切ない青春だとしても悔いなき日々を

響は海月が自殺で死のうとする場面に出くわします。そんな中、彼女は僅かな光を見るのです。海月は拓馬と静香と出会い、響とともに楽しい日々を過ごしていきます。

選択というのは、どこかしらで変わるのも。
未来というのはわからないから知りたくなるもの。ですが、知ってしまうものとなると、それはそれでつまらなくもなり、自分の首を絞めることにもなります。
せめて四人の時間が楽しいことであること。彼らが前に進められますように。

読んでいると光景が映像のように流れて、表現は朝焼けの海辺のよう。

ネタバレフィルターをかけさせていただいておりますが、詳細はご自分の目で読んで確かめて見ていただきたい。
切なくも、暖かい青い春とも言えるお話です。

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