音楽ということで王道メタルに設定したのですよね。便乗企画ながら、おあつらえ向きのヘヴィメタル定番プレイリストになっていると思います。
感想いろいろありますが、まずはお礼を言わせてください。YES の新譜が出ていることを知りませんでした。前作から間もないし、まさかこんなに早く出るとは。
ANTHEM 頑張ってますね。TYGERS OF PAN TANG は John Sykes 在籍時に1枚買ってたような気がしますが、まだ活動してたとは。
今回の新しい発見は DAERIA でした。小気味よいサウンドですね。ICE AGE も良かったです。
作者からの返信
@windrain様、ありがとうございます。
YESにANTHEMにTYGERS OF PAN TANG……今何世紀だよ!? という感じですが皆様お元気で作品も高クオリティなのが凄いですよね。
勿論、今のバンドたちも次々といい作品を生み出していて、とてもいい傾向だと思います。
それから今回のDAERIA然り、スペイン勢のポテンシャルには毎度唸らされます(メタルもプログレも)。今後も注目していきたいところです。
個人的に JUDAS と OU と ARKITEKTURE が気に入りました。特に OU はヴォーカルが凄くて、じっくり聴いてみたいです。
作者からの返信
@windrain様、ありがとうございます。
JUDASは真野的に一番ツボに入ったバンドです。叙情派大好きっ子なので……分かりやすいプログレファンですみません。
OUとARKITEKTUREも長らく紹介の機会を窺っていた「手札」だったりします。後者は@windrain様の好みかもしれないなと薄々思っておりました。3組とも気に入っていただけて嬉しいです。
OUはこのバンド名なので検索しづらい(笑)ですね。再生リストの「Mountain」以外にもいくつかMVが上がっていますのでご参考までに。
OU - Travel (OFFICIAL VIDEO)
https://www.youtube.com/watch?v=8mle4vtHI4E
OU - Farewell (OFFICIAL VIDEO)
https://www.youtube.com/watch?v=SboaUdSEpzw
OU - Dark (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=mxKptoUNhrg
さすが最初に持ってくるだけあって、TANITH はライトな味わい(?)のヘヴィメタル、MAJESTY はまさに正統派と、聴きごたえがありました。
LYRRE で驚いたのが、「ハーディガーディ」という楽器です。こんなの見たことも聞いたこともない。非常に興味深い楽器・演奏でした。
ISILIEL の四字熟語のセンスにはびっくりですね。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
意図したわけではないのですがハードロック→ヘヴィメタル→デスメタルと順番に激しくなっていますね。
ハーディガーディ、真野はBLACKMORE'S NIGHTで知りました。今でもフォークメタル系ではちらほら見かけますが、マニアックには変わりないですね。
ISILIELは個人的にツボでした。メタラーの想定するサウンドの間隙を縫うような個性がグサッと突き刺さるのですよね。
OVERHEAD、ハマりました。まさしく「プログレメタルに染まったPINK FLOYD」ですね。
EXPLORING BIRDSONG は、ハーモニーが美しくて良いです。
ANDY STURMER は PUFFY のプロデュースをやってたんですね。
作者からの返信
@windrain様、嬉しいコメントをありがとうございます。
OVERHEADの今作は出色の出来で、見出しに採用するかどうか迷いました。でも今回はEXPLORING BIRDSONGとAndy Sturmerがいるのですよね。
おっしゃるようにAndy Sturmerは日本のアーティストにも曲提供などしているようです。
JELLYFISH時代のバンドメイトは以前紹介のTHE LICKERISH QUARTETほかで活躍しているのですが、Andy本人の活動が聞こえてこなかっただけに、新曲はファンにとって嬉しいサプライズでした。
CROWN LANDS は、長い曲を最初に持ってくるところが70年代 YES っぽくていいですね。
MARTIN MILLER は長めのギターソロで聴かせるところが良いです。テクも凄い。
確かに KARFAGEN より SUNCHILD の方がギターがフィーチャーされている分、聴きやすいです。
なるほど ISOBAR はギターが CAMEL っぽいですが、インストだけでこれほどの作品を作ってしまうところが凄いですね。
作者からの返信
@windrain様、ありがとうございます。
