概要
ひょんなことからカズキは〈イロハネ〉という神のゲームに選ばれアイヴィスと融合する能力を手に入れる。
〈イロハネ〉のゲームに勝った者が新たな時代を作る。それは体的な技術・産業に基盤レベルの革命を起こし、いわば世界観を設定する権利を得られるバトルロイヤル!
そんな彼の前に現れたのは、神によって生み出された〈アクマ〉の少女。
少年の葛藤と苦悩、そして淡い恋心が長瀬カズキの運命を翻弄する。
※なおこちらの紹介文は一部 福来一葉 さまから頂いております。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人間ドラマ+近未来ファンタジー!こんな物語今まで見たことがない!
この物語はAIVISというアンドロイドが存在する世界が舞台です。AIVISは人間の生命活動とよく似た仕組みで生きており、機械療法という方法で修理します。カズキはその機械療法士を目指す学校に通っています。彼の傍にはいつもエルという可愛いメイド型AIVISと忠犬の様なAIVISがいるのです。
どこか影のある少年カズキはある日「イロハネ」というゲームに巻き込まれていく事になります。
このゲームに勝てば自分が望む「セカイ」を手に入れることが出来る。そんな望まぬ戦いに巻き込まれていくカズキ……。
物語の設定が個性的で、生物学の裏付けを感じさせる緻密さがあります。あり得ないけど、あり得るかもと思わせ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!新世界の創造を賭けたゲームと新しい機械生命体の形。その時、彼は。
人の形をしたロボット、アンドロイド。この世界でAIVISと呼ばれるその存在を治療するという職業、機核療法士を目指す学生、カズキ。
カズキは様々なAIVISと出会い、時に対話し、時に治療し。その相対する様は、まるで一個の対等な知的生命体として扱うかのよう。
そう、この物語でAIVISはアンドロイドというより『新しい機械生命体』と見るべき存在であり、行き過ぎた愛情を持つ病んデレAIVISなどの個性すらも散見するのです。
それらAIVIS達を、どうしても他の人達のように道具と認識しきれないカズキは、やがて大きな世界の創造に関わるゲームに巻き込まれて行く。
その先で悩み、理解し、そして進む。
練り…続きを読む - ★★★ Excellent!!!機械を治療する、独創的な世界観。……ですが魅力は他にも盛りだくさん!
舞台は、アイヴィスというアンドロイドが存在する近未来。アイヴィスは人間と同じように病気を患うことがありますが、それを治療する機械療法士《レイバー》を目指す少年が、〈イロハネ〉という神のゲームに巻き込まれ、アイヴィスと融合する能力を手に入れます。
生物学を交えた独創的な世界観が魅力的で、幅広い層に支持される、少年漫画のような作品だと感じました。
◇
というようなレビューをひっそり書き進めていたのですが、お話が進む毎に他にも魅力的な要素が続々と登場し、とうとう私の語彙力では簡潔に言い表せなくなってしまいました!
少年漫画のような爽やかさはそのままに、ツンデレヒロインが登場したり、謎が謎を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!噛めば噛むほど惹き込まれます
作り込まれた世界観と登場人物たちと、それらを巧みに表現する文章力が秀逸です。
オリジナルの用語に加え、科学や生物など専門的な知識が出てきて最初は少しとっつきにくいかもしれませんが、先に書いた通り文章力がそれらを解決してくれます。読んだ文章がそのまま脳内で綺麗に再生してくれるくらい読みやすいと私は感じました。
もちろん文章の読み易さだけでなく登場人物たちもみんな魅力的です。ただここに関してはレビューなのに何を言ってるんだって感じですが、私がいうよりもとにかく読んでもらいたい!私はスカイライナーとエルが好きです。
他の作品に比べるとヒロインの登場は遅めかな?と思いますが、そこが気にならないくら…続きを読む - ★★★ Excellent!!!圧倒的描写力による魅力的世界観の、素晴らしすぎる作品!
舞台は人型や動物型などの様々な機械生命体と共に暮らしている、どこか近未来のような世界。主人公はこの世界ならではの特殊な職業に就く為に学ぶ学生。彼の日常を追いながら、次第に物語の謎が解明されてゆく、そんなワクワクする作品です。
素晴らしい部分ばかりのこの作品ですが、やはり個人的に最も引き込まれたのは「世界観」でしょうか。「この世界に行きたい!」と思わせてくれるほどに、しっかりと「世界」が存在しています。
世界観が魅力的な作品として、どうしても専門用語が多く登場しますがどれも受け入れやすく、疑問に思った次の瞬間には解説してもらえる上に説明くさくもなっていない。なのでどんどん物語の中へと迎え入れ…続きを読む - ★★ Very Good!!人と人工生命体が共生する社会
人と人工生命体が共生する社会。
人と同じように人工生命体も病気になる。
人工生命体を治療するための職業も存在する。
主人公は人工生命体を治療する職業につく専門的な学校に所属し、学校は受注した治療依頼を生徒に課題として対応を課す。
教師が同伴し、生徒の適性を見極めながら現地で指導にあたる。
人工生命体は様々なタイプが実用化されており、時には病気によって制御不能に陥り、大きな被害がでることもある。
そのような手に負えない状況に陥った現場に駆けつけて、自らの特性を元にした装備と共に人工生命体を治療していくのが主人公の所属する学校の生徒や先生、プロ達のお役目。