アイドルは茨の花道

レビューをすることはおろかネットに書き込みをするのも初めてでして、読みづらい文章になっていると思いますが予めご了承いただければ幸いです。

これまでアイドル界隈の情報にほとんど触れたことがありませんし、オシを真剣に応援し追いかけるといった経験もありません。ですがこちらの作品を拝読して、テレビなどでご活躍のアイドルの方々を何やら感慨を持って眺めるようになりました。「あー、カメラの前で歌い踊るこのあどけない少年少女たちもそれぞれに人知れず努力を重ねて、色んな葛藤を抱えているのだろうか…」などなど。

それほどにこちらの作品には、これまでアイドルというものに興味のなかった人にも関心を抱かせてる力強…続きを読む

（※序盤展開のネタバレが若干含まれますが、皆々さまへPRしたすぎるあまり、ネタバレなしカテゴリでレビューすることをお許しください）
自らアイドルヲタクを標榜される作者さまの作品。
高校生アイドル・咲羅の活動を、ファン兼幼なじみで親友（かつアイドルヲタク）の樹里の視点から支える長編小説です。
とても長い連載作品で、私もまだ序盤しか読めていませんが……胸が締め付けられるような思いになる、チカラのある作品です！

とにかくアイドル活動は過酷！メンバーの自殺未遂、誹謗中傷、リストカット、センター争い、果ては待ち伏せされて刃傷沙汰まで。
アイドルに詳しくない私には『怖い世界じゃ…』としか思えませんが、…続きを読む

展開が早くするすると読みやすい文章ですが、リアルな描写やシリアスな場面もあり気付いたらのめり込んで読んでいました。
そして登場人物の女の子たちが可愛い。一度でもアイドルにはまったことのある人なら、きっと応援したくなるような女の子たちが次々出てきます。
全体としては、なんか癖になる不思議な魅力をもった作品。ぜひ一読ください。

華々しい舞台、煌めく笑顔。
皆を楽しませる歌声、応援するファンたち。
あの子はみんなのアイドル。

そんなアイドルの裏側、なんとも言えない生々しさと、
周囲を取り巻く人の優しさ。
辛くもあれば癒される事もある。

アイドルは偶像である。
その裏側には等身大の、現実を生きる少女がいる。
それがありありと表現されていました。


アイドルでもタレントでも、応援する誰かがいる人に、
一度読んでもらいたい、そんな作品でした。

※一先ず、第5話まで読んだ時点のレビューです。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（214文字）

よくあるアイドル推しものと思って読み始めたのですが、単なる推しものじゃなかったです。
アイドルの闇(真実こんなことが起きてるかどうかは知りませんが)が生々しく書かれ、優雅な白鳥の水面下にフォーカス当てているような作品。

そんな中でもがく2人の姿が印象的で、心情もすごく伝わってきます。
アイドルものが好きな方はもちろんですが、現代ドラマが好きな方などにもオススメです。
女性アイドルにほとんど興味のないレビュアーが楽しく読めたことを併せてご報告しておきます。