長尺曲やインストパートはプログレの華ですものね。KARFAGEN/SUNCHILDの絶妙な差異も確かに聴きどころです。
プログレは盛り沢山なので後半へ続きます。次回もお楽しみに。
編集済
どうしようブランク長すぎて全部分からない(滝)
カナダと言えばHarem Scaremを思い起こします。バンドで「So Blind」のコピーをして某女子大でライブした事があるのですが、当時はまだ雑誌『ヤングギター』にギターだけじゃなくて全楽器の楽譜が載っていた良き時代だったことを思い出しました。(遠い目)
あと、学園祭で「Change Comes Around」弾いてるバンドがありましたね。「Change Comes Around」の原曲を聴いた時は鳥肌モノで、世界一コーラスが美しいバンドかと思ってました。というか今でも一番目か二番目ぐらいに好きな曲かも知れません。
作者からの返信
麗玲様、コメントありがとうございます。
またまた貴重なお話をお聞かせいただき恐れ入ります。YGは真野も(ろくに弾けないくせに)買ってました……懐かしい。
HAREM SCAREMは日本でも人気があったらしいですものね。真野は激しめのメタルが好みなので、メロハーはたまに聴く程度なのですが、これを機に聴き返してみようと思いました。
どれもイントロから超絶技巧が爆発していますね。UNLEASH THE ARCHERS、PROTEST THE HERO、PYRAMID THEOREM が特に良かったですが、UNLEASH THE ARCHERS のPVはなぜかお笑い路線で、笑ってしまいました。どうしちゃったんでしょう?
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
おっしゃるように、いずれ劣らぬ技巧派ばかりですね。挙げられた3組ともメロディが耳を惹きます。メロディとテクニックはメタルの肝ですものね。
UNLEASH THE ARCHERS「Faster Than Light」は私も曲を先に聴いていたので、イメージの斜め上を行くMVには笑ってしまいました。メタルは堅苦しい音楽ではありませんし、きっとあれでいいのです。
いやあ、驚きました。前回のを「メタル・ベスト」、今回のを「プログレ・ベスト」としてリリースしたら良いんじゃないかと思えるほど、ハマってますね。
THE ALFEE の曲は有名なシングルしか知りませんでしたので、彼等がこれほどロックしているとは驚きでした。特にプログレ集は、曲の長さといい、インスト・パートのそれっぽさといい、コーラスの美しさといい、最高でした。
作者からの返信
@windrain様、ありがとうございます。
真野も「幻夜祭」に出会うまでは有名曲しか知らないニワカでした。ところがいざメタル/プログレ耳のフィルターを通して聴いてみるとご覧の通り、お宝の宝庫だったわけです。ありがたや~🙏
音楽ファンとしての喜びを共有できて嬉しく思います。機会があればまたこういった再発見企画もお届けしたいと考えております。
編集済
1. 名刺代わりに【私的10枚×3】メタル/プログレ/その他への応援コメント
MEGADETHはShe Wolf
JUDAS PRIESTはElectric Eye や Breaking The Low
辺りをバンドでコピーしてましたね。残念ながらバンド時代の音源無いですが
Painkillerは高校生の時、友人が剣道同好会の練習を邪魔する時にアコギで弾いて邪魔をしているのに悪乗りしたら竹刀を持った部員に追いかけられていたりました(笑)
最近はトンと音楽自体聴かなくなりましたが、懐かしくてまた聴いてみたくなる気分になりました。ありがとうございます。
私も名刺代わりということで20年ぐらい前にMIDIで作成・コピーした曲です。
宜しければお聴きください。(著作権は許可されています)
・JUDAS PRIEST~The Sentinel
https://www.youtube.com/watch?v=qPm38LudZGg
・VOW WOW ~Shock Waves~
https://www.youtube.com/watch?v=Rs6waJlCnaU
・VOW WOW ~Cry No More~
https://www.youtube.com/watch?v=Hxkiymgc9eQ
・LOUDNESS - RISKY WOMAN
https://www.youtube.com/watch?v=XrgHYrd4dKA
・SLY ~SLY ~
https://www.youtube.com/watch?v=msFCY3BLMKY
もし、SLYを御存じだとしたら相当なマニアかも知れません(笑)
作者からの返信
麗玲様、またまたコメントありがとうございます。楽しい思い出話までお聞かせいただいて嬉しく思います。
