切ない青春だとしても悔いなき日々を
- ★★★ Excellent!!!
響は海月が自殺で死のうとする場面に出くわします。そんな中、彼女は僅かな光を見るのです。海月は拓馬と静香と出会い、響とともに楽しい日々を過ごしていきます。
選択というのは、どこかしらで変わるのも。
未来というのはわからないから知りたくなるもの。ですが、知ってしまうものとなると、それはそれでつまらなくもなり、自分の首を絞めることにもなります。
せめて四人の時間が楽しいことであること。彼らが前に進められますように。
読んでいると光景が映像のように流れて、表現は朝焼けの海辺のよう。
ネタバレフィルターをかけさせていただいておりますが、詳細はご自分の目で読んで確かめて見ていただきたい。
切なくも、暖かい青い春とも言えるお話です。