問題だらけ? いいえ、必死に彼らは足掻いて生きているだけなのです


諸々により精神病である鬱病を患ったルーク、職場と故郷から去って、彼が再就職果たした先は、ルークとは異なるといえど精神病を患うメンバーであった。
口悪い魔術師のログマ。
槍使いの酒飲みのカルミア。
弓使いのケイン。
治癒術師のウィルル。

あらすじにある簡易の紹介通りに、まさに癖が強そうな彼ら。
でも、ルークを含めた彼らの話を追っていると、彼らの精神病について知れることもあります。その精神病に関わること自体が、彼らの過去に起因しているもの。最初は少し読みづらそうと思っても、ルークの行動や彼らの前に歩もうとする姿みて読み進めてしまいます。転げても前に向かって足掻いて進む彼らを見守っても良いと思えてきます。

また現実にも精神病あるからこそ、精神病を少しでも知りたい方にもおすすめできる作品です。ただの異世界ファンタジーと侮ることなかれ。自分は他の人にも勧めたいほどの物語です。

必死に足掻いて生きようとする彼らのお話、一読してみてはいかがでしょうか?


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