この『音楽室』本当に筆者が好き勝手書いているだけのエッセイですが、読者様の新しい音楽と出会う手助けや、懐かしい音楽を聴き返したりするきっかけとなれたのであれば幸いです。
YouTubeの方は後ほど伺わせていただきますね。SLYは寡聞にして存じ上げませんでした。こちらも合わせて聴いてみたいと思います。
はじめまして。
当方、学生の頃はメタルバンドのコピーをしていましたが、はじめてギターで弾けた曲がメリーアンだったので懐かしいですね。(と言ってもリアルで聴いた世代じゃないですが)
メリーアンはハードロックでよくあるパワーコードのリフだったので、他の曲をコピーする前に丁度良い練習になったと思います。
アルフィーのメタルといえば真っ先にJOURNEYを思い出しますが、後編ですかね?
作者からの返信
麗玲様、こちらこそはじめまして。コメントもありがとうございます。
音楽を深くを聴き込み実際に演奏までしていた方からすれば、私の見識などほんの浅はかなものです。音楽も文章も所詮下手の横好きでございます。あたたかな目で見てくださると助かります。
当エッセイで取り上げている曲やバンドのラインナップは完全に私の好みですので、お気に召さない点も多くあるかとは存じますがご容赦ください。ともあれご訪問くださりありがとうございます。応援まで頂き嬉しく思います。
この選曲を聴いたら、誰もがメタルだと認めざるを得ないでしょう。特に前半のシャウトが凄い。
私は「星空のディスタンス」もメタルでいいんじゃないかと思っております。これは後半も楽しみです。
作者からの返信
@windrain様、コメントありがとうございます。
アルバムごとに1曲ずつと決めていたので、より直球にメタルな「鋼鉄の巨人」を選出しましたが「星空のディスタンス」も確かに歌謡メタルしていますね。
後編のプログレにも力を入れております。どうぞご期待ください……!
今回も特に後半はマイナーすぎて、ネット検索してもろくに引っ掛かりません(笑)。GAMA の読み方は「ガマ」なんですね?
一番印象に残ったのは最後の MOBIUS でした。長い曲がどうしても70年代レトロを感じます。
WOBBLER と MERET も良かったですね。
作者からの返信
@windrainさん、ありがとうございます。
MVにガマガエルのキャラクターが登場しているので、多分そうだと思います。
探しづらいバントばかりで申し訳ないです。そのためのガイドとして毎回YouTubeの再生リストやSpotifyリンクをご用意しております。ぜひご活用ください。
今回はどれも真野の好みド真ん中のバンドばかり厳選いたしましたので、気に入っていただけてとても嬉しいです。
HAKEN と A.C.T と NE OBLIVISCARIS は、さすがです。日本のバンドも頑張ってますね。
個人的に FROZEN CROWN が特に面白いと思いました。
GENEVIEVE ARTADI は毛色の違ったサウンドで、ちょっとびっくりです。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
おすすめバンド気に入っていただけて嬉しいです。おっしゃるように国内組が元気あるな~と感じたので、3組とも見出しに採用してみました。
そうなのです。いつもメタル/プログレばかり紹介しておりますが、一応ほかのジャンルも合間に聴いていたりするのです。また気になるサウンドを見つけたら取り上げてみますね。
どのバンドも良いですが、特に AMORPHIS が良いですね。NE OBLIVISCARIS のバイオリンも印象的でした。
作者からの返信
@windrainさん、ありがとうございます。
全バンドお気に入りなので、そう言っていただけると嬉しいです。AMORPHISは去年のアルバム・オブ・ザ・イヤーにも選んだほどですし。NE OBLIVISCARIS、デスメタルにバイオリンのインパクトは絶大ですよね。
う~ん、これはアレですね、マルチプレイヤーすぎて、何が専門なのかわからないが故の知名度の低さ、とでもいいますか・・・。
楽曲を聴いて映像も見る限り、才能の凄さは間違いないんですけどね。ヴォーカルまでやられちゃうと、ドラムプレイが一番地味に見えちゃいますよね。本当は凄いのに。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
おっしゃりたいこと、よくわかります。私自身は彼がドラム(とボーカル)に専念しているSPOCK'S BEARD時代から追っているので問題ないのですが……。
でも、誰が何と言おうとファンなのです。Mike Portnoyとかもそうですが、ああいう「出たがり」「やりたがり」の賛否両論ミュージシャン、大好きなのです。
OPETH の存在は PORCUPINE TREE 経由で知っていましたが、どの作品から聴いたら良いのかわからなかったので、今回の情報は非常にありがたいです。
