応援コメント

42. パワーメタルの血脈【メタル】ANGRA/HIBRIA/SABATONほか」への応援コメント

  •  同じパワーメタルでも、アメリカ系とヨーロッパ系ではだいぶサウンドが異なり、私はアメリカ系のパワーメタルはあんまり馴染みがないのですが、今回のはまさしく私がよく聴く方の領域ですね。


     知らなかったのはSPELLBLASTだけですね。

     5thアルバムのテイストがAVENGED SEVENFOLDっぽいというのは、よくわかります。確かに全体的になんとなく似てる。私は特にTr6"The Dancing Plague"にそれっぽさを感じました。あのメタルに無造作に別の要素をぶち込んでいく感じはA7Xっぽい。でも、他の曲もそれぞれにそれっぽいところがあるんですよね。
     ただ、A7Xのベースはエモコアなのに対して、このバンドはエモコアがルーツにないように感じます。おっしゃるようにIRON MAIDENベースですよね。これがアメリカとヨーロッパのテイストの差で、面白いところです。

     ざっと聴いた感じだと、初期は若干イマイチですが、近年はだんだんうまくなってきていますね。
     私はひとつ前のアルバム"Of Gold and Guns"が好きです。ジャケからして西部劇でいい。


     HIBRIA、ANGRAのブラジル勢は名盤からの紹介で、文句のない安定度ですね。
     ただ、"Temple Of Shadows"が人気なのは、ちょっと私には意外なんですけどね。複雑めの曲が多いアルバムなので、聴く人を選びそうな気がするのですが。プログレメタルからあのアルバムに行くのはわかるんですが、パワーメタルが好きな人があのアルバムを気に入るとは。
     私は人に勧める時は、とりあえずもっとシンプルな"Rebirth"でワンクッション置いてから"Temple Of Shadows"かミニアルバムの"Evil Warning"、という流れが多いです。ただ、"Evil Warning"はもはや入手困難で、MP3販売もしていない状態になってしまいましたが。


     VISION DIVINEについては前にも書きましたね。聴く度にヴォーカルが変わり、何かとカバー曲で見かけるバンド。カバーの時の方がなぜか本気度が高いような気がする。そういうところがイタリアらしい。
     今回、Spotifyを活用して年代順に聴きましたが、初期よりも近年のほうがうまくなっていますね。

     "Angel Of Revenge"は初めて聴きましたが、これ、最新アルバムのどの曲よりも良くないですか? なんで収録しなかったんだろ。
     ……と思ったら、どうやら海外盤にはボーナストラックとして収録されているようです。日本盤は未収録。なんじゃそりゃ。
     ただ、海外盤は1枚組なので、2枚組の国内盤に収録されていない曲が多数あります。特に"Rusty Nail"のカバーは日本盤ボーナストラックとしてのみ収録。
     それを考えると結局、国内盤+シングルという買い方しか選択肢がなさそう。


     SABATONは、近年は北欧っぽさが薄れた感じがしますが、紹介されている"The Art Of War"あたりの時期だとミリタリー系だけど北欧ヴァイキングっぽさがあるテイストのバンドなんですよね。
     "The Art Of War"の頃のほうが個性的だったのですが、今の方がうまくなっているので、どっちを取るかは悩ましいところ。


     CRYSTAL VIPERは昔のしか聴いていませんでしたが、近年はいろいろやるようになったようですね。アルバムの中でも曲によってスタイルが大きく変わる。
     このバンドは、演奏はともかく、音質がこもり気味なのがいつも気になるんですけど、ずっとこんな感じなので、たぶんわざとやってるんでしょうね。何の意図があるのかはわかりませんが。70年代志向のバンドがわざとアナログ音質っぽくするのと同じことなのか。

    作者からの返信

    涼格朱銀様、コメントありがとうございます。

    SPELLBLASTは、往年のA7Xファンである私の好み優先で5thを選ばせていただきましたが、4thも充分に魅力的です。まさにマカロニウエスタン風のジャケにも惹かれます。

    ANGRAについては、以前どこかでコメントしたかもしれませんが、私はプログレメタルという括りから入っていますので、『Temple Of Shadows』を挙げるのは必然でした。

    そしてこのANGRAやVISION DIVINEをきっかけにパワーメタル方面へと目覚めるので、順序が逆なわけです。ややこしくて申し訳ありません。

    そのVISION DIVINEですが、おっしゃるように近作の方が楽曲も演奏も素晴らしいです。特に、雑なところのあったOlaf Thorsenのギタープレイが急激に上達しているのが、掛け持ちのLABYLINTHの方でも確認できます。

    「Angel Of Revenge」はどうしても何らかの形で取り上げたかった曲です。最新アルバムも悪くはないどころか、むしろ良盤なのですが、全てが噛み合った一曲の前には不幸にも少し霞んでしまいますね。

    荒々しさを取るか、洗練を取るか、攻撃性と技術の両立を求められるメタルにおいては究極の選択になりますよね。どのバンドも2nd~4thあたりに名盤が集中しているのは、そのバランスの難しさゆえなのだと思います。

  •  どのバンドも素晴らしいです。個人的には、プログレ畑で育ってきたのでキーボードが入っている VISION DIVINE が特に良かったですが、SABATON のライブパフォーマンスには圧倒されました。大観衆のノリも素晴らしい。そして『Last Stand』、いかにもヘヴィメタルのテーマにふさわしい。じっくり聴いてみます。

    作者からの返信

    @windrain様、コメントありがとうございます。

    VISION VIDINEはVo.をMichele Luppiが担当している、

    3rd『Stream Of Consciousness』
    4th『The Perfect Machine』
    5th『The 25th Hour』

    が特にプログレ色が強めです。ご参考までに。

    SABATONにもご注目いただけたようで嬉しいです。アルバム全体のクオリティとしても『The Last Stand』(←「The」が抜けていることに今気付きました。修正しておきます)は、やはり秀逸だと思います。