第16話
「ぼくたちが三騎士から守るもん!」
今度は黄色い魚が言っている
「ありがとう」
にこやかにラズライトが言っている
「けれど、もう二度と来ないと思うわ」
真面目な顔で付け足した
「なんで?」
と緑の魚が聞いた
「それはもう……」
ガーネットがラズライトを見ながら話している
「しーーーーっ」
と言いながらラズライトが唇に人差し指をあてている
その横から
「お姉ちゃんのことだから、こっぴどく振ったんでしょ?」
とアルミナの声が聞こえた
アルミナの口を背後から素早く押さえるラズライト
「聞かなかったことにして」
とにこやかに魚たちに言っている
アルミナはまだ何か言いたいのかラズライトの手を一生懸命どかそうとしている
「わかった!」
素直な魚たちは元気よく返事をして旋回している
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。