どの曲も素晴らしく、やはり聴いてみるべきアーティストです。
「Ending Credits」が演歌というのはわかります(^_^)。CAMEL の「Ice」を連想しました。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
もしデスメタルが苦手であればOPETHには純プログレのアルバムもあります。
今回紹介した『Damnation』や、『Watershed』後のアルバム、特に『Pale Communion』(2014)がおすすめです。
たとえデス声無しでもMikael Åkerfeldtの歌声・ギターの表現力には惚れ惚れしてしまいます。彼の奏でるPRSの芳醇な音色には本当に憧れます(なおお値段)。
LOVEBITES がめちゃくちゃかっこいいです!サウンドに惚れました!
SHREZZERS の Sax もかっこいい。
プログレでは DAMANEK が Cool ですね。ZOPP もいい。
作者からの返信
@windrainさん、ありがとうございます。毎度聴いてくださっているようで紹介のし甲斐があります。
LOVEBITES、新譜が出るのは知っていたので今回まで温存しておりました。前のフルアルバム『ELECTRIC PENTAGRAM』(2020)も今作に並ぶ最高傑作としておすすめいたします。
ほかにもタイミングを窺っているバンドが結構ありますので、これからも色んな形で取り上げていきたいと思っています。
「Moonlight Shadow」「Roundabout」は原曲に忠実ですね。「Roundabout」をギターを弾きながら歌うっていうのは驚異的です。
STEVE HACKETT が「Ripples」を女声ヴォーカルで演ったのは意外ですが、結構合ってますね。
「Hey Jude」は、言われなければ原曲に気づきませんね(^_^)。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
プログレの方は原曲重視で選んでしまった感がありますが、KOKIA版「Moonlight Shadow」のアレンジはオリジナルに並ぶぐらい好きだったりします。
Hackett/Gilbert両氏はギターテクだけでなく楽曲に対する理解度が凄いですよね。あちこちで客演しているのを聴いても思います。
南アフリカにはASSAGAI以外にも魅力的なプログレバンドがちらほらあるので、またいずれ取り上げてみたいです。
DRAGONFORCEの「Gloria」、日本語で歌っている部分があってびっくりしたんですが、VISION DIVINEの「Rusty Nail」は、まるっきり日本語というか、日本人が歌ってるとしか思えません。凄いですね。
BETWEEN THE BURIED AND MEは、「Three Of A Perfect Pair」をカバーしているとは。「Sleepless」とかもやってほしいですね。
VAN CANTOは驚天動地です。アカペラメタルって「あり」なんだ。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
一流の歌手はやはり耳も良いらしく、他言語でもサラリと歌いこなしたりしますね。イタリア語はとくに日本語と発音が近いところがありますので。
KING CRIMSONはディシプリン期では「Indiscipline」をTRANSATLANTICがカバーしていたぐらいでしょうか、私が知っている範囲だと。
VAN CANTOのようなスタイルのバンドはほかにもあるみたいです。ドラムパートも口で演奏(ボイパ)しているのは聴いたことがあります。
YEZDA URFA、本当に『Relayer』期のYESっぽいですね。ヴォーカルが Jon Anderson っぽいですし。
U.K. は、正式なアルバムは全部持ってます。Allan Holdsworth は好きなギタリストなんですが、Eddie Jobson のサウンドとは合わなかったんですね。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
ボーカルに全体の印象が引っ張られる現象ってありますね。GENESISフォロワーとか全員ピーガブ声な気がします(暴論)。
『U.K.』にせよ『Relayer』にせよ、メンバー間の激しい主張のぶつかり合いにより生まれた名盤なのだとしたら、ラインナップが短期に終わるのも宿命なのでしょうね。
一気に拝読させていただきました。
以前はメタルも聴いていたので気軽に読み始めてみたのですが、真野さんのポイントを押さえた説明が上手すぎて、今回を機にまた色々聴いてみたくなりました(๑>◡<๑)
プレイリストはめちゃくちゃありがたいです。これからしばらくはテレワーク&執筆のBGMとしてお世話になります!
