第15話
「ありがとう、でもそんなに気負わなくて大丈夫よ?」
とガーネットが赤い魚に優しく言った
「だってこのあいだは助けられなかった」
下向きに泳いでいる姿が落ちこんでいるようだ
「このあいだって?」
アルミナが2人を見た
ラズライトとガーネットは顔を見合わせる
「……もしかしたら、三騎士のこと?」
ラズライトが魚たちに尋ねた
「そうだよ!ぼくたちが姫さまのこと守りたかった」
「???」
アルミナはとても困惑している
「ふー」
ガーネットが溜息をついてから話し出した
「こないだ、私たちを守ると言い張る人魚たちが来たのよ、男性のね。人間みたいな体ででも魚なのよ、不思議だったわ。」
顔に左手をあてている
また溜息をついてから続けて話し出した
「守る、守ると三騎士が言い寄ってきたのは求婚のためね」
「だから、突き返してやったわ」
ラズライトが食い気味に付け加えた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。