概要
生者が思念で動くように、死者は無念でこそ動く。
「第五回こむら川朗読小説大賞」に参加しています。
戦場だろうとどこだろうと、ふたりぼっちだと思ったらふたりぼっち。そんな感じの話です。
ルビを振るのも、括弧で括るのも、傍点を打つのも、楽しいですよね。ずっとできそう。
戦場だろうとどこだろうと、ふたりぼっちだと思ったらふたりぼっち。そんな感じの話です。
ルビを振るのも、括弧で括るのも、傍点を打つのも、楽しいですよね。ずっとできそう。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!凄惨な戦場の光景の中にいる『君』
兵と兵とが激しくぶつかり合う戦場、その奥に控える『君』の物語。
あるいは、というか正確には、その脇に侍る『おれ』のお話。
この『おれ』が一応主人公ではあるのですけれど、でも実質的に『君』が行動の主体となっている場面も多く、つまりは事実上の二人称小説です。
普通に「君が」「君は」と二人称体で書かれていて、でもそれがこんなにも自然というのがもうすごい。
ひたすらこの『君』について語られているので、『おれ』についての情報が最終盤まで明かされないところが好きです。
叙述トリック的、といえばそうなのですけれど、でもそう言ってしまうと語弊があるかも。
別に引っかけやミスリードを目的とし…続きを読む