陰陽座はずっと好きで今でもよく聴いてます(//∇//)
作者からの返信
月本 招さん、コメントありがとうございます。
月本さんの『カクヨムで爪痕を残すためにど素人がやった100のこと』や短編の方も楽しく読ませていただいております。私から見たら雲上人のような作家さんでも相当な努力や工夫を重ねてらっしゃると知り、身が引き締まる思いです。
この『音楽室』は真野の趣味全開で書き連ねているだけのエッセイですが、お役に立てて嬉しく思います。
陰陽座は読者の皆さんお気に入りみたいですね。文章を通じて「好き」を共有できること、とても励みになります。
BLACK STAR RIDERS は知りませんでしたが、THIN LIZZY の遺伝子と聞いては聴かずにはいられません。Scott Gorham が THIN LIZZY を続けているっぽい話は聞いていたのですが、ここに関わってましたか。確かに THIN LIZZY っぽさが感じられますね。
陰陽座は以前買ってました。また聴きたくなりました。
作者からの返信
@windrainさん、いつもありがとうございます。
BLACK STAR RIDERSはソロでも活躍しているRicky Warick(Vo)のセンスが大きいと思います。溢れ出る「らしさ」を3分前後に詰め込む手腕が実に素晴らしいです。
国内のメタルはLOVEBITESやGALNERYUSの新作は勿論、注目の新プロジェクトも控えているので楽しみです。
・SEBASTIAN HARDIE、3枚持ってますが、WINDCHASEの方がいい感じです。
・ETHOSは曲によってYESっぽいのがありますね。キーボードがYES在籍時のPATRICK MORAZっぽかったり。(いずれもYouTubeにありました)
・1970年代のプログレは、やはりその時代っぽい味付けですね。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
SEBASTIAN HARDIEは復活作の『Blueprint』(2012)がWINDCHASE~ソロ含めたキャリアの集大成的な良盤でしたね。Mario Millo奏でる甘いトーンのギターはいつ聴いても最高です。
欧米にしろ日本にしろ同時代に共通した空気感みたいなものは確かに感じます。後追いから音楽を好きになった自分にとって'70年代の音像は永遠の憧れです。
MEDINA AZAHARA は、確かに I POOH に近いサウンドですね。
MÄGO DE OZ にはヴァイオリニストがいるんですか?メタルには珍しい気がします。
それにしてもスパニッシュメタル、やっぱりクセツヨですね(^_^)。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
今回の中ではMEDINA AZAHARA、TAIFAは特にクセツヨ枠としてお送りしています。
チュニジアのMYRATHやイスラエルのORPHANED LANDのようなオリエンタルさとは違った、あくまでヨーロッパに根差した独特の味があるのですよね。みんな違ってみんな素晴らしい!
