第4話
「えぇ、ミルキーオパールの王子ですって。面白味にかけるわ。」
「確かに、あそこはキレイすぎるもの、もうちょっとこう……。」
手で、うにゃうにゃっと表現している。次女の表情も、うにゃうにゃっとしている。
岩に座っていた次女の表情とは、似ても似つかないほど愉快な表情である。
「えー、それなら私が……。」
アルミナが、そろりと割り込んくるのを次女が手で制した。
「お姉さまがお決めになったことよ、手も口も尻尾も挟まない。」
「えーーー。」
アルミナが両腕を後ろに突き出して抗議した。
「『えー』じゃない!」
次女が両腕でバツ印を作っている。
「はーい。」
アルミナは、とても不満そうに、尻尾を振って後ろを向いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。