フォークメタルにはヴァイオリン(フィドル)やフルート、アコーディオンあたりは割と標準搭載な気がします。これが東洋のバンドになると二胡や馬頭琴になったりするわけです。フォーク=民族音楽ですからね。
なるほど、フォークメタル特集……いずれやってみるのもいいかもしれません。
LIV MOON、『DOUBLE MOON』を持っていたのですが、現在行方不明です(^_^)。復活していたとは知りませんでした。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
LIV MOON、今作は以前にも増してメタル感マシマシで聴き応え充分です。
アルバム・オブ・ザ・イヤーでも挙げたULTIMA GRACEもそうですが、歌を中心に組み上げるジャパメタの構造とシンフォニックメタルとの相性の良さを今回再確認した次第です。
PORCUPINE TREEの『CLOSURE / CONTINUATION』は、私もイマイチな印象でした。前作『THE INCIDENT』よりはましかな(「Time Flies」は名曲でしたが)、という感想です。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
上位と次点との差は自分が「ふと気がつくと手が伸びている」アルバムかどうかで判断しました。
PORCUPINE TREE、おっしゃっていたようにColin Edwin不参加は私も気になりました。でもSteven Wilsonらのスタジオ風景(動画)を見てしまうと「あぁ、やっぱり良いな~」となってしまうチョロいファンです。
曇ヶ原聴きました!スゴテクですね、良かったです!
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
紹介した甲斐がありました。
ANEKDOTENは私も好きなバンドなので、曇ヶ原、聴いてみたいと思います。
作者からの返信
@windrainさん、ありがとうございます。
曇ヶ原、ぜひぜひ。演奏風景も必見です。
金属恵比須、なんか持ってたなと思い、調べたら『ハリガネムシ』でした。ダミアン浜田陛下のプロジェクトに参加していたとは知りませんでした。
作者からの返信
@windrainさん、コメントありがとうございます。
金属恵比須、真野はDHC経由で知りました。Key.を前面に出した「いかにも」なプログレでありながら、70sハードロックにも立脚した「面白渋い」バンドだと思います。
1. 名刺代わりに【私的10枚×3】メタル/プログレ/その他への応援コメント
すみません、ここの存在を今まで気づきませんでした。
やはりYESは『Close To The Edge』、CAMELは『Breathless』ですか。私のフェイバリット・アルバムでもあります。
ELTON JOHNは、ちょっと意外でした。私も好きな曲があるんですけど。確か、KING CRIMSONのヴォーカル・オーディションを受けて落ちた経歴があったと思いますが、CRIMSONは無理だけど必ず成功するみたいなことを、ROBERT FRIPPに言われたんじゃなかったかな。
作者からの返信
@windrainさん、ありがとうございます。
お好きな時に気軽にお読みいただければ幸いです。
KING CRIMSONの件は失念……いや初耳かもしれません。興味深い情報ありがとうございます。
ELTON JOHNの初期アルバム群は不思議と耳に馴染むのですよね。1stは勿論、Jean-Luc Ponty参加の4thもお気に入りです。
『Goodbye Yellow Brick Road』の収録曲はDREAM THEATER(冒頭曲)やTRANSATLANTIC(タイトル曲)もカバーしていますし、プログレとの相性は上々だと思います。
コメント、失礼いたします。
私、回り回って歳の近い人間椅子の大ファンです。
LINEのBGMは「宇宙からの色」です。
世界に通用するプログレ(サバス系)が日本にもいるというのがもう、嬉しくてたまりません(´皿`)
作者からの返信
蒼翁(あおいおきな)さん、コメントありがとうございます。
音楽趣味的にご近所様でらっしゃいましたか。
人間椅子、もちろん存じ上げておりました。これまであまり掘り下げていませんでしたので、これを機会に聴いてみたいと思います。
6. 近年のお気に入り6選【その他ジャンル】(前半)MAMAS GUN/YOUNG GUN SILVER FOX/THE REIGN OF KINDOへの応援コメント
ここでしたか、YGSFのレビュー。
Mamas Gunも聴いてみたいです。
作者からの返信
小川初録様、わざわざ探し出してお越しくださり恐縮です🙇御作エッセイにYOUNG GUN SILVER FOXの名前を見付けて、つい嬉しくなってコメントしてしまったのですよね。勿論、MAMAS GUNもおすすめいたします💖